スマートウォッチって、気づけば海外メーカーのものばかり手に取っていませんか。Apple WatchやGalaxy Watchは確かに優秀です。でも、「日本メーカーのスマートウォッチって、今どうなってるんだろう」と気になったことはないでしょうか。実は今、ソニーからスピンアウトしたaugment AIという企業が、腕時計の概念をひっくり返すような製品を生み出しています。その名も「wena X」。今回は、この日本発スマートウォッチの魅力と、選ぶ意味をじっくり掘り下げていきます。
なぜ今、あえて日本メーカー製を選ぶ意味があるのか
「スマートウォッチなんて、どれも同じでしょ」と思うかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。毎日身につけるものだからこそ、質感やフィット感、そして自分のデータがどこで管理されているかって、実はすごく大事じゃないですか。
日本メーカー製スマートウォッチの最大の特徴は、時計としての美しさとスマート機能のバランスにあります。wena Xは、従来のスマートウォッチのように「画面がついた機械」ではなく、あなたが大切にしてきた腕時計のバンド部分にスマート機能を組み込むという逆転の発想から生まれました。機械式時計の重みや質感を残したまま、通知やヘルスケア機能を使えるんです。
また、取得した生体データはすべて日本国内のサーバーで管理されます。海外のクラウドサービスを使う製品が多い中、これはプライバシーを重視する人にとって大きな安心材料になるでしょう。
腕時計を活かすスマートウォッチ「wena X」とは
wena Xは、augment AIが手がける最新のスマートウォッチです。最大の特徴は、バックル部分にすべてのスマート機能を集約していること。つまり、お気に入りの時計ヘッドを取り付ければ、見た目はまったく普通の腕時計。でも手首の内側には通知や健康データが表示されるという仕組みです。
新モデルでは本体をバンドから取り外せるようになり、単体のスマートバンドとしても使えるようになりました。シーンに合わせて付け替えられる自由度が、さらに広がったわけです。
素材にも妥協がありません。高級時計に使われるSUS316Lステンレスを採用し、DLCコーティングで傷つきにくさも確保。手に取ったときのひんやりとした感触、ずっしりとした重みは、まぎれもなく「時計」のそれです。1.53型のカラー有機ELディスプレイを搭載しながら、世界最小サイズを実現した技術力にも注目です。
健康管理から決済まで、日常を支える機能の数々
「小さいと機能が少ないのでは」と思うかもしれませんが、そんな心配は無用です。
まずヘルスケア機能では、東京大学発のスタートアップと共同開発したAI睡眠分析が目玉。眠りの深さや呼吸の乱れまで分析し、翌朝には具体的なアドバイスをくれます。130種類以上の運動にも対応しているので、ランニングやジムでのトレーニングはもちろん、日常のちょっとした動きも記録してくれるのが嬉しいポイントです。
バッテリー持ちも驚きです。80mAhという小さなバッテリーながら、独自OS「wena OS」の省電力設計によって約1週間の連続駆動を実現。頻繁に充電を気にしなくていいのは、実際に使ってみると本当にありがたいと感じるはずです。
決済機能については、国際ブランドのタッチ決済に対応予定です。ただ、前モデルで対応していたSuicaには非対応となる見込み。普段Suicaをメインに使っている方は、この点だけ注意が必要です。もっとも、スマートフォンのモバイルSuicaと併用すれば、日常の支払いで大きく困ることはないでしょう。
機械式時計を持っている人が感じる新たな喜び
「せっかくの機械式時計が眠っている」という声をよく聞きます。冠婚葬祭や特別な日にしか使わず、普段は引き出しの中。でもwena Xなら、その時計を日常使いに戻せます。
たとえば父親から譲り受けた思い出の時計、自分へのご褒美に買った憧れのブランド時計。それらにスマート機能がプラスされれば、通知を見逃さず、健康管理もできて、かつ所有する喜びも失わない。これって、新しい贅沢のかたちではないでしょうか。
wena Xはクラウドファンディングで先行販売され、一般発売は2027年を予定。価格は4万円台から5万円台が想定されています。10周年記念の機械式スケルトンモデルも34万9800円で限定販売されるなど、プレミアム路線も強化中です。
日本メーカー製スマートウォッチが提案する暮らし方
スマートウォッチの進化は、私たちの生活を便利にする方向に一直線に進んできました。でもwena Xはちょっと違います。「便利さ」と同じくらい「愛着」や「所有する喜び」を大切にしている。これは日本のものづくりらしい視点ではないでしょうか。
最後に、キャラクター好きの方には、Ueni Tradingの「GARRACK」が手がけるB0FJQFXW6Zも見逃せません。ONE PIECEとのコラボウォッチで、キャラクターにまつわる演出が楽しめる個性派です。価格も1万2980円と手頃で、日本発のポップカルチャーとテクノロジーの融合を気軽に体験できます。
選ぶ基準は人それぞれ。でも、手首に巻くものだからこそ、機能だけでなく「身につけたい」と思えるかどうかを、ぜひ大切にしてみてください。
