「気づいたら、iPhoneの側面に傷がついてた…」
スマホを落としたわけじゃないのに、ポケットやカバンの中で知らないうちについていたこの傷。光に当たるとやけに目立つし、気になり出すと止まらないですよね。
新しい機種に変えたばかりなら尚更ショックは大きい。でも、ちょっと待ってください。この傷、実はいくつかの方法で何とかできる可能性があるんです。もちろん「絶対に消える」とは言い切れないけど、状況によっては目立たなくすることも可能。
今回はiphoneの側面の傷について、自分で直す方法から修理業者の選び方、さらには保険や保証の活用法まで徹底的に解説していきます。
まず知っておきたい、iPhone側面の素材と傷の種類
修理方法を考える前に、まず自分のiphoneがどのモデルなのかを確認してみてください。実は機種によって側面の素材が違うんです。
光沢のあるステンレスモデルとマットなアルミモデル
ステンレススチールモデル(Pro系)
iPhone X、XS、11 Pro、12 Pro、13 Pro、14 Pro、15 Pro、16 ProといったProモデルは、ピカピカと光沢のあるステンレススチールを採用しています。高級感がある反面、細かな擦り傷がつきやすいという特徴も。
さらに、表面にはPVD蒸着というコーティングが施されていて、これがそのモデル固有の色を出しているんですね。
アルミニウムモデル(無印・SE系)
iPhone SEシリーズ、XR、11、12、13、14、15、16といったいわゆる無印モデルは、マットな質感のアルミニウム。こちらはアルマイト処理という着色方法が使われていて、表面は比較的傷に強いものの、一度深い傷がつくと下地のシルバーが出てきてしまいます。
つまり、同じ「傷」でもモデルによって取れる対策が変わってくるんです。
傷の深さで変わる修理の可能性
- 表面の浅い擦り傷:コーティングの表面だけの傷。研磨である程度改善する可能性あり
- 少し深い傷:爪が引っかかるレベル。完全に消すのは難しいけど目立たなくすることはできるかも
- 深い傷・欠け:金属がえぐれている状態。研磨では逆効果の場合も
自分のiphoneがどのタイプで、傷がどの程度なのか。まずはここを把握することが出発点です。
自分でiPhone側面の傷を消す方法とそのリスク
ネットで検索すると「歯磨き粉で傷が消えた!」みたいな情報、よく見かけますよね。実際、試してみたくなる気持ちはわかります。でも、その前に知っておいてほしいリスクがあります。
研磨剤・コンパウンドを使う方法
ホームセンターやカー用品店で買える「ピカール」や「タミヤのコンパウンド」など。これらを使って傷を研磨する方法は、昔からある定番です。
やり方のイメージ
- 傷以外の部分(ガラス面やボタン)をマスキングテープでしっかり保護
- マイクロファイバークロスに研磨剤を少量つける
- 優しく円を描くように磨く
- 拭き取って状態を確認
でも、ここが落とし穴
一見簡単そうですが、プロでもない限り「磨きすぎ」になるケースがほとんどです。
- ステンレスモデルの場合:表面のPVDコーティングが剥がれると、その部分だけ色が変わってしまう。傷は消えても、白っぽく変色した部分がかえって目立つことに。
- アルミモデルの場合:アルマイト層は思っているより薄い。これを剥がすと下地のシルバーが露出して、もはや修正不可能。
- 共通のリスク:強い摩擦で熱が発生し、防水のための接着剤が劣化。結果、本来の防水性能が失われる可能性が高いんです。
傷埋めタイプの補修材
最近は「液体ガラスコーティング」など、傷を埋めて目立たなくするタイプの商品もあります。研磨しない分、金属自体を削るリスクは少ないんですね。
ただ、これはあくまで「ごまかし」的な効果。時間が経てば剥がれてくるし、深い傷だと完全には埋まりません。
自分で修理する前に絶対知っておくべき3つのこと
- 防水性能はほぼ確実に低下します:iphoneの防水は繊細な接着技術で成り立っています。少しでも歪みや熱が加われば、そのバランスは崩れます。
- 外観が悪化する可能性もあります:「傷が消えたけど、その部分だけテカテカになった」という事例は珍しくありません。
- メーカー保証は受けられなくなります:自分で分解したり修理を試みた時点で、Appleの保証対象外になる可能性が高いです。
つまり、自己流の修理は「やってもいいけど、自己責任で。しかも結果は保証しないよ」という領域なんです。
プロに任せる修理業者の選び方と費用相場
「自分でやるのはちょっと怖い」「確実にきれいにしたい」。そんな時はプロの出番です。ただ、ここでも選択肢はいくつかに分かれます。
Apple正規サービスプロバイダ(Apple Store、正規修理店)
一番安心なのは間違いなくこちら。
修理内容
基本的に「側面だけ」のピンポイント修理はやってくれません。傷がある場合、本体ごとの交換(スワップ修理)になることが一般的です。
費用
保証期間外だと正直、高額になります。たとえば最新のPro Maxモデルだと、本体交換で6万円以上かかるケースも。AppleCare+に加入していれば、この負担はだいぶ軽減されます(12,900円程度の場合が多い)。
メリット
- 純正部品を使うので品質は確か
- 修理後の防水性能も維持される
- 修理後もメーカー保証が継続または新たに付く
街の非正規修理店(スマホ修理専門店など)
「側面の傷だけ直したい」というニーズに応えてくれるのがこちらのお店。
修理内容
- 研磨修理:専用の機械とコンパウンドでプロが磨く。料金は5,000円〜15,000円程度が相場
- フレーム交換:側面のフレームそのものを交換。傷が深い場合の最終手段で10,000円〜25,000円程度
メリット
正規より安くて、傷に特化した修理をしてくれる。実際に「研磨してもらってピカピカになった!」という口コミも多く見かけます。
デメリット・リスク
- 防水性能の低下は避けられない(お店によっては保証しないと明言しているところも)
- フレーム交換の場合、使う部品が純正とは限らない
- お店によって技術力の差が大きい
このルートを選ぶなら、必ず口コミサイトで評判をチェック。Googleマップのレビューなどで「対応が丁寧だった」「仕上がりに満足」という声が多いお店を選びましょう。
保険や保証サービスを活用する方法
「せっかく入ってるなら使いたい」という声も多い、各種保険や保証サービス。意外と見落としがちですが、確認してみる価値はあります。
AppleCare+(アップルケアプラス)
加入している場合、事故による破損として修理の対象になる可能性があります。ただし「傷」そのものが事故と見なされるかは、ややグレーゾーン。ただ、複数回の破損修理が可能なプランなので、相談してみる価値はありです。
携帯キャリアの保証サービス
- ドコモの「ケータイ補償サービス」
- auの「スマートパスプレミアム」
- ソフトバンクの「あんしん保証パック」
これらのサービス、実は「傷や汚れによる交換」も対象になっているケースがあります。ただし自己負担額(3,000円〜10,000円程度)が発生することと、交換されるのは基本的に「良品交換」(リフレッシュ品)であることを覚えておきましょう。
クレジットカードのショッピング保険
意外と盲点なのがこれ。カードでiphoneを購入した場合、一定期間内(多くは90日〜180日)の破損や盗難を補償してくれるショッピング保険が付帯されていることがあります。
ただし、保険会社によって「単なる傷」を補償の対象にするかどうかは判断が分かれます。一度カード会社に問い合わせてみるのも手です。
結論:一番おすすめの選択肢は?
ここまでの情報をまとめると、iPhone側面の傷に対する最適解はケースバイケース。
こんな人はApple正規へ
- とにかく安心・確実を求めたい
- お金には代えられない精神的な安心感が欲しい
- AppleCare+に入っている
こんな人は非正規修理店を検討
- できるだけ安く修理したい
- 側面だけピンポイントで直したい
- 防水性能の低下はある程度理解している
こんな人は自分でやるか、諦めるか
- 傷がすごく浅い
- どうせケースを付けて隠すから気にしない
- 自分で試してみたいという好奇心が勝る
そして最後に、一つの現実的な提案を。
「傷はケースで隠す」
これ、実は最もスマートな解決策だったりします。最近のケースはデザインも豊富で、手触りの良いものもたくさんある。iphoneをしっかり保護してくれるケースを選べば、傷を気にする必要すらなくなります。
もし「どうしても修理したい!」という強い気持ちがあるなら、まずは正規と非正規、両方で見積もりを取ってみてください。その上で、自分にとってのベストな選択肢を選ぶのが一番です。
高かったiphone、少しの傷で手放すのはもったいない。でも、修理にお金をかけすぎるのも本末転倒。あなたのiPhoneとの付き合い方に合った、ちょうどいい解決策が見つかりますように。
