ランニングを始めたばかりの人や、健康管理を意識してスマートウォッチを使ってみたい人に人気なのが「Garmin Forerunner 265（ガーミン265）」です。
見た目はスタイリッシュなのに、高精度なGPSや心拍計を搭載しており、日常使いにもトレーニングにも大活躍。
この記事では、初心者でも迷わず使えるように、設定から操作方法、活用のコツまでをわかりやすくまとめます。
ガーミン265とは？どんなことができる時計なのか
ガーミン265は、ランニングウォッチの中でも「高性能 × 使いやすさ」を両立したモデルです。
1.3インチのAMOLED（有機EL）ディスプレイを採用し、明るく鮮やかな画面で屋外でも見やすいのが特徴。
さらにマルチバンドGNSS対応で、GPS精度が非常に高く、街中や山の中でも正確に走行ルートを記録できます。
他にも注目したいポイントは以下の通りです。
- 距離・ペース・心拍数の計測
- 睡眠・ストレス・血中酸素・ボディバッテリーの測定
- 音楽再生（Musicモデルのみ）
- スマホ通知の受信
- 13日間持つロングバッテリー
ランニングだけでなく、普段の健康管理や通勤・通学時の時計としても十分活用できます。
購入後まずやること：初期設定とペアリング
ガーミン265を手に入れたら、まずは初期設定から始めましょう。
電源を入れるには右上の「LIGHT」ボタンを長押しします。
起動すると言語設定や地域設定の画面が出てくるので、日本語を選択。
続いて、スマートフォンとのペアリングです。
Garmin Connectアプリをスマホにインストールし、Bluetoothをオンにした状態でペアリングを行います。
アプリの指示に従ってデバイスを選ぶだけでOK。
このアプリが、後々データ管理やトレーニング分析の中心になります。
接続がうまくいかないときは、スマホのWi-Fiを一時的にオフにする、または省電力モードを解除してみると安定しやすいです。
基本操作の覚え方：タッチとボタンの使い分け
ガーミン265はタッチ操作と物理ボタンの両方に対応しています。
普段の操作はスマホのようにスワイプやタップで行えますが、ランニング中はボタン操作が便利です。
- 右上のボタン：スタート／ストップ（計測開始・停止）
- 右下のボタン：戻る・ラップ記録
- 左上のボタン：ライト点灯・電源オン／オフ
- 左側の上下ボタン：メニューの移動・設定選択
画面を上下にスワイプすると、心拍数・ステップ数・睡眠などのウィジェットを切り替えられます。
どの項目を表示するかは自分でカスタマイズ可能です。
トレーニングの始め方：ランニング計測をしてみよう
ランニングを始めるときは、スタートボタンを押して「ラン」アクティビティを選択します。
GPSの受信が完了したら「スタート」で計測開始。
走行距離・ペース・心拍数などがリアルタイムで表示されます。
信号待ちで立ち止まっても「自動ポーズ」機能がオンになっていれば、自動で一時停止。
再び走り出すと自動で再開されます。
また、ペースが速すぎる・遅すぎるときにアラートを出す設定もあり、初心者でもペース管理がしやすいです。
走り終えたらスタートボタンを押して停止し、「保存」を選択。
データはスマホアプリに自動で同期され、ペースグラフや心拍推移などを確認できます。
ディスプレイと表示設定を自分好みにカスタマイズ
トレーニング中に見たい情報は人それぞれ。
ガーミン265では、表示項目を自由にカスタマイズできます。
たとえば「距離・時間・平均ペース・心拍数」など、最大6項目まで同時に表示可能。
普段走るときに注目している数値をメイン画面に配置すると便利です。
設定手順は以下の通り。
- アクティビティ画面でメニューを開く
- 「トレーニングページ」を選択
- 表示するデータ項目を追加・削除
- 項目の配置を選ぶ
また、ウォッチフェイスも自由に変更できます。
Garmin Connect IQアプリを使えば、写真を背景にしたり、デザイン性の高いフェイスを追加することもできます。
スマートウォッチとしての日常活用術
ガーミン265は、トレーニング専用というより“毎日使えるスマートウォッチ”です。
着信やLINEなどの通知を手元で確認でき、いちいちスマホを取り出す必要がありません。
また、健康データの記録も充実。
睡眠の質やストレスレベル、血中酸素、ボディバッテリー（体のエネルギー状態）を自動で計測してくれるので、
「昨日の睡眠が浅かったから今日は軽めに走ろう」といった判断がしやすくなります。
Musicモデルなら、ウォッチ本体に音楽を保存してBluetoothイヤホンで再生可能。
スマホを持たずに走れるので、身軽にトレーニングできます。
トレーニングを分析してモチベーションを維持する
ランニングを継続する上で大切なのは、「成長を実感できること」。
ガーミン265では、走行距離やペースだけでなく、トレーニング負荷・回復時間・推定VO2max（最大酸素摂取量）まで記録してくれます。
Garmin Connectアプリで過去データをグラフで見られるので、「1ヶ月で5kmのペースが20秒縮まった」などの成果を実感しやすいです。
数値化されるとやる気も続きます。
さらに「トレーニングレディネス」機能を活用すれば、体の回復度をもとに「今日はハードに走る日か」「軽めにしておこうか」を判断でき、
オーバートレーニングの防止にも役立ちます。
よくあるつまずきポイントと対処法
初めてガーミンを使うと、最初に戸惑うのが設定項目の多さです。
一度にすべて覚えようとせず、「必要な機能だけ」を少しずつ使うのがおすすめです。
- Bluetoothが切れる場合：スマホの省電力設定をオフにする
- GPSがつかまらない場合：屋外で数分待つと安定
- アプリ同期が遅い場合：Wi-Fi接続を有効にする
また、音楽機能はSpotifyなどのストリーミングに対応していますが、Apple Musicには非対応。
自分が使っている音楽サービスの対応状況を確認しておくと安心です。
ガーミン265を長く快適に使うためのコツ
バッテリーはスマートウォッチモードで約13日、GPS使用時でも数時間連続稼働できるため、日常使いでも充電ストレスが少ないです。
ただし、常時表示や音楽再生を多用すると消費が早まるので、必要に応じて設定を見直しましょう。
定期的にGarmin Connectでデータを同期し、ファームウェアを最新に保つと、バグや通信トラブルを防げます。
ベルトの汚れや汗はこまめに拭き取ると、皮膚トラブルの防止にもなります。
ガーミン265の使い方ガイドまとめ
ガーミン265は、初心者でもすぐ使いこなせる操作性と、高精度な計測機能を両立した万能ランニングウォッチです。
設定や操作に慣れると、走るだけでなく、睡眠・ストレス・体調管理までこの1台で完結します。
最初はシンプルな機能だけを使い、慣れたら少しずつカスタマイズしていくのがおすすめ。
ランニングの相棒として、そして日常の健康サポートデバイスとして、ガーミン265を自分のペースで活用してみてください。
