「ゲームが重い…」「映像がカクつく…」そんなとき、真っ先に思いつくのが“グラボ(グラフィックボード)交換”です。
とはいえ、パソコンを開けてパーツを触るなんて難しそう…と思う人も多いはず。でも安心してください。手順さえ守れば、初心者でも問題なく交換できます。
この記事では、ゲーミングPCのグラボ交換方法を、準備から取り付け・設定まで、わかりやすく解説していきます。
途中でつまずきやすいポイントや注意点も紹介するので、この記事を読めば「交換しても映らない…」なんてトラブルも防げますよ。
グラボ交換前にチェックしておきたいポイント
作業に入る前に、まずは自分のPCが新しいグラボに対応しているか確認することが大切です。いきなり買ってから「入らなかった」「電源が足りない」となるのはよくある失敗です。
1. スロット(PCI Express x16)の有無を確認
グラボを取り付ける場所は「PCI Express x16」というスロット。デスクトップPCなら基本的に搭載されていますが、空きがあるか、差し込み口の形が合っているかを確認しておきましょう。
古いマザーボードでも多くの場合は互換性がありますが、念のため取扱説明書やメーカーサイトで確認しておくと安心です。
2. ケース内に入るサイズか
最近のグラボは性能が上がるぶん、サイズも大型化しています。
グラボの全長・厚さ・高さを調べ、自分のPCケースに収まるかを必ずチェック。特に小型ケースでは干渉しやすいので注意です。
3. 電源ユニットの容量とコネクタ数
高性能なグラボは電力を多く消費します。
電源ユニット(PSU)の出力が足りないと、起動しない・強制シャットダウンなどのトラブルに繋がります。
目安としては以下の通りです。
- ミドルクラスGPU:550W〜650W
- ハイエンドGPU:750W以上
さらに、補助電源コネクタ(6ピン・8ピン)が必要なモデルも多いので、電源ケーブルの形状も確認しておきましょう。
4. CPUやメモリとのバランス
どれだけ高性能なグラボを入れても、CPUが古すぎると性能を引き出せません。
いわゆる“ボトルネック”が起きる状態です。
CPUが数世代前のモデルなら、グラボ交換の前にCPUアップグレードも検討する価値があります。
5. ドライバーとOSの準備
グラボ交換前に、今使っているグラボのドライバーを削除しておきましょう。
特に「NVIDIA → AMD」など異なるメーカーに変える場合、古いドライバーが残ると不具合の原因になります。
「Display Driver Uninstaller」を使って完全に削除しておくと安心です。
実際の作業手順|初心者でもできるグラボ交換
それでは、いよいよ交換作業に入ります。
少しドキドキしますが、順番にやれば難しくありません。静電気に気をつけながら慎重に進めましょう。
ステップ1:電源を切り、ケーブルをすべて外す
まずはパソコンの電源を完全に切り、電源ケーブルをコンセントから抜きます。
さらに、モニター・キーボード・マウスなどのケーブルもすべて外しておきましょう。
静電気防止のために、金属部分(ケースの縁など)に触れて体の静電気を逃がしておくのも大事です。
ステップ2:ケースを開けて内部を確認
PCケースの側面パネルを外し、内部を確認します。
埃が溜まっている場合は、エアダスターで軽く清掃を。
作業スペースを広く確保しておくと、グラボの抜き差しがスムーズにできます。
ステップ3:古いグラボを取り外す
- グラボに接続されている補助電源ケーブルを抜きます。
- ケース背面の固定ネジを外します。
- スロットのラッチ(小さな爪)を押して解除します。
- グラボをまっすぐ上に引き抜きます。
このとき、力任せに引っ張らないように注意。
ラッチが完全に外れていないと抜けないので、焦らず慎重に。
ステップ4:新しいグラボを取り付ける
- PCI Express x16スロットに新しいグラボを差し込みます。
- 「カチッ」と音がするまでしっかり押し込んで固定。
- ケース背面のネジを締め、グラボを固定します。
- 補助電源ケーブルを接続します(6ピン・8ピンなど)。
- ケーブルがファンに当たらないよう、配置を整えます。
大型グラボの場合は、重みで垂れ下がらないようサポートステーを使うと安心です。
ステップ5:ケースを閉じて電源を入れる
すべての配線を戻し、電源を入れて起動テスト。
画面が映れば成功です。
もし映らない場合は、ケーブルの接続先(グラボ側の端子かマザーボード側か)を確認してください。
ドライバーのインストールと動作確認
Windowsが起動したら、まずグラフィックドライバーをインストールします。
NVIDIAやAMDの公式サイトから最新バージョンをダウンロードしましょう。
インストール後、再起動して以下をチェックします。
- 正しく認識されているか(デバイスマネージャーで確認)
- 解像度やリフレッシュレートが正常か
- ゲームやベンチマークが問題なく動作するか
ここまで問題がなければ、グラボ交換は無事完了です。
トラブルが起きたときの対処法
グラボ交換では、初心者がつまずきやすいポイントもあります。
よくあるトラブルとその原因を紹介します。
画面が映らない場合
- グラボがしっかり刺さっていない
- 補助電源ケーブルが抜けている
- モニターがマザーボード側に繋がっている
- 電源容量が足りない
差し込みの確認とケーブル接続を一つずつ見直してみましょう。
ゲームがカクつく・性能が出ない
- CPUが古く、グラボ性能を活かせていない
- 電源の出力が不足している
- 冷却が不十分で温度が上がりすぎている
温度モニターソフトでGPU温度をチェックし、90℃を超えるようなら冷却を改善しましょう。
異音や振動が出る
- グラボの固定ネジが緩んでいる
- ケーブルがファンに接触している
- ファンの初期不良やホコリが原因
ネジとケーブルの位置を見直すだけで解決するケースが多いです。
交換後にやっておくと良い設定
せっかく新しいグラボを入れたなら、性能を最大限に引き出したいところです。
- 最新ドライバーを常に保つ(自動更新ON)
- ゲーム内設定を最適化(NVIDIA GeForce Experienceなどが便利)
- ベンチマークソフトで動作確認
- GPU温度とファン回転数を定期的にチェック
こうした基本メンテナンスを続けることで、長く安定して使い続けられます。
まとめ:ゲーミングPCのグラボ交換は誰でもできる
最初は難しそうに感じるグラボ交換ですが、実際にやってみると意外とシンプルです。
必要なのは、落ち着いて手順を守ること。
そして、電源容量・サイズ・ドライバーなどの基本を押さえておくことです。
性能アップはもちろん、ゲーム体験が劇的に変わるのがグラボ交換の魅力。
あなたのゲーミングPCも、新しいグラボで生まれ変わらせてみてください。
これで、「ゲーミングPCのグラボ交換方法!初心者でも失敗しない手順を解説」は完了です。
