ランニングを始めたばかりの人にとって、最初の一歩は「どんなウォッチを使えばいいの?」という疑問から始まります。スマホでも記録はできるけれど、走りながら取り出すのは不便だし、正確なデータを取りたいならやっぱりランニングウォッチが便利。
その中でも特に人気が高いのが ガーミン(Garmin)。精度の高いGPSと使いやすさで、多くのランナーから信頼を集めています。ここでは、初心者にぴったりなガーミンのモデルを比較しながら、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
ガーミンがランニング初心者に選ばれる理由
まず、なぜ数あるランニングウォッチの中でガーミンが選ばれるのか。その理由は「正確さ」と「シンプルさ」にあります。
ガーミンはもともとGPS機器メーカーとしてスタートした企業。航空や海洋分野でも使われる高精度な測位技術を持っています。その技術がランニングウォッチにも活かされており、距離やペース、ルートの計測精度がとても高いのです。
また、初心者でも迷わず使えるシンプルな操作性も魅力。複雑な設定をしなくても、ボタン一つでランを開始できる手軽さがあります。スマホ通知や歩数計、心拍計など、日常でも使える機能が豊富なので、ランニングだけでなく生活全体の健康管理にも役立ちます。
初心者におすすめのガーミンモデル3選
ここでは、これから走り始める人に特に人気の高い3つのモデルを紹介します。価格・機能・使いやすさのバランスを中心に見ていきましょう。
Garmin Forerunner 55
初心者に最もおすすめの定番モデルが Garmin Forerunner 55。軽量で付け心地が良く、GPS精度も高い。走った距離・時間・ペース・心拍数を自動で記録してくれます。
このモデルの特徴は「ちょうどいい機能量」。
PaceProというペースガイド機能で、走るスピードを一定に保つサポートがあり、無理なく走り続けることができます。また、トレーニング提案機能では、その日の体調に合わせたおすすめメニューを自動で提示してくれるのも嬉しいポイント。
バッテリーはスマートウォッチモードで約14日間持つので、毎日充電しなくても安心。走りたいときにすぐ使えるのも大きな魅力です。
Garmin Forerunner 45 / Garmin Forerunner 45S
「まずは価格を抑えて試したい」という人には Garmin Forerunner 45 シリーズ がピッタリ。
必要最低限のランニング機能をしっかり備え、使い方もとてもシンプル。GPS、心拍計、歩数計が一体になっており、アプリ「Garmin Connect」と連携すれば走行履歴を簡単に振り返ることができます。
サイズは2種類あり、手首が細い人にはGarmin Forerunner 45Sがちょうど良いフィット感。軽くて邪魔にならないため、日常使いにも最適です。
ただし、Garmin Forerunner 55と比べるとトレーニングサポート機能やバッテリー持続時間が少し控えめ。そのため、続ける自信がついたら上位モデルへのステップアップを検討しても良いでしょう。
Garmin Forerunner 165 / Garmin Forerunner 265
最近注目を集めているのが、2024年に登場した Garmin Forerunner 165 と Garmin Forerunner 265。
どちらも鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用し、日差しの下でも見やすいのが特徴です。
165は初心者〜中級者向けで、トレーニングレディネス(身体の回復度や睡眠の質を考慮して「今どれくらい頑張れるか」を数値化)といった便利機能を搭載。
265は音楽保存やランニングダイナミクス(フォームや接地時間の分析)など、本格的に走り込みたい人に向いています。
初めはGarmin Forerunner 55、慣れてきたらGarmin Forerunner 165やGarmin Forerunner 265に乗り換える、というステップアップの流れもおすすめです。
初心者がランニングウォッチを使うメリット
スマホアプリでもランを記録できるのに、なぜランニングウォッチがいいのか? それは「走ることに集中できる」からです。
腕時計型なら、走りながらすぐにペースや心拍を確認でき、スマホのようにポケットから取り出す手間もありません。
さらに、GPSで正確な距離を測定できるので、ペース配分の感覚をつかみやすく、効率的に成長できます。
また、心拍数をベースにしたトレーニングができるのも大きな利点。オーバーペースを防ぎ、怪我のリスクを減らせます。
データを可視化することで「今日は少し速く走れた」「このペースで5km完走できた」といった達成感も得られ、モチベーションの維持に繋がります。
ランニングウォッチを選ぶときのポイント
初心者がガーミンを選ぶときにチェックしておきたいポイントは5つあります。
- 軽さとサイズ感
走っているときの付け心地はとても大事。Forerunner 45Sや55のように軽くて薄いモデルがおすすめ。 - バッテリーの持ち
充電の手間が少ない方が継続しやすい。少なくとも1週間以上持つモデルを選ぶと安心。 - GPS精度
建物の多い街中や木陰でも正確に測位できるか。ガーミンはこの点が非常に優秀。 - 心拍計の精度
トレーニングの負荷を正しく把握するために重要。ガーミンの光学式心拍センサーは高評価です。 - 操作のしやすさ
初心者なら、タッチ操作よりも物理ボタンの方が誤操作が少なくおすすめ。
これらのポイントを押さえて、自分のランニングスタイルに合ったモデルを選びましょう。
ステップアップを見据えたモデル選び
ランニングが習慣化してくると、自然と「もっと走りたい」「記録を伸ばしたい」と思うようになります。そのときに「もう少し機能が欲しい」と感じる人も多いでしょう。
そんなときは、上位モデルへのステップアップを考えるのもアリ。
Garmin Forerunner 165やGarmin Forerunner 265のようにトレーニング負荷や回復状態を数値化できる機能は、効率的な練習に役立ちます。
また、音楽機能付きモデルならスマホを持たずに音楽を聴きながら走れるので、モチベーションもアップ。
ただし、最初から高機能モデルを選ぶと使いこなせないこともあります。まずはシンプルなGarmin Forerunner 55あたりから始めて、必要に応じてステップアップしていくのが失敗しにくい方法です。
ガーミンを使うときの注意点
どんなに高性能でも、完璧なデバイスはありません。
特にGPS計測は環境によって多少の誤差が出ることがあります。高層ビル街やトンネルでは測位が不安定になる場合もあるので、目安として使うくらいの気持ちでOKです。
また、心拍数は汗や装着位置によっても変わるため、数値を鵜呑みにせず体感と合わせて判断しましょう。
そして何より大切なのは「データを見すぎない」こと。数字はあくまでサポート。走る楽しさを忘れないのが一番です。
初心者におすすめのガーミンランニングウォッチまとめ
ランニングをこれから始めたい人にとって、ガーミンのランニングウォッチはとても頼もしい相棒になります。
- シンプルに始めたい人 → Garmin Forerunner 45 / Garmin Forerunner 45S
- バランスよく使いたい人 → Garmin Forerunner 55
- 将来的にステップアップしたい人 → Garmin Forerunner 165 / Garmin Forerunner 265
どのモデルも、正確なデータ計測と快適な操作性でランニングを支えてくれます。
何より「走るのが楽しくなる」感覚を味わえるのがガーミンの魅力です。
まずは手に取って、自分のペースで一歩を踏み出してみましょう。
そして、その一歩を確かな記録として残していくこと。それが、あなたのランニングライフの始まりです。
初心者におすすめのガーミンランニングウォッチは、正確さと使いやすさの両立が魅力。
自分に合ったモデルを選んで、走る楽しさをデータで感じてみてください。
