ガーミンの修理費用はいくら?故障症状別の対応方法と注意点を解説

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ガーミンのスマートウォッチやGPSウォッチは、ランニング、登山、ダイビングなど、多様なシーンで愛用されています。ところが、日々使っているうちに「バッテリーが持たない」「画面が割れた」「電源が入らない」など、思わぬトラブルが起こることもあります。
この記事では、ガーミンの修理費用の目安や故障内容ごとの対応方法、修理に出す前に知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。


ガーミンの修理は「本体交換」が基本

ガーミンの修理対応は、実は「分解修理」ではありません。
日本国内の公式サポートでは、ほとんどのケースで「同型の本体との交換」で対応されます。
つまり、壊れた部分だけを直すのではなく、本体をまるごと新しいものに差し替える仕組みです。

この方式にはメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 修理後は新品同様の状態で戻ってくる
  • 内部の劣化部品もまとめてリフレッシュされる
  • 修理後の動作安定性が高い

デメリット

  • 修理費用がやや高額になりやすい
  • 保存データ(アクティビティ記録・設定など)は消去される
  • 旧モデルでは交換品の在庫がない場合がある

「部分的な修理ではなく、まるごと交換」がガーミンの方針であることを理解しておくと、費用面でのギャップを感じにくくなります。


修理費用の目安

修理費用はモデルによって大きく異なります。
公式の修理料金表では、主なシリーズの一例として以下のような価格帯が公表されています。

いずれも「修理=本体交換」の定額制です。
画面割れやボタン不良、電源不良など、故障内容に関わらず料金は一律。

つまり「電池交換だけなのに高い」と感じるのは、この定額交換方式が理由です。
一方で、交換後はほぼ新品同様の状態で返ってくるため、製品寿命を延ばす意味では納得感のある価格設定といえます。


よくある故障症状と対応方法

ガーミンの修理依頼で多いのは、以下のような不具合です。
それぞれの症状ごとに、対応の流れや注意点を見ていきましょう。


バッテリーの劣化・電池の持ちが悪い

長期間使っているとバッテリーが消耗し、フル充電してもすぐに電池が切れるケースがあります。
しかし、ガーミンではバッテリーだけの交換は行っておらず、「本体交換」として処理されます。

  • 修理費用:モデルにより1.5万〜5万円前後
  • データはすべて初期化される
  • 交換後は新品同等のバッテリー性能に戻る

自然消耗による劣化は保証対象外になるため、保証期間が切れた後は有償対応です。
使い方次第で寿命を延ばすこともできるため、長期間使用する場合は省電力モードを活用するのがおすすめです。


画面割れ・傷・タッチ不良

落下や衝撃でガラスが割れた場合も、本体交換になります。
非公式の修理店では、ガラスのみを交換して数千円で済む場合もありますが、正規サポートを受けるなら定額料金です。

  • 修理費用:2万〜6万円前後
  • ガラス交換単体の対応は公式では不可
  • 修理後は新品同様の画面に

注意すべきは「一見軽いヒビでも放置しないこと」。
防水性能が落ちて内部に水が入ると、電源系統の故障につながります。


電源が入らない・フリーズする

電源が入らない、画面が真っ黒なまま動かない場合、ソフトウェアトラブルの可能性もあります。
まずは以下の方法を試してみましょう。

  • 電源ボタンの長押しで再起動
  • ガーミンExpressを使った再インストール
  • 初期化(リセット)

これでも直らない場合は修理対象になります。
修理後は新品同等品と交換されるため、内部基板や電源ユニットのトラブルでも安心です。


水没・湿気による故障

ガーミン製品は防水モデルが多いものの、長年の使用や高温環境でパッキンが劣化し、防水性能が落ちることがあります。
水が侵入するとセンサーやバッテリーがショートし、電源が入らなくなるケースも。

  • 修理費用:本体交換扱いで定額
  • 保証期間内でも、水没は保証対象外になることが多い

特にダイビングやスイミングで使用するモデルは、使用後に真水で洗い、乾燥させておくことでトラブルを防げます。


修理申し込みの流れ

ガーミンの修理依頼はオンラインで簡単に申し込めます。

  1. 公式サイトの修理依頼フォームにアクセス
  2. 製品のシリアル番号と不具合内容を入力
  3. 指定住所に製品を送付(送料は自己負担)
  4. ガーミン側で診断・見積り
  5. 問題が確認されると同型品と交換
  6. 修理完了後、90日間の保証が付与

発送から返送まで、目安として1〜3週間ほどで完了します。
なお、修理期間中の代替機は基本的に貸し出されません。
マラソンや登山などのイベント直前であれば、早めに手配するのが安心です。


修理か買い替えか、どう判断する?

ガーミンの修理費用はモデルによっては新品の半額以上になることもあります。
そのため、「修理より買い替えが得」なケースも少なくありません。

判断のポイントは次の通りです。

  • 保証期間内なら修理一択(無料対応の可能性あり)
  • 保証切れで費用が2万円以上なら買い替えを検討
  • 古いモデルは修理対応終了の可能性もある
  • 新モデルの性能やバッテリー持続時間が大幅に向上している

たとえばForeAthlete 235vivoactive 3などは、すでに修理対象外になりつつあります。
長年使っている場合は、修理見積もりを確認してから新機種への買い替えを検討するのが現実的です。


修理に出す前にやっておくべきこと

修理依頼の前に、次の3つを必ず確認しましょう。

  1. データのバックアップ
     Garmin Connectアプリと同期していれば、アクティビティ履歴はクラウド上に保存されます。
     しかし一部の設定情報や音楽データなどは消去されるため、必要に応じてバックアップを。
  2. 保証期間の確認
     購入日から1年以内なら、初期不良や製造不具合の可能性があるため無償修理の対象になる場合があります。
  3. アクセサリーの取り外し
     ベルトや保護フィルム、充電ケーブルなどは外して送付しましょう。修理後は別個体に交換されるため、元の部品は戻ってきません。

非公式修理サービスを利用する場合の注意点

ネット上には、ガーミン製品の修理を請け負う非公式店舗もあります。
ガラス交換やバッテリー交換などを安く行う業者もありますが、以下の点に注意が必要です。

  • メーカー保証が一切受けられなくなる
  • 修理品質や防水性能が保証されない
  • 交換部品が純正でない可能性がある

特にランニングやダイビングなど、命に関わるデータを扱う使い方をしている場合は、信頼できる正規サポートを利用するのが安全です。


修理後の保証とアフターサポート

修理(交換)後の保証期間は、交換品発送日から90日間。
もとの保証が残っている場合は、どちらか長い方が適用されます。

万が一、交換後すぐに不具合が発生した場合は再修理が可能です。
また、修理履歴はユーザー登録に紐づいて管理されるため、今後のサポート対応もスムーズです。


ガーミンの修理費用はいくら?まとめと今後の対策

ガーミンの修理は、基本的に「定額の本体交換対応」です。
費用は1万円台から最大8万円前後まで幅広く、モデルによって大きく異なります。

修理か買い替えかを判断する際は、

  • 故障内容(バッテリー・画面・電源など)
  • モデルの新旧
  • 費用と新品価格の差
    を見比べるのがポイントです。

今後のトラブルを防ぐには、定期的なデータバックアップとソフトウェア更新、そして適切な保管環境を意識することが大切です。

もし今、愛用のガーミンが調子を崩しているなら、焦らず一度サポートページを確認してみてください。
あなたのウォッチを再び長く使うための最適な方法が、きっと見つかるはずです。

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