スカーゲンのスマートウォッチが好きだった人、今まさに買おうか迷っていた人にとっては、ちょっと残念なニュースが飛び込んできました。そう、スカーゲンはスマートウォッチ事業から撤退してしまったんです。
「あのシンプルでおしゃれなデザイン、もう手に入らないの?」
「今使っているFalster、このまま使い続けても大丈夫?」
そんな不安や疑問が頭をよぎりますよね。この記事では、撤退の真相から、愛用中のスマートウォッチの今後、そして北欧テイストを引き継げる代わりの選択肢まで、まるっとお話ししていきます。
なぜスカーゲンはスマートウォッチから撤退したのか
まずは、どうして撤退することになったのか。ここをはっきりさせておきましょう。
スカーゲンを傘下に持つFossil Groupは、2024年、スマートウォッチ市場からの撤退を正式に発表しました。スカーゲンブランドだけでなく、FossilやMichael Korsなどのブランドも含めた、グループ全体の方針転換です。
その理由は大きくふたつ。
ひとつは、スマートウォッチ市場の激しい競争です。Apple WatchやGoogle Pixel Watch、Samsung Galaxy Watchといった巨大プレイヤーがひしめく中、ファッションブランドとして差別化を図るのが年々難しくなっていました。
もうひとつは、ブランドの方向性そのもの。スカーゲンは「ミニマルでタイムレスなデザイン」を哲学に掲げてきました。伝統的なアナログ時計の世界では強い魅力を放っていた反面、毎年のように新モデルやアップデートが求められるスマートウォッチとは、そもそも相性が良くなかったのかもしれません。
実際に、スカーゲン最後のスマートウォッチとなった「Falster Gen 6」と「Jorn Gen 6 Hybrid」が発売されたのは2022年。その後、新モデルが出ることはありませんでした。
いまスカーゲンのスマートウォッチを使っている人はどうすればいい?
「もう撤退したって言われても、今まさに腕につけてるんですけど!」
そうですよね。ここが一番気になるところだと思います。
ご安心ください。すぐに使えなくなるわけではありません。
- コンパニオンアプリは当面サポートが継続されます。スマートフォンとのペアリングや通知機能も、すぐに停止されることはないとみられています。
- Falster Gen 6はWear OS 3へのアップデートが提供されており、既存ユーザーは最新OSで使い続けられます。
- バッテリーの自然劣化や故障については、Fossilグループの通常保証や修理対応の範囲内であれば、当面は対応を受けられる可能性があります。
ただ、長い目で見ると、セキュリティアップデートの停止やアプリの非対応化が進むリスクはゼロではありません。いわゆる「枯れた状態」で付き合っていく覚悟は、少しだけ必要です。
スカーゲン「Falster Gen 6」ってどんなモデルだった?
代替機を考える前に、スカーゲンのスマートウォッチがどんな魅力を持っていたのか、改めて振り返っておきましょう。最後のフラッグシップモデル「Falster Gen 6」のスペックはこんな感じでした。
- OS:Wear OS by Google
- プロセッサ:Snapdragon Wear 4100+
- ディスプレイ:有機EL(AMOLED)搭載の丸型フェイス
- 健康管理:心拍数センサー、血中酸素ウェルネスセンサー、睡眠トラッキング
- スポーツ機能:GPS内蔵、水泳対応の5気圧防水
- 決済機能:Googleウォレット対応のNFC搭載
- 音声操作:Googleアシスタント対応
機能面では当時のWear OSウォッチとして十分ハイスペック。でも、それ以上にユーザーを惹きつけたのは「タイムレスな北欧デザイン」でした。余計な装飾をそぎ落としたミニマルな文字盤、細身のケース、どんな服装にも自然に溶け込むカラーリング。テクノロジー製品というより、ファッションアイテムとして腕元を飾ってくれる存在でした。
代わりになる北欧テイストのスマートウォッチ3選
では、本題です。スカーゲンのスマートウォッチに惹かれていた人にこそ試してほしい、代わりの選択肢を3つピックアップしました。いずれもデザインの美しさと実用性を兼ね備えたモデルです。
Google Pixel Watch 3:丸型ミニマルデザインの本命
最初にご紹介したいのが、Google Pixel Watch 3です。
スカーゲンのFalsterを愛用していた人が乗り換えるなら、間違いなくこれが最右翼。丸型ドームデザインの有機ELディスプレイは、まるで本物の時計のような美しい曲線を描いています。Fitbitの高度な健康管理機能を内蔵しつつ、あくまでミニマルな佇まいを崩していないのが素晴らしい。
Wear OSの最新バージョンがプリインストールされていて、Google製品ならではのシームレスな連携も魅力です。ベルトも豊富に用意されているので、自分好みにカスタマイズできます。
Amazfit Active 2:軽さとコスパを求めるなら
「スマートウォッチにあまり予算をかけたくない」「軽くてバッテリーが長持ちする方がいい」という方には、Amazfit Active 2がおすすめです。
こちらは角型ディスプレイなので、Falsterの丸型にこだわる人には少し趣が異なります。ただ、厚みのないスリムなボディと、無駄を省いた端正な佇まいは、スカーゲンが大切にしていたミニマリズムに通じるものがあります。
バッテリーは脅威の約10日間持ち。毎日充電するストレスから解放されるのは、想像以上に快適です。価格も2万円台と、かなりリーズナブル。初めてのスマートウォッチとしても手に取りやすい一台です。
HUAWEI WATCH FIT 3:視認性とスタイルを両立
3つめは、HUAWEI WATCH FIT 3です。
このモデルの最大の魅力は、最大2,000nitsの高輝度AMOLEDディスプレイ。真夏の直射日光下でも画面がくっきり見えるので、ランニングやウォーキングのお供に最適です。こちらも角型で、1.82インチの大画面ながら着け心地は驚くほど軽やか。
バッテリーは最大10日間。細かい文字盤カスタマイズも充実しているので、「北欧風のミニマルな文字盤」を自分で探してきて設定すれば、かなりスカーゲンに近い雰囲気を楽しめます。
新品はもう手に入らないの?スカーゲン製品を探す方法
「それでもやっぱりスカーゲンのスマートウォッチが欲しいんです」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。完全に新品を入手するのはかなり難しくなっていますが、まだ可能性はゼロではありません。
- 家電量販店やセレクトショップの在庫を探す。特に地方店舗では、たまに在庫が眠っていることがあります。
- フリマアプリや中古市場をチェックする。動作確認済みの美品が出品されることもあります。
- Amazonの在庫をこまめに確認する。新品・未使用品が不定期に入荷することがあります。
スカーゲンのスマートウォッチ撤退は「終わり」ではなく「区切り」
ここまで読み進めてきて、少し寂しい気持ちになった方もいるかもしれません。でも、考え方を変えてみませんか。
スカーゲンのスマートウォッチ撤退は、ブランドが本来のアイデンティティに立ち返るための決断とも言えます。余計なものを削ぎ落とした美しいアナログ時計を作り続けること。それこそが、スカーゲンというブランドの真骨頂なのです。
そして、スマートウォッチの世界には、スカーゲンが大事にしてきたミニマルで上質なデザインを受け継ぐモデルが、すでにいくつも登場しています。Google Pixel Watch 3をはじめとした選択肢から、あなたの腕元にぴったり合う一本を探してみてください。
