ダイビング好きの間でいま話題になっているのが、Garmin(ガーミン)のダイビング対応スマートウォッチ。
「海の中でも使える高性能ウォッチ」と聞くと、プロ仕様の専門機材を想像するかもしれませんが、最近はレジャーダイバーや初心者にも人気が広がっています。
この記事では、ガーミンのダイビング機能の実力と、おすすめモデル、そして活用のコツをじっくり解説します。
ダイブコンピュータとは?まずは基礎から
ダイビング中に必要なのは、深度・時間・浮上速度などを正確に把握すること。
そのために使われるのが「ダイブコンピュータ」です。
これは潜水中に身体が受ける窒素の蓄積量を計算し、減圧症などのリスクを減らすためにリアルタイムで警告してくれる装置。
昔は専用機器として腕に装着するのが一般的でしたが、ガーミンが登場して状況が一変しました。
スマートウォッチとダイブコンピュータを融合させ、海でも陸でも使える「オールラウンドウォッチ」として注目を集めています。
ガーミンがダイバーに支持される理由
ガーミンはもともとGPSやアウトドアウォッチで定評のあるブランド。
その技術力を生かして、ダイビングの世界にも進出しました。
人気の理由は、大きく分けて3つあります。
- 安全性の高さ
深度・浮上速度・減圧停止などをリアルタイムでモニタリング。
減圧理論に基づいた警告で、初心者でも安心して潜れます。 - スマートウォッチ機能の充実
心拍数や血中酸素レベル、睡眠まで管理できるヘルストラッキング機能。
潜らない日も普段使いできるのが魅力です。 - アウトドア性能の強さ
高精度GPS、電子コンパス、気圧高度計などを搭載。
陸上でも海でも、冒険好きには頼もしい相棒です。
代表的なガーミンのダイブモデル
ガーミンのダイビング対応ウォッチは複数ありますが、ここでは特に人気の高い3機種をピックアップ。
それぞれの特徴とおすすめの使い方を紹介します。
Garmin Descent Mk3i ― 本格派ダイバーの理想形
上級者やテクニカルダイバーから高く評価されているのが「Garmin Descent Mk3i」。
防水深度200m、複数ガス管理、CCR(リブリーザー)対応など、プロ仕様の機能を搭載しています。
- 高精細AMOLEDディスプレイで水中でも見やすい
- 減圧計算、酸素毒性警告、浮上速度警告など安全機能が充実
- 高精度GNSSで水面位置を正確に記録
- スマートウォッチ機能は最高クラス
価格はやや高めですが、これ一台で日常からテクニカルダイブまでカバー。
「本格的に潜りたい」「安全性を最優先したい」ダイバーには理想的です。
Garmin Descent G2 ― 日常も海もこれ一台
G1の進化版とも言えるのが「Garmin Descent G2」。
より洗練されたデザインと操作性を持ち、普段使いに馴染むスマートウォッチ感が魅力です。
- AMOLEDディスプレイで視認性が向上
- 最大200ダイブ分のログ保存
- 水面GPSでエントリー・エキジット地点を記録
- スマホ通知・音楽再生・健康モニタリングなど多機能
普段は仕事やフィットネスで使い、休日は海へ――そんなライフスタイルにぴったりの一本です。
Garmin Descent G1 ― コスパ抜群のエントリーモデル
初めてダイブコンピュータを使う人にぴったりなのが「Garmin Descent G1」。
100m防水で、レクリエーションダイビングには十分な性能を備えています。
- ダイブモード:シングルガス、マルチガス、ゲージ、フリーダイビング、CCRに対応
- 200回分のダイブログ保存
- サファイアレンズ採用で傷に強く、MIL規格準拠のタフ設計
- スマートウォッチ機能も搭載
海でも陸でも違和感のないデザインで、普段使いしながらダイビングでも活躍。
「潜るのは年に数回」という人にもおすすめです。
ダイブ機能の活用法と便利なポイント
せっかくの高性能ウォッチ、機能を使いこなせばダイビングがさらに快適になります。
ここでは、ガーミンならではの便利な活用法を紹介します。
ダイブログを自動で記録
Garmin Diveアプリをスマホに入れておけば、潜水データを自動で同期。
エントリー・エキジットの位置、水深、時間、気温などをまとめて管理できます。
あとから潜水履歴を見返すと、スキルの上達や次回のプランにも役立ちます。
安全を見守るリアルタイム警告
浮上速度が速すぎるときや酸素濃度が危険域に近づいたとき、ウォッチが即座にアラート。
視覚と音で警告してくれるので、初心者でも安全に潜れます。
特に減圧停止のタイミングを見逃さないのは大きな安心感です。
普段使いもストレスなし
ダイビング以外の日は、ランニングや登山、トレーニングなどで活躍。
心拍数や歩数、睡眠の質まで記録できるため、健康管理にも最適です。
「毎日身につけて、週末は海へ」――そんな使い方ができるのがガーミンの強みです。
注意しておきたいポイント
便利で高性能な一方、知っておきたい注意点もあります。
- GPSは水中では使えない
水中では電波が届かないため、位置記録は水面のみ。
潜水ルートの記録は別途手動メモが必要です。 - バッテリー管理は重要
GPSやディスプレイを多用すると消費が早まるため、長期ツアーではこまめな充電が欠かせません。 - 多機能ゆえの操作慣れが必要
最初は設定項目が多く感じるかもしれませんが、慣れると使い勝手は抜群です。
購入後は必ず取扱説明書を確認し、浅場から練習するのがおすすめです。
どんな人にガーミンのダイビングウォッチがおすすめ?
- 初心者で「まずは安全に潜りたい」人
- ログ管理をスマホで手軽に行いたい人
- 普段はスマートウォッチとして使いたい人
- テクニカルダイブやCCRに挑戦したい上級者
- 海以外でも登山・アウトドアを楽しむ人
つまり、ダイビング専用機を超えて「陸でも海でも使える相棒」が欲しい人に最適です。
ガーミンのダイビング機能を徹底解説!おすすめモデルと活用法【まとめ】
ガーミンのダイビングウォッチは、単なるダイブコンピュータではなく、
安全・快適・スマートを兼ね備えた“新しいスタイルの潜水ギア”です。
初心者ならGarmin Descent G1、日常と両立したいならGarmin Descent G2、そして本格派ならGarmin Descent Mk3i。
どのモデルもダイビングの安全を守りながら、ライフスタイル全体を支えてくれる存在です。
海の中でも日常でも、自分らしく。
ガーミンのダイブウォッチは、あなたの冒険を確実にアップデートしてくれるでしょう。
