ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、最近注目を集めているのが「耳をふさがないタイプ」。その中でも、cheero(チーロ)の「CHE-645」は手頃な価格と軽い装着感で人気を集めています。
この記事では、CHE-645の使い方を実際の説明書内容をもとに、初心者でも迷わないようにわかりやすく解説します。
CHE-645ってどんなイヤホン?
まずは基本から。CHE-645は「オープンイヤー型」と呼ばれるイヤーカフのような構造を採用しています。
耳に差し込むのではなく、耳に“かける・挟む”タイプなので、耳穴をふさがずに周囲の音も自然に聞こえます。ランニングや通勤中など、「ながら聴き」したいシーンにぴったりの設計です。
スペックを簡単にまとめるとこんな感じです。
- Bluetooth 5.3 対応
- 片耳わずか約3.6gの超軽量設計
- 連続再生時間 約4.5時間(ケース併用で約18時間)
- 防水規格 IPX5
- 対応コーデック SBC / AAC
- 充電端子 USB Type-C
ブラック・ホワイト・ブルー・ピンク・ミントグリーンの5色展開で、好みに合わせて選べます。
開封から初期設定までの流れ
まずは充電からスタート
購入直後は、まず充電ケースとイヤホン本体をフル充電することをおすすめします。
付属のUSB Type-Cケーブルを使い、PCやUSBアダプターに接続して充電します。満充電までの目安はおよそ1.5時間ほど。充電中はケースのLEDインジケーターが点灯し、満充電になると自動的に消灯します。
装着のコツ
CHE-645は耳に引っかけるように装着します。スピーカー部分が耳の入り口に軽く当たるように位置を調整すると、音が自然に届きやすくなります。
圧迫感が少ないため、長時間の作業中でも疲れにくいのがポイント。耳穴をふさがないので、外の音もちゃんと聞こえます。
Bluetooth接続の方法
はじめて使うときはペアリングが必要です。手順はとてもシンプルです。
- イヤホンの電源ボタンを3秒ほど長押しして、ペアリングモードにします。
- スマートフォンのBluetooth設定を開き、「CHE-645」を選択します。
- 接続が完了すると、LEDランプが点灯または点滅して知らせてくれます。
次回以降は、充電ケースから取り出すだけで自動的に前回のデバイスに接続されます。
もし別の機器に切り替えたい場合は、既存の接続を解除してから新しいデバイスで再度ペアリングを行いましょう。
基本操作とボタンの使い方
イヤホン本体にはマルチボタンがあり、音楽の操作や通話、音声アシスタントの起動まで行えます。
- 再生/一時停止:ボタンを1回押す
- 次の曲:右イヤホンを2回押す
- 前の曲:左イヤホンを2回押す
- 音量アップ:右を長押し
- 音量ダウン:左を長押し
- 通話応答・終了:1回押す
- 着信拒否:2回押す
- Siri/Googleアシスタント:3回押す
操作の反応は軽めで、耳元で「カチッ」と音がする感触があります。慣れてくるとスマホを取り出さずに音楽操作ができて便利です。
バッテリーと充電ケースの管理
CHE-645はイヤホン単体で約4.5時間の連続再生が可能。ケースを使えば、フル充電を複数回行えるため、合計でおよそ18時間ほど使えます。
USB-C充電に対応しているため、モバイルバッテリーからの充電もOK。
長く使うためのポイントとしては次の3つです。
- 水濡れ状態で充電しない
- 使わないときはケースに戻して保管
- 端子部分は定期的に柔らかい布で拭く
特に金属端子の汚れは充電不良の原因になります。取扱説明書にも「乾いた布で優しく拭く」と明記されています。
防水性能と取り扱いの注意点
IPX5相当の防水仕様なので、雨や汗にもある程度対応しています。
ただし、水中での使用やシャワーを浴びながらの利用はNGです。防水とはいえ「防滴レベル」と覚えておくと安心です。
また、長期間使わないときは高温多湿を避けて保管してください。
真夏の車内やヒーターの近くなどはバッテリーの劣化につながる恐れがあります。
よくあるトラブルと対処法
ペアリングできないとき
- イヤホンとスマホのBluetoothを一度オフにして再起動
- ケースに戻して数秒待ち、再度取り出してペアリングモードに入る
- スマホのBluetooth設定で「CHE-645」を削除して再登録
片方しか音が出ない
- 両方のイヤホンが十分に充電されているか確認
- 一度ケースに戻してリセットしてから再接続
充電できない
- ケーブルやポートのホコリをチェック
- 金属端子を布で拭いて再度セット
それでも改善しない場合は、購入店またはcheero公式サイトの問い合わせフォームからサポートを受けましょう。
実際の使用感レビューから見るCHE-645の魅力
CHE-645を使ってみると、一番の魅力は「軽さと開放感」。
片耳3.6gという軽量設計は、つけていることを忘れるほど自然です。
耳の中に入れない構造なので、長時間の装着でも蒸れや痛みを感じにくい点も好評です。
音質はオープンイヤーらしく自然で、ボーカルが聞き取りやすい印象。
密閉型のような低音の迫力は控えめですが、日常のBGMやオンライン会議、移動中のニュース視聴には十分です。
Bluetooth 5.3による接続の安定性も高く、動画再生時の遅延もほとんど感じません。
注意しておきたいポイント
万能ではない点も押さえておきましょう。
オープンイヤー型の特性上、騒がしい場所では音が聞き取りづらくなります。電車の中などでは音量を上げすぎないよう注意が必要です。
また、マルチポイント接続(複数デバイス同時接続)には非対応のため、スマホとPCを頻繁に切り替える人は手動で再接続する必要があります。
価格を考えると、音質よりも「ながら使い」「快適さ」「安全性」を重視したモデルといえます。外の音を聞きながら音楽を楽しみたい人にはぴったりです。
cheeroワイヤレスイヤホンCHE-645の使い方をマスターして快適に使おう
CHE-645は、誰でもすぐに使いこなせるシンプルな設計と、ストレスのない装着感が魅力です。
説明書どおりに充電・装着・接続を行えば、初めてのBluetoothイヤホンでも安心して使えます。
「耳をふさがない」開放感を求める人、仕事中でも周囲の音を聞き取りたい人、そして軽くて落ちにくいイヤホンを探している人には特におすすめです。
価格以上の使いやすさを体感できるモデルとして、CHE-645は「ながら聴き」ライフの頼もしい相棒になってくれるはずです。
