スマートウォッチが欲しい。でも、普段から楽天Edyをメインの電子マネーとして使っているから、Edyが使えるモデルじゃないと困る。そんな風に考えていませんか。
結論から言うと、スマートウォッチでEdyを使いたいなら、選択肢はかなり限られます。でも、諦める必要はありません。この記事では、Edyに対応するスマートウォッチはどれなのか、どうやって設定するのか、そして「本当にEdy対応じゃなきゃダメ?」という疑問まで、会話するように詳しく解説します。
なぜスマートウォッチのEdy対応モデルは少ないの?
実は、多くの人が知らずに調べて戸惑うのがここです。人気のApple Watch、Garmin、Google Pixel Watch、これらはSuicaやiD、QUICPayにしっかり対応しています。なのに、楽天Edyだけは使えないんです。
どうしてか。公式に明確な理由は発表されていませんが、大きな要因は決済プラットフォームの違いです。楽天EdyはFeliCaという技術を採用していて、ウォレットアプリへの統合やライセンス契約の面で、現状は各メーカーが見送っている、というのが実情のようです。Suicaが交通系という強みもあり普及が進んだのとは、少し事情が異なります。
だからこそ、「Edy対応」と絞って探すと、途端に選択肢がなくなるんですね。
Edyが使えるスマートウォッチ、その唯一の本命
とはいえ、あります。Edyに単独で対応している唯一のスマートウォッチ、それはソニーの「wena(ウェナ)」シリーズです。
wenaは普通のスマートウォッチと何が違うの?
wenaの最大の特徴は、腕時計の「バンド部分」や「バックル部分」にFeliCaチップが内蔵されていること。これによって、普段お使いの機械式時計やお気に入りの腕時計にwenaのバンドを取り付けるだけで、その時計をEdy対応スマートウォッチに変えられるんです。
頭部は本格的なアナログ時計、バンドはスマート。このスタイルのおかげで、ビジネススーツにもしっくり馴染むデザインを実現しています。通知機能やフィットネストラッキングも備えているので、見た目も機能も欲張りたい人にぴったりです。
実際にどうやって使うの?設定からチャージ、決済までの流れ
買ってきて箱を開けたあとの流れを見てみましょう。スマートフォンはiPhone、Androidどちらでも大丈夫です。
まず、スマートフォンにwena専用アプリと「おサイフ」アプリをダウンロードします。wenaとスマートフォンをBluetoothでペアリングしたら、あとはおサイフアプリの案内に従って楽天Edyをwenaに登録するだけ。画面をポチポチタップしていれば完了するので、難しい設定は何もありません。
チャージはおサイフアプリから行います。楽天カードや他のクレジットカードを登録しておけば、アプリ上で金額を指定するだけ。チャージ上限は2万円までなので、ちょっとした買い物から週末のまとめ買いまでカバーできます。
決済の瞬間はもっと簡単です。レジで「Edyでお願いします」と伝えて、読み取り機にwenaのバックル部分をタッチするだけ。ポケットやバッグからスマートフォンを取り出す手間すらなく、支払いが完了します。
充電不要という選択肢。スマートリングという奥の手
「スマートウォッチは毎日充電するのが面倒」「時計は今のままで、Edy決済だけ手元で完結させたい」という人には、RINGO PAY STONEのようなスマートリングも面白い選択肢です。
指輪にFeliCaチップが埋め込まれていて、電池切れの心配は一切なし。指にはめておくだけで、レジでEdy決済ができます。通知や歩数計測といったスマートウォッチの機能はありませんが、決済機能だけを切り離して考えれば、これはなかなか合理的です。
Edyが必要か、それとも別の電子マネーでいいのか?
さて、ここまで読んでいただいて、こんな風に思ったかもしれません。
「Edyにこだわらなければ、もっと選択肢が広がるんじゃないの?」
その通りなんです。そして、ここが一番大事な判断ポイントです。楽天Edyを絶対に使い続けたい理由があるのか、これを機に別の電子マネーに移行するのか。あなたの使い方に合わせて考えてみましょう。
こんな人は迷わずEdy対応を選ぼう
Edyにこだわるべき理由がある人は、はっきりしています。
- 楽天市場での買い物で貯めた楽天ポイントを、普段の支払いで崩している
- よく行く個人商店やドラッグストアがEdyのキャンペーンを頻繁にやっている
- Edyでしかポイントが貯まらないお気に入りの仕組みがある
こういう方は、wenaシリーズ一択です。前述の設定方法で、これまで通りEdy生活を続けながら、スマートウォッチの快適さも手に入れましょう。
こんな人はSuicaやiD対応モデルが選択肢に
一方で、「別にEdyじゃなくても、コンビニと電車で使えればいい」という方。もうその時点で、選択肢は爆発的に広がります。
例えばApple Watchなら、Suicaはもちろん、iD、QUICPay、そしてPayPayまで使えるモデルもあります。電車に乗って、コンビニで支払って、コーヒーショップでサッと払う。そんな日常の決済のほとんどをカバーできます。Suicaはエクスプレスカード設定をしておけば、残高不足で引っかかることもありません。
Garminのスマートウォッチもいい選択肢です。ランニングやゴルフを本格的に楽しむ人に人気のGarminですが、Garmin PayでSuicaやVisaのタッチ決済に対応しています。充電の持ちが非常に良いのもGarminの魅力で、何日も充電を気にせず使いたい人に最適です。
Google Pixel Watchは、Google Walletを経由してSuicaやiD、QUICPayに対応。Googleのアプリやサービスを普段から使っている人には、通知や音声アシスタントとの連携がシームレスで使いやすいでしょう。
結局、自分に合うスマートウォッチはどれか
ここまでの話を整理しましょう。あなたが今、どのステージにいるかで選ぶべき製品は変わります。
楽天Edyを絶対に使いたい人
本当に選択肢はソニーのwenaシリーズだけです。お気に入りの腕時計をスマート化できる魅力は他の製品にはありません。バッテリーがバンド側にあるため、時計部分の電池は気にせず使えますが、スマート機能を使うには週に一度程度の充電が必要です。
Edyにこだわらない、むしろこれを機に乗り換えたい人
iPhoneユーザーならApple Watch。これ一択と言っても過言ではないほど、決済の幅が広いです。Suica、iD、QUICPayに加えてPayPayまで使えるのは大きな強みです。
Androidユーザーで多機能を求めるならGoogle Pixel Watch。Googleサービスとの連動はさすがの一言です。
バッテリーとヘルスケアを重視するならGarminが頼りになります。数日から数週間持つバッテリーは、充電のストレスから確実に解放してくれます。
決済さえできればいいという割り切り派
RINGO PAY STONEのようなスマートリングを、普段の指輪に一つ加える。驚くほど身軽になれる選択です。
スマートウォッチでEdyを使う時によくある疑問
設定や機種選び以外にも、気になる点はいくつかありますよね。よくある質問に答えていきます。
Q. スマートウォッチが電池切れになったら支払いできない?
wenaの場合、Edyの決済機能はFeliCaチップによって動いているため、スマート機能側のバッテリーが切れていても決済は可能です。これは大きな安心材料ですね。ただし、Suicaのエクスプレスカード設定をしたApple Watchも、バッテリーが切れてしばらくは予備電力で動作します。
Q. お店でかざすとき、どの向きが正しいの?
wenaの場合、バックル部分の裏側にチップが内蔵されています。読み取り機に面するように手首を返してタッチしてください。店員さんに「Edyで」と伝えれば、大体の場合は「ああ、ここにかざしてください」と案内してもらえます。慣れれば一瞬です。
Q. 残高はどうやって確認するの?
スマートフォンのおサイフアプリを開くのが一番早いです。wenaアプリからも残高確認はできますが、チャージや利用履歴の管理はおサイフアプリのほうが使いやすくできています。
Edyをスマートウォッチで使う未来
スマートウォッチでEdyが使えるモデルは確かに少ない。でも、wenaシリーズという明確な答えがあること、そしてRINGO PAYのような新しい形の選択肢も生まれていることを知っていただけたと思います。
決済のたびにスマホを取り出す手間から解放されるのは、実際に体験すると驚くほど快適です。ポケットがない服の日も、手が荷物で塞がっているときも、手首をかざすだけ。この小さな自由が、日々のちょっとしたストレスを確実に減らしてくれます。
あなたがEdy派であれ、これを機にSuicaへの移行を考える派であれ、手元で完結するスマートな支払い方をぜひ手に入れてください。一度慣れると、もうスマホを取り出す生活には戻れなくなりますよ。
