みなさん、こんにちは。新しいiPhoneに機種変したときって、なんだかウキウキしますよね。でもその一方で、今まで使っていた古いiPhoneをどうしようか迷っている人も多いんじゃないでしょうか。
「下取りに出そうかな」
「家族に譲ろうかな」
「でもその前に、Apple IDから古いデバイスを削除しないとダメなんでしょ?」
そんな風に考えているあなた。実はこの「削除」っていう言葉、かなりクセモノなんです。やり方を間違えると、大切なデータが残ったままになったり、逆にせっかくのiPhoneが使えなくなったりすることも。
今回は、iphoneの古いデバイスを削除すると具体的にどうなるのか、シチュエーション別にわかりやすく解説していきます。
そもそも「古いデバイスの削除」には2種類ある
まず最初に知っておいてほしいのは、iPhoneの世界で「デバイスを削除する」っていう言葉には、大きく分けて2つの意味があるってこと。
これを混同しちゃうと、あとでめっちゃ面倒なことになります。
その1:Apple IDの管理画面から「アカウントから削除」するパターン
これは、iPhoneの設定アプリやブラウザからApple IDの管理ページにアクセスして、特定のデバイスをリストから取り除く操作のこと。
イメージとしては「もう使ってないよ」っていう印をつけて、Appleのサービスとの接続を切る感じです。
その2:iPhone本体から「すべてのコンテンツと設定を消去」するパターン
こちらは、文字通りiPhoneの中身をキレイさっぱり消し去る操作。工場出荷時の状態に戻すイメージですね。
この2つは似ているようで全然違うんです。どっちをやるかによって「どうなるか」の結果もまったく変わってきます。
Apple IDから古いデバイスを削除するとどうなる?
まずは、みんなが気になる「Apple IDからの削除」から見ていきましょう。
iCloudやAppleサービスから切り離される
Apple IDからデバイスを削除すると、その瞬間から、その古いiphoneとあなたのApple IDの間にあった“つながり”が断たれます。
具体的にはこんなことが起きます。
そのiPhoneでiCloud写真を見ようとしても、もう見られなくなります。新しい写真を撮っても同期されないし、逆にそのiPhoneで撮った写真があなたのライブラリに勝手に入ることもありません。
iMessageやFaceTimeも使えなくなります。あなたの電話番号あてに来たメッセージが、その古いiPhoneに届くこともなくなるわけです。これはけっこう重要なポイントですね。
Apple Payが自動的に無効化される
これ、意外と知られていないんですけど、Apple IDからデバイスを削除すると、そのiPhoneに登録してあったクレジットカードやSuicaなどのApple Pay情報がリモートで無効化されます。
つまり、もしあなたがiPhoneをどこかに置き忘れちゃったとしても、悪意のある人がそのiPhoneで勝手に買い物するのを防げるってこと。セキュリティ面ではかなり安心できますね。
でも…アクティベーションロックは解除されない
ここ、めちゃくちゃ大事なのでしっかり覚えておいてください。
Apple IDからデバイスを削除するだけでは、アクティベーションロックは解除されません。
アクティベーションロックっていうのは、簡単に言うと「そのiPhoneは○○さんのものですよ」っていう印みたいなもの。これを解除しないままiPhoneを売ったり譲ったりすると、新しい持ち主がセットアップしようとしたときに「前の持ち主のApple IDとパスワードを入力してください」って画面が出てきて、使えなくなっちゃうんです。
つまり、Apple IDから削除しただけでは、そのiPhoneはまだ「あなたのもの」のまま。この状態で手放すと、相手にめっちゃ迷惑かけちゃいます。
デバイス内のデータはそのまま残る
これも超重要。
Apple IDからの削除は、あくまで「クラウドとの接続を切る」だけ。iPhone本体に入っている写真やLINEのトーク履歴、アプリのデータなんかは、そのまんま残り続けます。
なので、もしこの操作だけやって「よし、これで売れる!」と思って手放しちゃうと、次の持ち主にあなたのプライベートな写真とか見られちゃう可能性があるんです。こわいですよね。
iPhone本体を初期化(すべてのコンテンツを消去)するとどうなる?
じゃあ次は、iPhone本体からデータを消すパターンを見ていきましょう。
データが完全に消去される
「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、iPhoneの中身は文字通りカラッポになります。
写真、動画、連絡先、メッセージ、アプリ、音楽、設定情報…もうぜーんぶ消えます。デバイスはあなたが買ったときの真っさらな状態に戻るわけです。
アクティベーションロックが解除される(正しい手順なら)
ここがさっきの「Apple IDからの削除」との最大の違い。
本体の初期化をする前に「探す」をオフにしておくか、初期化の途中でApple IDのパスワードを入力することで、アクティベーションロックが解除された状態になります。
これでようやく、そのiPhoneは「誰のものでもない自由なiPhone」になるんです。新しい持ち主は自分のApple IDで普通に使えるようになります。
シチュエーション別・どうするのが正解?
ここまでの話を踏まえて、実際のシチュエーションごとに「どうすればいいのか」をまとめてみました。
ケース1:下取りに出す or 売る場合
この場合は、必ず本体の初期化が必要です。
手順としては
- まずバックアップを取る(iCloudかパソコンで)
- 「設定」から自分の名前をタップして、一番下の「サインアウト」を実行
- このとき「探す」をオフにするよう言われるので、指示に従う
- 「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」
これをやれば、あなたのデータは完全に消え、アクティベーションロックも解除された状態で下取りに出せます。
後日、Apple IDの管理画面を見たら古いiphoneが「オフライン」で表示されてるかもしれません。気になるようなら、そのときに「アカウントから削除」すればOKです。
ケース2:家族や友人に譲る場合
これも基本的にはケース1と同じです。
「家族だから大丈夫でしょ」と思って、適当にデータだけ消して渡しちゃうと、アクティベーションロックがかかったままになって、相手がセットアップできずに困ることになります。
相手がすぐに使いたいと思ってるならなおさら、正しい手順で初期化して、本当にロックが解除されてるか確認してから渡すのが親切ですよ。
ケース3:紛失したり盗難にあった場合
これはもう絶対に「Apple IDからの削除」をしてはいけません。
もしやってしまうと、アクティベーションロックが解除されて、拾った人や盗んだ人が自由に使えるようになっちゃいます。
やるべきことは
- 「探す」アプリかiCloud.comから「紛失モード」にする
- どうしても見つからなければ「消去」を実行する(データは消えるけどロックは残る)
この状態なら、もし誰かが拾っても、あなたのApple IDとパスワードがなければ使えません。諦めがつくまで、削除は絶対に待ったほうがいいです。
ケース4:Apple IDに紐づくデバイスが多すぎる場合
App StoreやiTunesの認証可能な台数(最大10台)に引っかかって新しいデバイスが認証できないときは、Apple IDからの削除が有効です。
この場合は、もう使っていない古いパソコンとかiPhoneをリストから外してあげれば、新しいデバイスを認証できるようになります。
この操作では、そのデバイスの中身が消えたりはしないので安心してください。
よくある疑問と間違い
最後に、みんなが迷いがちなポイントをQ&A形式でまとめました。
Q. Apple IDから削除したのに、古いiPhoneがまだ使えるのはなぜ?
A. それは削除が「クラウドとの接続を切っただけ」だからです。iPhone本体のデータは残ってます。本当に使えなくしたいなら、本体の初期化が必要です。
Q. 初期化せずに売っちゃった!どうしよう?
A. すぐにApple IDのパスワードを変更してください。そしてApple IDの管理画面から、その売ったデバイスを「アカウントから削除」しましょう。完全にデータを見られないようにするのは難しいですが、少なくともiCloud経由で新しい情報が漏れるのは防げます。
Q. 「探す」がオフにできないんだけど?
A. アクティベーションロックが有効な状態です。もしスクリーンタイムの制限などがかかってる可能性もあるので、Appleの公式サポートに聞いてみるのが確実です。
まとめ:正しく理解して、安心して次のステップへ
iphoneの古いデバイスを削除するとどうなるか、なんとなくイメージできましたか?
一番大事なのは
- 「Apple IDからの削除」はクラウドとの接続を切るだけ
- データを完全に消して手放すなら「本体の初期化」が必要
- アクティベーションロックの解除を忘れずに
この3つです。
せっかく新しいiPhoneを手に入れたなら、古いiPhoneの処分も気持ちよく終わらせたいですよね。正しい手順を踏めば、データ漏洩の心配もないし、次の持ち主にも喜んでもらえます。
この記事を参考に、ぜひ安心・安全に古いiPhoneとお別れしてください。
