「ASUSのスマートウォッチって今どうなってるの?」
そう思って検索したあなた、ちょっと戸惑っていませんか。有名メーカーなのに、家電量販店のウェアラブル端末コーナーで見かける機会がぐっと減ってしまったからです。
でも大丈夫。この記事では、ASUSスマートウォッチの現在地を正直ベースで整理していきます。健康管理に強いモデルの実力から、すでに持っている人向けの活用術、さらには「今買うならどれ?」という疑問まで、まるっとお伝えします。
ASUSのスマートウォッチ、今どうなってるの?かつての人気モデルを振り返る
まずは軽く歴史を振り返りましょう。一時期「ZenWatch(ゼンウォッチ)」シリーズがかなり話題になっていたのを覚えている人も多いはずです。
ZenWatchシリーズの特徴は、なんといってもファッション性の高さ。丸型の文字盤に本格的な時計デザインを取り入れていて、いわゆる「ガジェット感」をあまり出さずに使えるのが魅力でした。OSにはGoogleのWear OSを採用していたので、文字盤のカスタマイズやアプリの追加も自由自在。
ところが、このZenWatchシリーズは2016年に発売された「ZenWatch 3」を最後に、後継機がぱったりと出ていません。ASUSはスマートウォッチから撤退したの?と心配になりますが、実はそうではなく完全にベクトルを変えたんです。
唯一の現行モデルASUS VivoWatch SPって何ができる?健康管理に特化した本気度
今ASUSが力を入れているのは、健康管理に全振りした「VivoWatch(ビボウォッチ)」シリーズ。この方向転換がかなり思い切っていて、単なる通知確認端末ではなく、日々の体調を見守ってくれるヘルスケアデバイスという立ち位置なんです。
特に注目したいのがASUS VivoWatch SP。このモデルには、手首に装着するだけで計測できる健康指標がいくつも盛り込まれています。
- 24時間の心拍数モニタリング
- 血中酸素濃度の計測
- 脈波伝播時間を利用した血圧傾向のトラッキング
- 睡眠の深さや呼吸の質まで分析する睡眠管理
- ストレスレベルや身体疲労度の数値化
ここまで揃っていると、もはやフィットネストラッカーというより日常に溶け込む健康コンサルタントみたいな存在です。ランニングの記録だけじゃ物足りない、自分の体の内側まで知りたいという人にぴったり。
ただし日本では公式に販売されていないルートもあるため、「どうしてもVivoWatchが欲しい」という場合は海外通販や輸入代行という選択肢になってきます。購入前に日本語対応状況や保証の有無はしっかり確認してください。
もう手に入らないけど…旧モデルASUS ZenWatch 3を今使うコツ
「手元にZenWatchがあるけど、もう使い物にならないの?」と不安に思っている方もいるでしょう。
結論から言うと、工夫すればまだまだ現役で使えます。
ASUSの公式サポートは終了していますが、Wear OS搭載のASUS ZenWatch 3はGoogleの基盤で動いているため、Androidスマホとのペアリング自体は可能です。Google Playから対応アプリをダウンロードすれば、通知の確認や音楽再生の操作など基本的な機能は維持できます。
ただしバッテリーの劣化は避けられません。古いモデルほど1日もたないケースが出てきます。そんなときは、通知を必要最低限のアプリだけに絞る、常時表示をオフにする、文字盤をシンプルなものに変えるといった工夫でバッテリー消費をぐっと抑えられます。
また純正の充電器やバンドが壊れた場合、すでにメーカー在庫がないことが大半です。フリマアプリやサードパーティ製の互換アクセサリーをこまめにチェックしておくと安心です。
ASUSスマートウォッチが向いている人、向いていない人
ここまで読んで「結局、ASUSを選ぶメリットって何?」と感じているかもしれません。正直にお伝えすると、ASUSのスマートウォッチは万人向けではありません。次のような人には特におすすめできます。
向いている人
- スマートウォッチにファッション性やデザインの良さを重視する
- 通知確認より、血圧や心拍数、睡眠の質といった健康データをじっくり見たい
- ZenWatchの中古美品を探してでも、あのスタイルを手に入れたい
- 健康管理に特化したモデルを、多機能すぎないシンプルな設計で持ちたい
向いていない人
- 最新のWear OSでGoogleマップやGoogleウォレットを使い倒したい
- 日本国内で手軽に正規品を購入し、手厚いサポートを受けたい
- 豊富な社外バンドやアクセサリーから好きに選びたい
- iPhoneとの組み合わせでまったくストレスなく使いたい
いわばASUSのスマートウォッチは個性を楽しむ一本。Apple WatchやGalaxy Watchのように「これさえ選べば間違いない」というメジャーな安心感とは別の軸で、自分のこだわりを大切にしたい人に刺さる存在なのです。
選ぶ前に知っておきたい、他の選択肢との比較ポイント
最後に、購入を迷っているあなたへ。ASUSスマートウォッチの情報を追っていると、どうしても他ブランドと比較したくなってくるはずです。特に以下の3軸は押さえておきましょう。
健康管理機能の深さ
血圧傾向をトラッキングできるVivoWatchは、この分野ではかなり先駆的です。一方で心電図測定などの医療機器レベルの機能は他社に譲ります。自分の知りたいデータに合っているかが決め手。
OSの違い
Wear OSのオープンな拡張性を取るか、独自OSでもバッテリー持ちの良さを取るか。VivoWatchは独自OSなのでバッテリーが長持ちする反面、アプリの追加はできません。
入手性とサポート
日本で正規販売されている他社製品と違い、最新のASUSスマートウォッチは海外ルートが中心。万が一の故障時に困らないよう、自己責任で動ける人に向いています。
ASUSスマートウォッチは「今すぐ店頭で最新モデルを買いたい」というニーズには正直応えづらい状況です。でも、健康管理を突き詰めたい人、かつてのZenWatchのデザイン哲学に共感した人にとっては、今なお唯一無二の魅力を放っています。あなたの「知りたい」に、この記事が少しでも役立てば嬉しいです。

