タブレットといえば10インチ前後のサイズが主流ですが、「もっと大きな画面で映画を見たい」「資料や画像を広々と表示したい」という人も多いですよね。そんなニーズに応えるのが“20インチタブレット”という存在です。この記事では、大画面ならではの魅力や選び方のポイント、そしておすすめモデルを5つ紹介します。
自宅での作業や動画鑑賞がグッと快適になる、大画面の世界を一緒に見ていきましょう。
大画面20インチタブレットの魅力とは?
まずは、20インチクラスのタブレットがもたらすメリットを整理してみましょう。
一番の魅力は、なんといっても「圧倒的な画面の広さ」。ノートPCを超えるサイズのディスプレイは、映像の迫力や作業効率を一気に引き上げてくれます。動画視聴では細部まで鮮明に見え、写真編集やイラスト制作では広い作業領域を確保できます。
また、文字やアイコンが大きく表示されるため、目の疲れを感じにくく、長時間の閲覧にも向いています。家族で動画を観たり、会議資料を複数人で共有したりする際にも便利。いわば「持ち運べるモニター」として使えるのが20インチタブレットの醍醐味です。
どんな人に向いている?
20インチクラスのタブレットは、一般的な携帯型タブレットと違い、据え置き前提の設計が多いです。
つまり「どこでも使えるモバイル端末」というより、「デスクやリビングで快適に使う大画面デバイス」という位置づけ。
おすすめなのは、次のような人です。
- 映画やドラマを大画面で楽しみたい
- 写真・動画編集などのクリエイティブ作業をする
- Web会議やプレゼンで複数人に画面を見せたい
- ノートPC代わりに大画面で資料を確認したい
持ち歩きよりも「快適さ」を重視する方には、まさに理想的な選択肢です。
20インチタブレットを選ぶときのポイント
1. 解像度と表示品質
20インチもあると、フルHDではドットが目立つこともあります。できれば4K対応や高解像度ディスプレイを選ぶと、映像や写真が格段に美しく表示されます。
2. OSの種類
Android系・Windows系・独自OSなどモデルによって異なります。
仕事やOffice系アプリを使いたいならWindowsタブレットが便利。
動画視聴や簡単な操作中心ならAndroidモデルでも十分です。
3. ペン・タッチ対応
イラストや設計などを行う人は、ペン入力対応モデルを選びましょう。
精度の高いデジタイザーペンに対応しているモデルなら、紙のような描き心地を実現できます。
4. 接続性・拡張性
USB-Cポート、HDMI出力、Bluetooth対応など、周辺機器との接続がしやすいかチェック。
外付けキーボードをつなげれば、PCライクな使い方も可能です。
5. 据え置きの安定性
サイズが大きいぶん、スタンドや設置場所の安定性も重要です。
角度調整ができるスタンド付きモデルなら、作業姿勢に合わせて快適に使えます。
20インチ前後のおすすめタブレット5選
ここからは、実際に20インチクラスで注目のモデルを紹介します。どれも用途が異なるので、自分の目的に合った1台を見つけてください。
① VAIO Tap 20
かつて話題になった、20インチ液晶を搭載したWindowsタブレットの先駆け的存在。
スタンド付きの一体型デザインで、タッチ操作とキーボード操作の両方に対応します。
- OS:Windows
- 特徴:家庭用PCとタブレットを融合。動画鑑賞から資料作成まで幅広く対応。
- ポイント:画面を寝かせて使えるため、デジタルボードのような使い方も可能。
据え置きで使うなら、いまだに根強い人気を持つ一台です。
② Panasonic Toughpad 4K
業務用の高性能モデルとして知られるToughpadシリーズ。
中でも20インチ・4K対応モデルは、映像・設計・医療分野などで活用されています。
- OS:Windows
- 特徴:超高解像度(3840×2560)、堅牢設計、プロユース向け。
- ポイント:価格は高めだが、画質と耐久性は業界トップクラス。
プロフェッショナル向けの大画面タブレットを探している人におすすめです。
③ HIDISC 20インチ電子メモパッド
こちらは少し毛色が違う“電子メモパッド”。
OSは搭載していませんが、軽量で手軽に書き込みができる大画面タイプです。
- 用途:メモ、スケッチ、教育用ボードなど
- 特徴:電池駆動で薄型。筆圧検知にも対応し、感覚的に書ける。
- ポイント:リーズナブルで導入しやすい。
本格タブレットというより、アイデアスケッチやメモ用として便利な1枚です。
④ 大型Androidタブレット(産業・教育向けモデル)
近年では、20〜22インチ前後のAndroidタブレットも一部メーカーから登場しています。
タッチ操作がスムーズで、展示・案内・教育などの現場に導入されることが多いタイプ。
- OS:Android
- 特徴:シンプル操作、マルチタッチ対応、据え置き利用に最適。
- ポイント:Google Play対応モデルを選べば、一般アプリも利用可能。
業務用途だけでなく、家庭の共有端末としても活躍します。
⑤ 21.5インチ一体型タッチPC(代替モデル)
厳密には「タブレット」ではないものの、21〜22インチクラスのタッチ対応一体型PCもおすすめ。
Windows搭載で、タッチ操作やペン入力ができるため、実質的に大画面タブレットとして使えます。
- OS:Windows
- 特徴:高性能CPU搭載、Office利用も快適。
- ポイント:HDMI入力で外部ディスプレイとしても使える。
据え置きで作業中心の人には、このタイプが最もバランスが良い選択肢です。
大画面タブレットの使い方いろいろ
20インチタブレットは、使い方次第で“生活の中心デバイス”になり得ます。
たとえば──
- 動画・映画鑑賞:自宅でホームシアターのような迫力を楽しめる。
- テレワーク:Web会議と資料を並べて表示でき、作業効率が向上。
- イラスト制作:ペン入力対応なら、紙感覚で描ける。
- 家族共有端末:リビングでスケジュールやレシピを確認するハブに。
大型モニター並みの画面サイズをタッチ操作できるのは、このクラスならではです。
注意点とデメリットも理解しておこう
もちろん、20インチタブレットには注意すべき点もあります。
- 持ち運びが難しい:重量が重く、携帯性はほぼゼロ。
- 価格が高め:4K対応など高性能モデルはコストがかかる。
- 電源依存:据え置き前提で、バッテリー非搭載の製品も多い。
- 製品数が少ない:一般向け市場では希少で、選択肢が限られる。
このため、スマホや小型タブレットのような感覚で購入すると「思っていたのと違う」と感じることもあります。
購入前に、使用シーンを明確にイメージしておくことが大切です。
まとめ:20インチタブレットで快適なデジタルライフを
「20インチタブレットのおすすめ5選!」として紹介してきたように、大画面タブレットは従来のモバイル端末とは違う使い心地をもたらします。
映像を迫力満点で楽しみたい人、作業効率を高めたい人、そして家族でシェアできるデバイスを探している人にはぴったりです。
携帯性よりも“快適性”を重視するなら、20インチクラスの大画面タブレットを選んでみましょう。
一度その大きさに慣れると、もう小さな画面には戻れなくなるかもしれません。
