リモートワークや外出先での作業が増えた今、「タブレットでOfficeを使いたい」と考える人が急増しています。ノートPCほど重くなく、スマホより作業がしやすい。その絶妙なバランスが人気の理由です。
この記事では、Word・Excel・PowerPointなどOfficeを快適に使えるタブレットを厳選して10台紹介します。実際の使い勝手や特徴も交えながら、あなたの用途にぴったりの1台を見つけましょう。
Officeをタブレットで使うときに知っておきたい基本
まず押さえておきたいのが「どのタブレットでもOfficeが同じように使えるわけではない」という点です。
Officeには主に3つの使い方があります。
- WindowsタブレットでPC版Officeをインストール
- iPadやAndroidタブレットでアプリ版を利用
- WebブラウザからOffice Onlineを使う
Windowsタブレットは、PCとまったく同じOffice（Word・Excelなど）をフル機能で動かせます。マクロや関数、詳細なレイアウトなども問題なし。仕事でがっつり使うなら一番おすすめです。
一方、iPadやAndroidタブレットではアプリ版Officeを利用します。Microsoft 365の契約があれば編集機能も開放され、クラウド連携でスムーズに作業できます。アプリは軽快に動く一方で、細かい機能が省略されているため「簡単な編集やチェック」向きです。
どの環境でも、OneDriveなどのクラウドストレージを併用すると、家でも外でも同じファイルを扱えてとても便利です。
タブレットでOfficeを快適に使うためのポイント
Officeをストレスなく動かすために、スペック選びも重要です。
1. 画面サイズは10インチ以上
WordやExcelでは、セルや文字をしっかり見たいですよね。10インチを超える画面があると、細かい表やレイアウトも確認しやすく、視認性がぐっと上がります。特にPowerPointを扱う人には必須レベルです。
2. メモリとCPUは余裕を
Officeは複数アプリを同時に開くことが多いので、メモリは8GBあると安心です。CPUはIntel CoreシリーズやApple Mシリーズ、Snapdragon上位チップなどが快適に動作します。
3. キーボード対応は外せない
長文入力や表作成にはキーボードが必須です。専用キーボードが使えるモデルを選ぶか、Bluetoothキーボードを用意しておきましょう。
4. バッテリーは10時間前後
移動中やカフェ作業で電源を確保できないことも多いので、10時間以上持つモデルだと安心です。
Officeが快適に使えるおすすめタブレット10選
ここからは、Office用途に特に向いている人気の10モデルを紹介します。実用性・性能・コスパのバランスを重視しました。
1. Microsoft Surface Pro 9
Windowsタブレットの代表格。フル機能のOfficeをそのまま動かせます。タイプカバー（専用キーボード）を付ければ、まさにノートPCのような操作感。出張や外出先で本格的に仕事をしたい人に最適です。
2. Microsoft Surface Go 4
軽量で持ち運びやすいWindowsタブレット。Officeがプリインストールされているモデルも多く、学生やテレワーカーに人気。価格を抑えつつも、Word・Excel・PowerPointをしっかり使いたい人にぴったりです。
3. Apple iPad（第10世代）
iPadOS対応のOfficeアプリが充実しており、Apple Pencilとの組み合わせで手書きメモも快適。Microsoft 365を使えば編集も自由。ビジュアル資料を扱う人にもおすすめです。
4. iPad Air（M2搭載）
M2チップで処理能力が大幅アップ。ExcelやPowerPointの大きなファイルもスムーズに動かせます。Smart Keyboard Folioとの相性も良く、軽快なモバイルワークに最適です。
5. Lenovo Yoga Tab 13
キックスタンド付きで自立する便利なAndroidタブレット。大画面ながら軽量で、マルチウィンドウ操作も快適。Officeアプリとの相性も良く、会議資料の閲覧やレポート作成にぴったりです。
6. Lenovo Tab Plus
リーズナブルな価格でコスパ抜群。基本的なOffice編集なら十分対応できるスペック。クラウド保存を中心に使う人や、サブ端末として持ち歩く人に人気です。
7. Samsung Galaxy Tab S9
有機ELディスプレイの美しさとパフォーマンスを両立。DeXモードを使えば、デスクトップPCのような操作感でOfficeが利用可能。スタイラスで図表や注釈も簡単に書き込めます。
8. Amazon Fire Max 11
低価格ながらブラウザ経由でOffice Onlineを問題なく使用可能。軽い文書作成やスケジュール管理には十分。コストを抑えたい人の入門モデルです。
9. ASUS Vivobook Slate 13
Windows搭載でフル機能Officeに対応。付属ペンとキーボードが使いやすく、会議メモやプレゼン作成に向いています。デザイン性も高く、ビジネスシーンにマッチします。
10. HP Spectre x360 14
タブレットとしてもノートPCとしても使える2in1タイプ。第13世代Core i7を搭載し、どんなOffice作業もスムーズ。在宅勤務と外出作業を行き来する人におすすめの万能機です。
OSごとのOfficeの違いを理解して選ぶ
ここで一度整理しておきましょう。
Windowsタブレットは「PC版Officeをそのまま使う」ので、互換性や操作性は抜群。一方で、iPadやAndroidはアプリ版が中心になります。WordやExcelの基本機能は十分使えますが、マクロや複雑な関数を使う人には物足りない場面もあるでしょう。
ただ、最近のアプリ版Officeはかなり進化しています。特にMicrosoft 365契約ユーザーであれば、スマホ・タブレット・PCどの端末でもシームレスにファイル編集が可能です。「データの共有・共同作業を重視したい」人にはむしろ向いていると言えます。
在宅・外出先で快適にOfficeを使うコツ
どんなに高性能なタブレットでも、使い方次第で効率は変わります。ここでは作業を快適にする工夫をいくつか紹介します。
- クラウド連携を活用する：OneDriveやDropboxを使えば、デバイス間のファイル移動が不要に。自動保存でデータ紛失も防げます。
- 外付けキーボードを常備：Bluetoothタイプなら複数端末で使い回せます。
- ペン入力を活かす：Apple PencilやSurface Penでメモや図形を手書きすると、思考整理が早くなります。
- マルチウィンドウを活用：資料を見ながらWordを編集するなど、タブレットでもPC並みの効率が可能です。
まとめ：Officeが使えるタブレットで仕事もプライベートも快適に
「Officeが使えるタブレットおすすめ10選！」として紹介してきましたが、最終的な選び方は「どこで・どんな作業をしたいか」で決まります。
がっつり作業するならWindows系、軽い編集やチェックならiPad・Android系がバランス良し。
在宅でも外出先でも同じようにOfficeファイルを扱える環境があれば、仕事の生産性は確実に上がります。
お気に入りの1台を見つけて、どこでも快適にWordやExcelを操りましょう。
