ゲーミングPCを買ってしばらく経つと、多くの人が気づくのが「置き場所」の問題です。
床に直置きだとホコリを吸いやすく、机の上だと圧迫感がある。そんな時に頼りになるのが「ゲーミングPCラック」です。この記事では、ラックを選ぶ時に失敗しないポイントと、実際に人気のあるおすすめモデルを紹介していきます。
ゲーミングPCラックを導入するメリット
まずは、なぜラックを使うのか?というところから。
一見ただの台のように思えるラックですが、環境を整えるうえで役割はとても大きいです。
- ホコリや熱からPCを守る
床に直接置くと吸気口にホコリが入りやすく、夏場は熱もこもりやすくなります。ラックに置けば床から浮き、放熱もしやすくなります。 - 配線がスッキリする
ラックには背面の配線用スペースやケーブルホールがあるものも多く、電源コードやLANケーブルをスマートに整理できます。 - 掃除やメンテナンスが楽
キャスター付きのラックなら、簡単に動かして裏の掃除が可能。PCの背面にアクセスしやすく、パーツ交換や清掃の時にも便利です。 - 見た目が整う
ゲーミング環境全体を統一感のあるデザインにまとめやすく、見せるインテリアとしても機能します。
ゲーミングPCラックの選び方
ラックはどれも似たように見えても、細部に違いがあります。自分の環境に合わせてチェックしておきたいポイントを順に見ていきましょう。
設置スペースをしっかり測る
まず最初にやるべきことは「置けるスペースの確認」。
ラックの外寸(幅・奥行・高さ)だけでなく、内部の有効サイズも必ずチェックしましょう。ミドルタワーやフルタワーなど、PCケースの種類によって必要な奥行が変わります。背面に配線を逃がす余裕も考えると、ケースより少し大きめを選ぶのがポイントです。
また、デスク下に置くのか、サイドに独立させるのかでも選ぶタイプが変わります。狭い部屋なら「スリムワゴン」タイプが便利です。
耐荷重と安定性は妥協しない
ゲーミングPCは重量があります。
グラフィックボードや冷却パーツを積んだタワー型なら、10kgを超えることも珍しくありません。ラックの耐荷重は最低でも20kg以上あると安心。
加えて、脚部の太さや構造もチェック。フレームが細いと揺れやすく、安定性に欠けることがあります。スチール製や補強バー入りのモデルが安心です。
キャスター付きの場合はストッパーがあるかどうかも確認しておきましょう。固定できないとケーブルを引っ張ってしまったり、ゲーム中に動いてしまうことがあります。
放熱性・通気性を確保する
ゲーミングPCの性能を引き出すには、冷却環境が重要です。
ラックの側面が完全に塞がっていると、熱がこもってしまいがち。メッシュ構造やオープンフレーム設計のラックを選ぶと安心です。
また、床から少し浮かせることで吸気口のホコリを減らせます。パンチング加工や隙間を持たせた棚板も放熱には効果的です。
機能性もチェック:昇降・可動棚・キャスター付き
長く使うなら、調整機能があるタイプがおすすめです。
昇降式ならPCケースの高さに合わせられ、将来大型ケースに買い替えても対応できます。可動棚付きなら、ゲーム機や周辺機器もまとめて収納可能。
さらにキャスター付きだと、配線作業や掃除の時にすぐ動かせます。ラック自体を頻繁に動かさない場合でも、ストッパー付きキャスターは必須です。
デザインとインテリアの調和も大切
ゲーミングラックは黒やメタリック調が多いですが、木目調やホワイト系など、部屋に合わせたデザインを選ぶのもポイント。
ゲーム部屋の雰囲気を損なわず、インテリアとしても楽しめるよう意識しましょう。特に狭い部屋では圧迫感が出にくいデザインを選ぶと、見た目にもスッキリします。
将来の拡張性を考えて選ぶ
今のPCだけでなく、今後のアップグレードも視野に入れておくのがコツです。
「ケースを変える」「ゲーム機を追加する」「外付けHDDやモニターを増やす」など、環境が変わる可能性は高いです。可変棚やオープンタイプのラックなら、拡張にも柔軟に対応できます。
ゲーミングPCラックおすすめ人気ランキングTOP7
ここからは、実際に人気の高いおすすめモデルを紹介します。価格や機能を比較しながら、自分の環境に合うラックを探してみてください。
1. Bauhutte BHS-700SM-BK
ゲーミング家具の定番ブランド「Bauhutte」のサイドラック。
スチール製のフレームにキャスター付きで、可動棚やケーブルホールなど実用性が抜群。放熱性も高く、ゲーミング環境との相性はトップクラスです。
耐荷重や設計も非常にしっかりしており、デスク横に設置すればプロゲーマーのような作業環境が作れます。
2. 山善 ゲーム機収納ラック
コスパ重視派には山善のラックが人気。
黒スチールと木目棚板の組み合わせで、見た目もスタイリッシュ。キャスター付きで移動も簡単です。
PS5やSwitchなどのゲーム機をまとめて収納でき、ゲーミングPCと一緒に整理するのに最適。
3. Holdm 昇降式ゲーミングPCワゴン
高さ67〜92cmまで調整できる昇降式ラック。
PCケースのサイズやデスク下の空間に合わせて柔軟に対応可能です。キャスター付きで移動もスムーズ。
コンパクトながら安定感があり、初めてラックを導入する人にも扱いやすいモデルです。
4. Contieaks セクターV3 ゲーミングラック
大型のゲーミング環境を整えたい人向けの本格派。
頑丈なメタルフレームで耐久性が高く、マルチデバイスをまとめて収納できます。
価格はやや高めですが、その分設計の安定感と存在感は圧倒的。部屋全体を「ゲーミングルーム」として構築するならおすすめ。
5. 汎用 昇降式パソコンラック(キャスター付き)
手軽に導入できる低価格帯のモデル。
高さ調整機能とキャスターを備え、シンプルながら実用性があります。
省スペース設計でデスク下にも収まりやすく、一人暮らしや狭い部屋にもピッタリです。
6. サンワダイレクト CPUスタンド 耐荷重30kg
PC本体だけを床から少し浮かせたい人におすすめ。
コンパクトなCPUスタンドで、耐荷重30kgと頑丈。キャスター付きで掃除もしやすく、ホコリの影響を抑えられます。
ミドルタワーやフルタワーケースの底面を保護しつつ、通気性も確保できる優れものです。
7. スリム省スペース型ゲーミングラック
デスクサイドや壁際にぴったり収まるスリムタイプ。
ミニタワーPCやゲーム機を整理したい人に向いています。
見た目はシンプルでも、棚板がオープン構造で放熱性が高く、インテリアにも馴染みます。狭いスペースでも快適に配置できるのが魅力です。
ゲーミングPCラックを選ぶときの注意点
購入前にもう一度確認しておきたいポイントを整理します。
- PCケースのサイズを必ず測る
- 奥行・高さに余裕を持たせる
- キャスターにストッパーがあるか確認
- 放熱用の隙間を確保する
- 組み立てサイズ・搬入経路もチェック
ラックは一度設置すると頻繁に買い替えるものではありません。
サイズや構造を見誤ると「ケーブルが届かない」「ケースが入らない」といったトラブルになりかねません。
実際の使用イメージを思い浮かべて選ぶのがポイントです。
まとめ:ゲーミングPCラックの選び方とおすすめ人気ランキングTOP7
ゲーミングPCラックは、見た目を整えるだけでなく、性能維持や安全性にも関わる重要なアイテムです。
サイズ・放熱性・耐荷重・機能性などをしっかり確認すれば、快適なゲーム環境を長く維持できます。
紹介した7つのモデルは、どれもユーザー満足度が高く、設置場所や用途に応じて選べるラインナップです。
「PCの置き場所に悩んでいる」「環境をもっと整理したい」という方は、この機会にぜひゲーミングPCラックを導入してみてください。
