お疲れさまです。ガジェットを触り倒すのが生きがいの編集部員です。今回、どうしても皆さんとこのモヤモヤを共有したくて、キーボードを叩いています。タイトルにもある通り、某輸入サイトやフリマアプリで異様な存在感を放っている格安スマートウォッチ「X21」。実勢価格で3,000円前後。この価格で「通話もできて、1.9インチの大画面で…」なんてスペックを見せられたら、誰だって「これ、買って大丈夫?」ってなりますよね。
というわけで今回は、この「X21」を自腹でポチり、1週間ガッツリ使ってみたリアルな体験談を、忖度ナシでお届けします。良いところは全力で褒め、ダメなところは「これ、ちょっと…」と正直に書いていきます。
実際どうなの?「スマートウォッチ X21」開封の儀とその第一印象
パッケージを開けた瞬間、正直「あれ?意外と高見えするかも」と思ったのが本音です。ボディはメタリックな塗装が施された樹脂製ですが、見る角度によっては金属っぽくも見えます。ただ、手に取ると、やっぱり「軽っ!」となりますね。重さを感じないので、睡眠時に着けていてもストレスはゼロ。でも、質感に高級感を求める人は、この軽さで「おもちゃ感」を察知するかもしれません。
バンドは柔らかいシリコンで、腕への当たりは優しいです。しかし、夏場に汗をかくとベタつきそうな予感はあります。画面に関しては、ベゼル(枠)が太いですね。「1.9インチの大画面」を謳っていますが、物理的な本体の大きさに対して、実際に表示される領域は「言うほど広くないな」という印象です。
クセ強め?忖度なしで語る搭載機能の「使える」と「使えない」
スペックシートには多機能がズラリと並んでいますが、実用性というフィルターを通すと景色が変わります。
まず、間違いなく「使える」と感じた機能から。
Bluetooth通話の品質は、この価格帯としては驚くほどクリアです。腕を口元に近づけて話すスタイルになりますが、スピーカーフォンとしての出力音量は十分。プライベートな空間でのハンズフリー通話はかなり便利です。通知機能も優秀で、LINEや着信を見逃しません。誰に言われたわけでもないのに「腕をチラ見する動作」が板についてきます。
逆に、これは「話半分で聞いておいたほうがいい」機能もあります。まず健康管理系のセンサーですね。心拍数や血中酸素濃度は、あくまで「参考値」です。病院の医療機器と比べるのは完全にNG。2回測ると値が全然違う、なんてことはザラです。睡眠モニタリングも、「寝てないのに寝てたことになっている」現象が頻発しました。スマートウォッチ初心者が「こういうものなんだ」と遊ぶには楽しいですが、ヘルスケアを真剣に考えている人は、ちゃんとしたブランド品を選ぶべきです。
そして、決定的なのが「スマートアシスタント機能」の非搭載。音声で操作できることを期待すると肩透かしを食らいます。
バッテリー持ちとアプリ連携の実態は?気になる日常使いのストレスポイント
「大画面なのに長持ち」という売り文句を検証するために、常時画面オンにして過ごしてみました。結果、1日半でバッテリー残量が10%を切りました。常時点灯させなければ、2~3日はなんとか持つイメージです。頻繁な充電が手間に感じる人には、少し辛いかもしれません。充電方式がマグネット式なのも地味にイライラポイントで、本体裏の接点がちょっと汗で湿っただけで充電が安定しなくなります。
専用アプリ「FitPro」などを使ってスマホと連携させるのですが、ここが最大の関門です。Androidはまだしも、iPhoneとの相性は「いわゆる格安あるある」で、Bluetoothの切断が稀によくあります。アプリ自体のUIも洗練されているとは言い難く、直感的な操作を求めるとストレスが溜まるかもしれません。
価格破壊のカラクリと、それでもX21が売れ続ける理由
なぜここまで安いのか。それはおそらく、筐体やセンサーに既存の汎用モジュールを使い回しているからです。研究開発費がほとんどかかっていないため、あの価格が実現できるのでしょう。
ただ、それでも多くの人に支持されているのは、やはりこの「見た目のインパクト」と「通話機能付きでこの価格」という一点突破のコスパにあると思います。スマホをカバンにしまいっぱなしの接客業や、現場仕事で気軽に通知を確認したい人にとっては、傷や紛失を恐れずにガンガン使えるのが最大のメリットです。「初めてのスマートウォッチ」や「サブ機」としては、これ以上ない適任と言えるでしょう。
まとめ|スマートウォッチ X21はこんな人にだけは「買い」だ
正直、この製品を全員にオススメするかと言われたら、首を縦には振れません。精度の高い健康管理をしたい人、iPhoneとのストレスフリーな連携を求める人、充実した公式サポートを期待する人は、素直にApple WatchやFitbitなどの信頼できるブランドを選びましょう。
じゃあ、どんな人がこのスマートウォッチ X21を買うべきか。
- とにかく安くて、大画面で、通話ができればいい人
- 本命の時計を傷つけたくないから、仕事用やアウトドア用の「捨て時計」が欲しい人
- スマートウォッチ自体が初めてで、自分に必要かどうか3,000円で試したい人
この条件に当てはまるなら、X21はきっとあなたの期待に応えてくれます。「失くしても壊しても痛くない」というのは、所有する上で想像以上の精神的な余裕を生みますよ。今回のガチレビューが、あなたの「ポチるか悩む夜」の参考になれば幸いです。
