「ガーミンのスマートウォッチでモバイルSuicaを使えるって本当？」
そんな疑問を持っている人、最近増えています。
実はGarminウォッチの一部モデルでは、Suicaが正式に使えるようになっていて、スマホやカードを取り出さずに改札やコンビニ決済ができるんです。
この記事では、ガーミンでモバイルSuica（Garmin版Suica）を使う方法、対応モデル、設定手順、注意点をまるっと解説します。
手ぶら通勤・ランニング・お出かけをもっと快適にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
ガーミンでモバイルSuicaが使えるようになった背景
Garminは、GPSやスポーツ機能に強いスマートウォッチブランド。
ランナーやゴルファー、アウトドア愛好者を中心に支持を集めています。
そんなGarminが2020年、ついに**Suica対応（Garmin Pay Suica）**を開始しました。
これにより、「スマホもカードも持たずに、腕時計をかざすだけで改札通過・買い物決済」が可能になったのです。
もともとGarmin Payは海外でクレジットカード非接触決済として展開されていましたが、日本向けにFeliCaチップを搭載し、交通系ICカード「Suica」に対応したのが大きな転換点です。
日本ユーザーにとって、これ以上便利なアップデートはありません。
GarminでSuicaを使うメリット
GarminでSuicaを使うと、こんなに便利です。
- 手ぶらで移動・決済ができる
改札もコンビニも腕をかざすだけ。スマホを探したり、ポケットからカードを出す手間がありません。 - ランニングや通勤でスマート
ランニング中に飲み物を買う、出勤時に改札をスムーズに通るなど、シーンを選びません。 - スマホを持たなくてもSuica決済が可能
スマホをロッカーに置いて走りたい人にも最適です。 - Garmin特有の高耐久＆防水設計
汗や雨にも強いので、屋外での利用も安心。
Suica対応モデル一覧（2025年最新版）
GarminのすべてのモデルがSuica対応ではありません。
対応機種にはFeliCaチップが搭載されており、日本正規モデルのみがSuicaを利用できます。海外モデルは非対応です。
主な対応シリーズ
- fēnix 6：fēnix 6 / 7 / Pro など
- fēnix 7
- Venu：Venu / Venu Sq / Venu 2 / Venu 3
- Venu Sq
- Venu 2
- Venu 3
- vivoactive 4 / vivoactive 4S
- vivomove Style / vivomove Luxe / vivomove Trend
- Approach S62 / Approach S70（ゴルフ向け）
- Legacy Series：Star Wars・Marvel コラボモデルなど
最新の対応情報はGarmin公式サイトで随時更新されています。
購入時は必ず「日本版／Suica対応」の記載を確認してください。
Garmin版SuicaとスマホのモバイルSuicaの違い
ここで重要なのが、「GarminのSuica＝モバイルSuicaと同じではない」という点です。
よく混同されがちですが、仕組みが異なります。
主な違い
- 別アカウント扱い
スマホのモバイルSuicaをそのままウォッチに移すことはできません。Garmin用に新しいSuicaを発行します。 - 定期券機能は非対応
Garmin Suicaでは定期券が利用できません。定期を使う人はスマホSuicaを継続しましょう。 - 残高・履歴は共有されない
スマホ側の残高をウォッチに移すこともできません。 - チャージ方法が異なる
Garminでは「Garmin Connectアプリ」経由でチャージします。支払いはGoogle Payなどのクレジットカード連携で行います。
つまり、GarminのSuicaは**交通・買い物専用の“簡易版Suica”**と考えると分かりやすいです。
とはいえ、日常の改札やコンビニ利用には十分。スマホを出さなくていいのはやはり便利です。
ガーミンでSuicaを使うための準備
使う前に、以下の3つを準備しましょう。
- Suica対応ガーミンウォッチ
購入時に日本版であることを確認。 - スマホにGarmin Connectアプリをインストール
ウォッチとペアリングしておく。 - Google Pay対応のクレジットカード
Suicaチャージに使います（Visa、Mastercardなど日本国内発行カード推奨）。
これで準備完了。次は実際の設定手順です。
GarminウォッチでSuicaを設定する手順
ここからは、Garmin Connectアプリを使ったSuica登録方法を解説します。
ステップ1：ウォッチをアプリに接続
Garmin Connectアプリを開き、ペアリング済みのウォッチを選択します。
ステップ2：「Garmin Pay」メニューを開く
メニューから「Garmin Pay」を選択。
「カードを追加」→「交通系ICカード」→「Suica」をタップします。
ステップ3：Suicaを新規発行
利用規約を確認し、「次へ」を押すと新しいSuicaが作成されます。
ここで「Google Pay」経由で初回チャージを行いましょう。
ステップ4：ウォッチに同期
登録が完了すると、Suica情報がウォッチ側に転送されます。
ウォッチをSuicaリーダーにかざすと、改札や店舗で利用可能になります。
チャージ方法と残高確認
GarminのSuicaは、スマホのように自動チャージはできません。
その代わり、アプリから手動で簡単にチャージできます。
- Garmin Connectアプリを開く
- 「Garmin Pay」→「Suica」→「チャージ」を選択
- 金額を入力し、Google Payで支払い
チャージ完了後、数秒でウォッチに反映されます。
残高はウォッチ画面またはアプリで確認できます。
実際の使い方
- 改札での利用
腕時計を改札機の読み取り部に軽くかざすだけ。パスコードやアプリ起動は不要です。 - 買い物での利用
コンビニ、カフェ、自販機などSuica対応店舗で「Suicaで」と伝え、かざすだけで決済可能。 - 残高不足時
その場ではチャージできないので、事前にアプリから補充しておきましょう。
GarminのSuicaは「リーダーにかざす角度」が重要です。
フェイス（文字盤部分）をリーダーに正対させると反応しやすいです。
利用時の注意点と制限
GarminのSuicaは便利ですが、注意点もあります。
- 定期券は非対応
通勤・通学で定期を使う人はスマホやカード版Suicaを併用しましょう。 - スマホのSuica残高とは別管理
同一アカウントではないため、合算や移行はできません。 - 海外版ウォッチは使えない
日本正規品のみFeliCaチップ搭載。並行輸入品ではSuicaが動作しないことがあります。 - チャージ手段が限定される
Google Pay対応カードが必要。現金チャージはできない券売機も多いです。 - バッテリー残量に注意
ウォッチの電源が切れているとSuica機能も使えません。出かける前に充電を忘れずに。
これらを理解して使えば、トラブルなく快適に利用できます。
GarminでSuicaを使うおすすめシーン
- 手ぶら通勤：腕時計で改札通過。荷物が多い日でもスマート。
- ランニング中の買い物：スマホなしでも飲み物購入OK。
- 旅行や出張：財布を出さずに電車・バス・コンビニ利用。
- スポーツ後の立ち寄り：ジムやゴルフ場帰りにサクッと決済。
Garminはもともと耐久性・防水性能が高く、汗や雨でも安心。
そのままスポーツ中もSuicaを使えるのが魅力です。
まとめ：ガーミンでモバイルSuicaを使う方法をマスターしよう
GarminでモバイルSuicaを使えば、生活がぐっと快適になります。
対応モデルを選び、Garmin ConnectアプリからSuicaを登録すれば準備完了。
改札も買い物も、腕をかざすだけで完結します。
ただし、定期券非対応・スマホSuicaと別管理・海外版不可といった制限もあるため、利用目的を明確にして選ぶのがポイントです。
「手ぶらで動きたい」「ランニング中に決済したい」――そんな人にとって、Garmin×Suicaはまさに理想の組み合わせ。
一度使えば、その便利さにもう戻れません。
