みなさん、こんにちは。iPhoneを使っていて「このアプリ、もう一つあったらなあ」と思ったこと、ありませんか?
例えば、LINEの仕事用アカウントとプライベート用アカウントを完全に分けたい。Instagramで本名アカウントとは別に、趣味用のアカウントをサクッと切り替えたい。ゲームのサブアカウントを作って、イベントを効率よく進めたい。
でも、Androidスマホには標準で「アプリの複製」機能がついている機種もあるのに、iPhoneにはそれがない。なぜ?どうやってやるの?って悩んでる人、めちゃくちゃ多いんです。
今回は、そんな「iPhoneで同じアプリを2つ使いたい」という願望を叶える方法を、安全性と実用性をガチで重視して徹底解説します。「複垢(ふくあか)」目的からビジネス活用まで、あなたの目的に合った最適な方法が見つかるはずです。
結論から言うと、iPhoneでアプリを完全に2つにすることは、Androidに比べるとかなりハードルが高い。でも、いくつか方法があるのも事実。公式に認められた安全な方法から、ちょっと裏技的な上級者向けの方法まで、メリット・デメリットを包み隠さずお伝えしますね。
なぜiPhoneには「アプリを2つにする」公式機能がないの?
まず、なんでAppleはこの便利な機能を公式で用意してくれないのか。ここを理解しておかないと、これから紹介する方法のリスクや意味がちゃんと掴めません。
iPhoneの[iphone amazon_link=”iphone”]心臓部であるiOSは、「セキュリティ」と「プライバシー」を何よりも優先して設計されています。アプリはそれぞれ「サンドボックス」っていう隔離された箱の中で動いていて、他のアプリのデータ領域には絶対に入れないようになってるんです。
もしアプリを複製する機能を公式でつけちゃうと、この厳格なルールが崩れる可能性がある。Appleはそれを何より嫌がるわけですね。
実際、Appleの公式ドキュメント「Apple Platform Security」を見ても、アプリの署名や実行に関する厳格なルールがびっしり書かれています。これはユーザーを守るための大切な仕組みってわけです。
だから、Androidみたいに「ポンッ」とアプリを複製する機能がないのは、「できない」んじゃなくて「あえて作っていない」んだと理解しておきましょう。
【超安全・公式】アプリ内機能とSafariで「擬似的に2つ」使う方法
「とはいえ、どうしても2つ使いたい!」というあなた。まずはリスクゼロで誰でも簡単にできる方法から試してみましょう。完全なアプリの複製ではないけど、目的によってはこれで十分なケースが多いんです。
主要SNS・メッセージアプリのアカウント切り替え機能を使いこなす
最近の主要アプリは、複数アカウントの管理機能がめちゃくちゃ充実してます。まずはお使いのアプリの設定をチェックしてみてください。
- LINE(ライン)
公式の「アカウント切り替え」機能が便利です。ホーム画面の「その他」タブから設定できます。最大で複数アカウントを登録できて、ワンタップで切り替え可能。仕事用とプライベート用を行き来するなら、これが一番ラク。 - Instagram(インスタグラム)
設定の一番下にある「アカウントを追加」から、最大5つまでアカウントを追加できます。追加後は、プロフィール画像を長押しするか、画面上部のアイコンをタップするだけでサクッと切り替えられるんです。これも立派な「2つ使い」の一つと言えるでしょう。 - X(旧Twitter)
サイドメニューからアカウント管理アイコンをタップ。こっちも複数アカウントの追加と切り替えに対応してます。情報収集用と発信用で分けてる人、結構多いんじゃないかな。 - Facebook(フェイスブック)
一応、複数アカウントの追加機能はあります。ただ、Meta(旧Facebook)の利用規約では、個人が複数のアカウントを持つことは基本的にNGとされています。ビジネス用にページを作るのはOKですが、アカウント自体を複数持つのはちょっと注意が必要です。
Safariの「ホーム画面に追加」が実は超使える
これ、意外と知られてないんですが、Safariを使えばアプリのWeb版を、まるでネイティブアプリのようにホーム画面に置くことができるんです。
やり方はカンタン。
- Safariで使いたいサービスのWeb版(例:Twitterのモバイルサイト)を開く。
- 画面下の「共有ボタン」(四角から矢印が出てるやつ)をタップ。
- メニューの中から「ホーム画面に追加」を選ぶ。
- 好きな名前をつけて「追加」。
これで、そのWebサイトがアプリみたいなアイコンでホーム画面に鎮座します。タップすればSafariが開いて、すぐにそのサービスが使える。
この方法のすごいとこ
- 完全無料&リスクゼロ。
- ストレージ容量をほとんど使わない。
- iPhoneの収容能力に制限されない(理論上は無限に作れる)。
活用シーン例
- インスタグラムの「推し活専用アカウント」はWeb版でサクッと見る。
- メルカリの「出品管理専用ページ」を作っておく。
- YouTubeで「勉強用プレイリスト」だけをすぐ見れるアイコンを作る。
ネイティブアプリほど快適じゃない場合もあるけど、プッシュ通知が不要なサブアカウント運用なら、これが一番シンプルで安全な解決策です。
【上級者向け】非公式な方法で「完全に独立したアプリを2つ」にするリスクと真実
「いやいや、そんな擬似的な方法じゃなくて、完全に独立したアプリをもう一つガッツリ入れたいんだ!」っていう人もいるでしょう。例えば、配車サービスで利用者アカウントと配達員アカウントを同時に使いたいとか、ゲームのデータを完全に分けたいとか。
ここからは、ちょっとディープな世界の話です。「サイドローディング」っていう方法を使えば、技術的にはそれが可能になります。でも、その代償はかなり大きい。ここから先は、自己責任の世界だってことをしっかり頭に入れておいてください。
サイドローディングって何?仕組みを簡単に
「サイドローディング」とは、簡単に言うとApp Storeを経由せずに、直接アプリ(IPAファイル)をiPhoneにインストールする方法です。Androidで言うところの「APKファイルをインストールする」感じですね。
でも、Appleはこの行為を基本的に許していません。そこで登場するのが、開発者向けの証明書を使った方法です。Appleはアプリ開発者が自分の作ったアプリを実機でテストするための仕組みを用意しているんですが、その仕組みをちょっとだけ借りるんです。
代表的なツールとしては、「AltStore」や「Sideloadly」などがあります。これらをパソコンにインストールして、iPhoneと連携させることで、好きなアプリのIPAファイルをインストールできます。
知っておくべき3つの厳しい制限と恐ろしいリスク
でも、ここからが本番。この方法には、無料アカウントだと非常に厳しい制限がつきまとうんです。
- 7日間の寿命
インストールしたアプリは、たった7日間しか持ちません。7日が過ぎると、そのアプリは起動しなくなります。また生き返らせるには、パソコンにつないで「再署名(リフレッシュ)」という作業が必要。これを毎週繰り返さないといけないんです。「旅行中にアプリが死んでた…」なんてこともあり得ます。 - 同時に3つまで
サイドローディングで入れておけるアプリは、最大で3つまで。この制限に引っかかると、新しいアプリを入れたいときに、どれか一つを削除しなければなりません。 - セキュリティ上の致命的なリスク
これが一番怖い。非公式なサイトからIPAファイルをダウンロードするとき、そのファイルにはマルウェアやスパイウェアが仕込まれている可能性が非常に高いです。
「LINE 複垢」とか「ゲーム チート」とか、甘い言葉で配布されている改造アプリには、あなたのApple IDやパスワード、連絡先、さらにはキーチェーンに保存されたクレジットカード情報を抜き取る機能がこっそり埋め込まれているケースが後を絶ちません。セキュリティ企業カスペルスキーのレポートでも、こうした非公式アプリストア経由の被害は常に警告されています。
そして、もしAppleに不正な行為(改造アプリのインストールや、規約違反の複数アカウント利用など)がバレたら、あなたのApple IDが永久停止される可能性だってあります。そうなると、今まで買ったアプリや音楽、iCloudのデータ全部がパーになるかもしれない。これは本当に冗談じゃないです。
【未来予想】EUでは始まった「代替アプリストア」日本はどうなる?
最後に、ちょっと未来の話をしましょう。2024年、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)という新しい法律の影響で、状況が大きく変わりつつあります。
EU圏内のユーザーは、なんとApple純正のApp Store以外からもアプリをインストールできるようになりました(iOS 17.4以降)。Epic Games Storeなんかが、その代替ストアの第一弾として登場しています。
つまり、EUでは「サードパーティ製のアプリストアから、好きなアプリを自由にインストールする」という、Androidに近い世界がもう始まっているんです。将来的には、そのストアが「同じアプリを複製する機能」を提供する日が来るかもしれません。
でも、残念ながらこれは今のところEU限定。日本のApple IDでは、この代替ストアを利用することはできません。Appleは地理的な制限をかけているからです。
じゃあ、日本はどうなるの?これは、今後の日本の公正取引委員会の動きや、世界の流れ次第。もしかしたら数年後には、日本でも同じようにアプリストアの選択肢が増えているかもしれません。「iPhoneで同じアプリを2つ使う」ことが、公式の機能として当たり前になる日が来る可能性だって、ゼロじゃないんです。
まとめ|目的に合わせた最適な方法を選ぼう
さて、ここまで「iPhoneで同じアプリを2つ並行利用する方法」を、安全なものから上級者向けまで幅広く見てきました。
改めて、あなたの目的に合わせたベストな選択肢を整理しますね。
- 仕事用とプライベート用のアカウントをサクッと切り替えたいだけなら → アプリ内の公式「アカウント切り替え機能」を使う。これが最も簡単で安全。
- アプリの通知は切り分けたいけど、そこまでガチじゃなくていいなら → Safariの「ホーム画面に追加」でWeb版をアイコン化する。リスクゼロで増やせるのが魅力。
- どうしても完全に独立したアプリをもう一つ入れたい → サイドローディングという方法もある。でも、7日ごとの再署名、3アプリの制限、そしてマルウェアやアカウント停止のリスクを全て受け入れる、相当な覚悟と自己責任が必要。正直、おすすめはできません。
[iphone amazon_link=”iphone”]は、使い方次第でこれほどまでに世界が広がる素晴らしいツールです。でも、その背後にはAppleの厳格なセキュリティポリシーがあることも忘れちゃいけません。
便利さを追求するあまり、大切な個人情報や、長年育てたApple IDを失ってしまうことのないように。この記事が、あなたのiPhoneライフをより豊かにするための、ほんの少しのヒントになれば嬉しいです。
まずはできることから、試してみてくださいね。
