スマートウォッチって今や完全に生活の一部ですよね。でも、5万円も6万円もするハイエンドモデルって、正直手が出しにくい。かといって数千円の格安品を買って「やっぱりダメだった…」と後悔するのも嫌だ。
そんなあなたの検索履歴に、きっと浮かんだのが「IDW25」という型番じゃないでしょうか。1万円以下で買えるのに、心拍数も血中酸素濃度も測れて、Alexaまで付いてる。スペックだけ見ると「本当に?」と疑いたくなるレベルです。
この記事では、実際にIDW25を購入して使ってみた人間の目線で、良いところもイマイチなところも包み隠さず話していきます。最後まで読めば、あなたにとってこの時計が「買い」なのか、それとも見送るべきなのか、はっきりするはずです。
そもそもIDW25って何?どこのメーカーの製品?
ここでいきなり真実をお伝えすると、IDW25は特定のメーカーが作っている製品ではありません。OEM(相手先ブランドでの製造)という仕組みで、同じハードウェアに異なるブランド名が付けられて販売されています。
Amazonで見かけるIDW25、Konitee、Masx、KELUONA、Blackultraといった名前、実は全部同じ中身です。本体の形も、1.83インチの画面も、充電ケーブルも共通。なのに価格が3,000円から8,000円くらいまでバラバラで、これが混乱の元になっています。
「安い方でいいじゃん」と思ったあなた、ちょっと待ってください。販売元が違うとサポートの手厚さや付属品の数が変わってきます。バンドが1本だけのセットもあれば、予備バンドが2本付いてくるケースもある。ここは口コミをよく見て、信頼できそうな出品者を選ぶのがコツです。
開封してまず触ってみた。質感と初期設定のリアルな感想
箱から出した瞬間の第一印象は「あ、思ったより軽い」でした。重量は実測で約38g。普段機械式の時計をしている人だと、おもちゃみたいに感じるかもしれません。ただ、着けていることを忘れる軽さは睡眠計測のときにすごくありがたい。
バンドは柔らかいシリコン素材で、手首への当たりは悪くありません。とはいえ高級感はないので、ビジネスシーンで使うにはちょっと厳しいかなというのが正直なところです。
初期設定は意外とスムーズでした。スマホに「VeryFit」というアプリを入れて、Bluetoothをオンにして画面の指示に従うだけ。ここでつまずく人もいるみたいですが、Bluetoothのペアリングをアプリ内で行うという点さえ知っていれば大丈夫です。スマホ本体のBluetooth設定から先に接続しようとすると失敗するので、そこだけ注意してください。
24時間着けてわかった健康管理機能の実力
IDW25が謳う健康モニタリングは、心拍数・血中酸素濃度・ストレスレベル・睡眠・血圧の5項目。この価格帯でここまで揃っているのは確かに魅力的です。
心拍数の測定は、安静時に関しては上位機種と比較しても大きく外れていません。ただし動きの激しい運動中は数値が遅れて表示されることがあり、リアルタイム性を求めるランナーには不向きです。あくまで健康管理の目安として使うのがいいでしょう。
血中酸素濃度と血圧については、医療機器としての認可を受けていない点を強調しておきます。実際に血圧計と同時に測ってみると、10〜20mmHgほどの差が出ることもありました。数値の絶対値を信用するのではなく、日々の変化の傾向を見るツールとして割り切ることが大切です。
睡眠スコアは意外と優秀で、深い眠り・浅い眠り・レム睡眠の割合がグラフで表示されます。朝起きて「なんか疲れが取れてないな」という日に見ると、確かに深い眠りが少なかったりして、納得感があります。
VeryFitアプリの日本語対応は一通りされていますが、ところどころ翻訳が怪しい部分も。ただ、グラフや数値を見るぶんには問題ないレベルです。
バッテリー持ちをガチ検証。カタログスペックとの差は?
メーカーは「最大14日間のバッテリーライフ」と謳っています。これ、本当に持つのか。条件を変えて試してみました。
常時心拍計をオン、画面の明るさを自動調整、1日数十件の通知を受け取るという標準的な使い方で、結果は10日間。結構頑張ってると思います。逆に、Bluetooth通話を1日30分程度使うと5日程度まで縮みました。Alexaを頻繁に呼び出すとさらに短くなる印象です。
充電は専用のマグネット式ケーブルを使います。ケーブルをなくすと詰むタイプなので、管理には気をつけてください。フル充電まで約2時間。週末に充電する習慣をつければ、普段は充電切れのストレスを感じずに済むでしょう。
「2週間」というのは、おそらく通知を完全にオフにし、心拍計も切った省電力モードでの数値です。カタログの数字に過度な期待をしなければ、バッテリー性能には十分満足できると思います。
Alexaは本当に使える?音声アシスタントの落とし穴
IDW25の大きなセールスポイントであるAlexa搭載。ただここが一番の落とし穴かもしれません。
まず、日本語で話しかけても英語で返答されるケースが多いです。「今日の天気は?」と聞くと「The weather today is…」と英語で返ってくる。タイマー設定やアラームも、英語で指示しないとちゃんと動かないことがあります。
これはAlexaの言語設定が一部の販売地域で英語固定になっているためで、アプリ側では変更できません。英語が得意な人なら問題ないですが、日本語だけのユーザーにとっては宝の持ち腐れになりかねない機能です。
ただし、スマートホーム機器の操作に関しては、一度設定してしまえば言語を問わず動作します。家の照明やエアコンを手首からコントロールできるのは、想像以上に便利ですよ。
実は防水性能がすごい。IP68の真価を試してみた
IDW25がIP68等級の防水防塵に対応しているのは、この価格帯ではかなり頑張っているポイントです。
IP68というのは「水深1.5mで30分間耐えられる」という規格。シャワーや食器洗いくらいではまったく問題ありません。実際に手洗いのたびに外さず1ヶ月過ごしましたが、画面の反応もボタン操作も正常なままです。
ただし水泳での使用は公式に推奨されていません。ネットのレビューを見ると「プールで使っても大丈夫だった」という声もありますが、塩水や温水は内部のシールを劣化させるリスクがあるので避けたほうが無難です。どうしても使いたい場合は自己責任で。
IDW25を使い続けてわかった「向いている人・向いていない人」
ここまで細かく話してきた内容を踏まえて、IDW25がフィットする人と、別の選択肢を考えたほうがいい人を整理します。
向いているのは、スマートウォッチ初心者で「まずは試してみたい」という人。通知確認・歩数計測・睡眠管理という基本機能を安価に体験できます。あとは高齢者へのプレゼントとしても評判が良いようです。画面が大きく文字が見やすいのと、健康管理の数値を見るのが日々の楽しみになるという声が多くありました。実際、メキシコのレビューでは家族へのギフトとして好意的な評価が目立ちました。
一方で、本格的なランニングのパートナーを求めている人や、細かい通知設定・アプリ連携を駆使したいヘビーユーザーには物足りないでしょう。GPSを内蔵していないため、ランニングのルート記録にはスマホを持ち歩く必要があります。また、先ほど触れたAlexaの言語問題も、音声操作を重視する人にとっては大きなマイナスです。
IDW25スマートウォッチは本当に「買い」なのか
結局のところIDW25は、スペック表の華やかさと実際の使用感の間に、それなりの距離がある時計です。でもそれはこの価格帯の製品としては当然のことで、むしろ「必要な機能にしっかり絞ってコストダウンしている」という見方もできます。
大事なのは、この時計に過剰な期待をしないこと。5万円のApple Watchと同じ土俵で比べるのではなく、通知が手首で確認できて、健康管理の習慣がついて、たまにAlexaで遊べるガジェットとして見たとき、これほどコストパフォーマンスに優れた選択肢はなかなかないと思います。
最後に一つだけ。購入するときは必ず返品・交換に対応している販売元を選んでください。個体差による初期不良の報告もゼロではないので、そのあたりの安心感込みで値段の差を考えることをおすすめします。
