タブレットを毎日使う人にとって、充電器選びは地味に大切なポイントですよね。
「純正の充電器より速く充電したい」「出先でもサッと充電できるものが欲しい」「安全性も気になる」——そんな悩みに応えるべく、今回はタブレットにぴったりのおすすめ充電器を10モデル紹介します。
USB PD対応やGaN(窒化ガリウム)技術採用モデルなど、最新の急速充電トレンドもわかりやすく解説します。
まず知っておきたい:タブレットの充電器を選ぶポイント
タブレットの充電は、スマホよりも電力を多く必要とします。
そのため、出力が足りない充電器を使うと「なかなか満充電にならない」「発熱する」などの不具合が出ることもあります。
選ぶときにチェックしたいのは、次の4つです。
- 出力(W数):30〜45Wが目安。大型タブレットなら45W以上。
- 急速充電規格:USB Power Delivery(PD)対応が基本。
- 安全性:過電圧・過熱・短絡(ショート)防止機能付きが安心。
- ケーブルの対応W数:60W以上対応のUSB-Cケーブルがベスト。
特に「USB PD対応」は必須といっていいほど重要です。
接続した機器の電力要求に応じて出力を自動調整するので、過充電を防ぎつつ最速でチャージしてくれます。
GaN(窒化ガリウム)採用モデルのメリット
最近話題の「GaN(ガン)」とは、従来のシリコン素材よりも効率よく電力を制御できる次世代素材です。
これを使った充電器は小型・軽量ながら高出力を実現できるのが魅力。
出張や旅行の際にも持ち運びやすく、発熱も少なく安全性も高いと評判です。
つまり、コンパクトさとパワーの両立を求めるならGaNモデル一択。
サイズ感は昔のスマホ充電器とほぼ変わらず、65Wクラスの高出力が出せる製品も増えています。
タブレットの充電に必要な出力はどれくらい?
「W(ワット)」数は充電スピードを左右する要素です。
基本的な目安を押さえておくと選びやすくなります。
- 20W〜30W:小型タブレットやスマホ向け
- 30W〜45W:一般的なiPadやAndroidタブレットに最適
- 45W〜65W:iPad Pro、Galaxy Tab Sシリーズなどのハイエンド機種に
- 65W〜100W以上:ノートPCや複数機器を同時に充電したい人に
タブレットだけ充電するなら30〜45Wクラスで十分。
ただしノートPCやスマホも同時に充電したい場合は、65W以上を選んでおくと余裕があります。
タブレットの充電器おすすめ10選
ここからは、信頼性・安全性・使いやすさのバランスが良い人気モデルを紹介します。
いずれもUSB PD対応で、タブレットの急速充電にしっかり対応しています。
1. Anker 511 Charger(Nano Pro)20W
コンパクトで持ち運びやすい1ポートタイプ。
iPad miniなど小型タブレットにぴったり。過熱防止機能付きで、軽量かつ安全。
2. Anker 313 Charger(45W)
45W出力のUSB PD対応モデル。
iPad AirやGalaxy Tabに最適で、純正品よりもコンパクト。GaN技術採用で安定性も抜群。
3. Anker 735 Charger(Nano II)65W
3ポート搭載の人気モデル。
タブレット・スマホ・PCを同時に充電可能。
旅行や出張時に「これ1台で全部済む」という安心感があります。
4. UGREEN Nexode 65W
シンプルで高級感あるデザイン。
USB-C×2+USB-A×1の3ポート仕様で、複数デバイスの急速充電が可能。
GaN採用で発熱も少なく、長時間使用でも安心。
5. Belkin BoostCharge Pro 45W
Apple公式認定のPD対応モデル。
純正と同じ品質基準を満たしつつ、ケーブルの着脱もしやすい設計。
安定性重視のユーザーにおすすめ。
6. AUKEY Omnia Mix 65W
軽量ながら高出力の人気モデル。
スマホ・タブレットを同時に使う人にちょうど良いパワー感。
シンプルなデザインで職場にも馴染みます。
7. Baseus GaN2 Pro 65W
コスパ重視派に人気。
高出力ながら価格が抑えめで、複数機器の同時充電にも強い。
海外旅行にも対応する電圧仕様で汎用性も高いです。
8. CIO NovaPort DUO 45W
日本ブランドの高評価モデル。
2ポート搭載で、スマホとタブレットを同時充電できる。
発熱を抑えた設計と安心のサポート体制が魅力。
9. ELECOM EC-AC65W
家電メーカーらしい安定性と安全設計が特徴。
PSE認証・過電流保護など安全機能がしっかりしており、家庭用として安心して使えます。
10. RavPower RP-PC133 65W
安定性とデザイン性を兼ね備えた定番モデル。
折りたたみプラグで携帯性が高く、PD3.0対応でタブレットもスピーディに充電できます。
充電器と一緒に見直したい「ケーブル選び」
意外と見落とされがちなのがケーブルの性能。
せっかく高出力の充電器を使っても、ケーブルが対応していないと速度が出ません。
特に45W以上の出力で使うなら、5A対応・e-Markerチップ入りのUSB-Cケーブルを選びましょう。
また、安価なケーブルの中には規格を満たしていないものもあるため、信頼できるメーカー(Anker・Belkin・ELECOMなど)を選ぶと安心です。
タブレット充電器を選ぶときの注意点
・「出力が高ければ速くなる」と思いがちですが、タブレット側が対応していなければ意味がありません。
・充電器の差し込み口(ポート)が多いタイプは便利ですが、同時に複数充電すると1ポートあたりの出力が下がることがあります。
・安すぎる製品は安全機能が省かれている場合も。PSEマークなどの認証を確認しておきましょう。
・高温環境での使用は発熱の原因になるため、布団の上などでの充電は避けてください。
これらを守るだけで、タブレットのバッテリー寿命や安全性は格段にアップします。
自分に合った充電器の選び方まとめ
- 外出が多い人 → 軽量でGaN採用モデル
- 自宅やオフィス用 → 複数ポート搭載タイプ
- スマホもPCも充電したい人 → 65W以上の高出力モデル
- 安全性重視派 → PSE認証・過熱保護付きの国内メーカー品
タブレットの充電器は、単なるアクセサリーではなく“機器を守るための道具”です。
安定した電力を供給することでバッテリーの負担を減らし、長く快適に使い続けることができます。
タブレットの充電器おすすめ10選!安全で急速充電できるモデル紹介
最後にもう一度ポイントを整理しましょう。
タブレットの充電器を選ぶときは「USB PD対応」「出力30〜45W以上」「GaN技術」「安全機能」の4つが基準です。
これらを満たしたモデルなら、急速充電と安全性の両方を兼ね備えた理想の1台が見つかります。
あなたの使い方に合った充電器を選んで、タブレットライフをもっと快適に。
お気に入りの1台で、どこでも安心してフルパワーの充電を楽しみましょう。
