「最近、iPhoneが売れていないらしい」
そんな話を耳にすることが増えましたよね。電車の中やカフェで見かけるiPhoneの比率は相変わらず高い気もするけど、実際のところはどうなんでしょうか。
気になるiphoneの販売状況。ビジネスパーソンなら市場動向として、今使っているあなたなら愛機の将来性として、気になるテーマですよね。
今回は「iPhone売れない」と言われる背景を、最新データからひも解きながら、その原因と今後の行方までじっくり解説していきます。
iPhone売れないって本当?最新の販売データをチェック
まずは「本当に売れていないの?」という疑問から整理していきましょう。
世界市場の販売台数は微減傾向
調査会社IDCのデータによると、世界のスマートフォン市場全体は成熟期に入り、伸び悩みが続いています。その中でAppleのiphoneシェアも、一時期のような急成長は見られなくなっています。
特に直近の四半期では前年同期比で数%の減少が報告されており、まさに「売れない」という印象につながっているようです。ただし、これはAppleだけの話ではなく、スマホ市場全体の流れでもあります。
日本市場はちょっと違う?独自の状況
面白いのは日本市場の特性です。MM総研の調査によると、国内のスマホ出荷台数に占めるAppleのシェアは依然として5割前後をキープ。世界平均と比べると圧倒的に高い水準なんです。
「売れない」と言われながらも、10人のうち5人がiphoneを選んでいる計算になります。これってやっぱりすごいことですよね。
でも確かに、昔ほど「新型出た!即買い!」という熱量は感じなくなったかもしれません。
なぜiPhoneは売れなくなったと言われるのか?5つの原因
では具体的に、どんな理由で「売れない」と言われるようになったのでしょうか。データとユーザーの声を交えながら深掘りしていきます。
1. 価格の高騰が買い控えを生んでいる
一番大きな理由は、やっぱりこれでしょう。
最新モデルのiphone Pro Maxとなると、20万円近くする時代。軽くひと月の給料を超えてしまいます。「スマホにそんなにお金出せないよ…」というのが、普通の感覚ですよね。
SNSを見ていると「高いだけで価値が見えない」「Androidで十分」といった声も少なくありません。特に若い世代では、分割払いの負担を気にして買い替えを先延ばしにする傾向が強まっているそうです。
2. 買い替えサイクルの長期化
これはiPhoneに限った話じゃないんですが、スマホの性能が良くなりすぎたのも理由の一つ。
3年前のモデルでもサクサク動くし、カメラだって十分キレイ。バッテリーさえ交換すれば、まだまだ現役で使えるんです。
実際、iPhoneユーザーの平均使用年数はどんどん伸びていて、「4年目に突入しました」なんて人も珍しくありません。新型が出ても「別に今のでいいや」となってしまう。これが販売台数が伸び悩む大きな要因になっています。
3. 目新しさの欠如とマンネリ感
「またカメラが良くなりました」「プロセッサが進化しました」
毎年こんな発表が続くと、正直ワクワク感が薄れてしまうのも事実。
大きなデザイン変更もなくなり、見た目で「新しいの買った!」とアピールしづらくなりました。折りたたみスマホのような派手な新機能を他社が出す中、どうしても「去年と一緒じゃん」と思われてしまうんですよね。
4. 競合Android勢の台頭
特に中国市場では、ファーウェイ(Huawei)の復活が大きく報じられています。国内ブランド志向の高まりもあって、iphoneからAndroidに戻すユーザーも増えているとか。
Google Pixelのコスパの良さ、Samsung Galaxyの折りたたみモデルの面白さ。選択肢が増えたことで、「あえてiPhoneじゃなくても」という人が増えているのは確かです。
5. 中古市場の活況
「売れない」と言いつつ、実は中古のiphone市場は絶好調。価格.comの中古掲示板を見ても、「型落ちでも十分」「新品買うのがバカらしい」といった意見が目立ちます。
新品が売れない代わりに、中古や整備済み品がその需要を吸収している。これもメーカーから見れば「売れていない」状況につながっているんですよね。
現場の声から見える「iPhone離れ」のリアル
データだけじゃなくて、実際にユーザーや販売現場ではどんな声が聞こえてくるのでしょうか。
「バッテリーの持ち」への不満
Twitter(X)で「iPhone やめた」と検索すると、よく出てくるのがバッテリー関連の声。
「2年でバッテリー最大容量が80%切った」
「冬場の屋外で突然シャットダウン」
こんな経験があると、「こんなに高いのに…」と不信感が募るのも無理はありません。
「Androidで十分」のリアル
実際にiPhoneからAndroidに乗り換えた人の体験談を見ていると、こんな声がありました。
「写真もキレイだし、動作もサクサク。なんで今まで高いiPhoneにこだわってたんだろう」
「充電の速さに感動。iPhoneの遅さに戻れない」
もちろん、iCloudやAirDropなどApple同士の連携に魅力を感じて戻ってくる人もいます。でも「iPhoneじゃなきゃダメ」という時代は、確実に終わりつつあるのかもしれません。
iPhone売れない時代のAppleの戦略は?
じゃあAppleはこの状況をどう見て、どんな手を打とうとしているんでしょうか。
生成AI「Apple Intelligence」への期待
次の大きな柱として期待されているのが、生成AIの本格搭載です。Bloombergのマーク・ガーマン記者なども報じていますが、AppleはAI機能で巻き返しを図ろうとしています。
具体的にどんなことができるようになるのかは不明な部分も多いですが、「新しい体験」を求めるユーザーにとっては、久しぶりのワクワク材料になるかもしれません。
エントリーモデル(iPhone SE)の刷新
「高くなりすぎた」という声に応える形で、廉価版のiphone SEシリーズを強化するという噂もあります。
5G対応で性能を抑えつつ、価格を5〜6万円台に設定すれば、若年層や「とりあえずiPhone欲しい」という層の需要を取り込める可能性は高いですよね。
サブスクリプションモデルの拡大
本体を高く売るビジネスから、サービスで稼ぐビジネスへのシフトも進んでいます。
Apple MusicやiCloud、Apple TV+といったサービスの加入者が増えれば、ハードの販売台数が多少減っても、会社全体としては安定した収益を得られる。そんな戦略が見え隠れします。
結局、iPhoneはもう売れないの?今後の見通し
ここまでの話をまとめると、こんな感じでしょうか。
- 「売れない」は正しいけど、それは成熟市場の自然な流れ
- 日本ではまだまだ強いブランド力を持っている
- 価格高騰やマンネリ感が買い控えの原因
- AppleはAIとサービスで次のステージへ
つまり「iPhoneが全く売れなくなる」という極端な未来は考えにくいです。でも「新型が出たら全員が飛びつく」時代は完全に終わった。これが現実でしょう。
まとめ:これからのiPhoneとの付き合い方
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「iPhone売れない」というキーワードを調べているあなたは、もしかしたら「今買っても大丈夫?」「値下がりしないかな?」なんて思っているかもしれません。
でも、視点を変えれば「長く使える」というのはユーザーにとって大きなメリット。2〜3年で買い替えるより、4年、5年と付き合うほうが結果的にコスパはいいんです。
新品が売れない代わりに、中古市場が充実しているのも今の時代ならでは。状態のいい中古iphoneを探すのも、一つの賢い選択肢かもしれませんね。
Appleがこれからどんな新しいiPhoneを見せてくれるのか、そして私たちユーザーがどう付き合っていくのか。じっくり見守っていきましょう。
