「iPhoneの主回線って、そもそも何?」
最近、こんな疑問を持った人も多いんじゃないでしょうか。格安SIMが増えたり、eSIMが使えるようになったりで、「回線」の選び方が昔と比べてずいぶん複雑になりましたよね。
しかもiPhoneでは「デュアルSIM」に対応している機種が増えたことで、1台のiphoneで2つの電話番号を持てるようになった。これは便利な反面、「どっちが主回線なの?」「設定はどうすればいいの?」という新たな悩みも生まれています。
今回はそんな「iPhoneの主回線とは?」という疑問をしっかり解決。用語の意味から具体的な設定方法、さらにライフスタイル別の最適な回線の選び方まで、わかりやすく解説していきます。
H2:そもそも「主回線」には2つの意味がある
「主回線」という言葉、実は場所によってちょっと意味が違うんです。この点を理解していないと、ネットの情報を見たときに混乱してしまうかもしれません。
H3:iPhoneの設定画面での「主回線」
まず1つ目は、iPhoneの設定アプリの中での「主回線」。これは、デュアルSIM環境で「デフォルトの音声回線」として設定された回線のことです。
簡単に言うと、電話をかけるときやiMessageを送るときに、特に指定しなければ自動的に使われる回線が「主回線」として扱われます。
設定アプリの「モバイル通信」を開くと、複数の回線が表示されて、それぞれに「主回線」「副回線」とか「仕事」「プライベート」といったラベルを付けられるようになっています。このラベル付けは自分で自由に変えられるので、あとから「やっぱりこっちを主回線にしよう」と思い直してもOKなんです。
H3:契約や生活の中心としての「主回線」
もう1つは、日常会話やキャリア契約の話の中で出てくる「主回線」。これはもっと感覚的なもので、「長年使っているドコモの回線」とか「家族割の中心になってるauの回線」といった、生活の中心となる回線を指すことが多いです。
たとえば、10年使っているソフトバンクの番号があって、最近楽天モバイルも追加したとします。この場合、会話の中では「ソフトバンクが主回線」と言うでしょう。でもiPhoneの設定上は、楽天モバイルを「デフォルト音声回線(システム上の主回線)」にすることも可能なんです。
この「2つの意味」を頭の片隅に入れておくだけでも、これから紹介する内容がぐっと理解しやすくなりますよ。
H2:なぜ今「主回線」という言葉が注目されているのか
そもそも、なぜ「主回線」という言葉が気になる人が増えているのでしょうか。その背景には、大きく分けて2つの流れがあります。
H3:格安SIM(MVNO)の普及
1つ目は、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリア以外の「格安SIM」が当たり前になったこと。楽天モバイル、povo、LINEMO、UQモバイル、ワイモバイル…選択肢が本当に増えました。
「通話は今まで通り大手キャリアで、データ通信は格安SIMにしたい」
「家族割のためにドコモは残すけど、自分用のデータ回線は楽天モバイルにしたい」
こんなふうに、複数の回線を組み合わせて使う人が増えたことで、どれをメインに据えるかという「主回線」の概念が改めて注目されるようになったんです。
H3:eSIMの登場とデュアルSIM対応
2つ目は、eSIMの登場です。eSIMなら物理的なSIMカードが不要なので、2つ目の回線を追加するハードルがぐっと下がりました。
iphoneはiPhone XS以降のモデル(iPhone SE第2世代以降を含む)でデュアルSIMに対応。つまり、1台のiPhoneで2つの電話番号を持てるんです。
物理SIM + eSIMの組み合わせはもちろん、機種によっては物理SIM2枚(※中国本土版など一部を除く)や、eSIM2枚(iPhone 13以降)での運用も可能。この「2回線持ち」が一般化したことで、「主回線ってどっち?」という疑問を持つ人が急増しているわけです。
H2:iPhoneの主回線設定でできること・できないこと
では実際に、iPhoneで2つの回線を使う場合、どんなことができるのか、逆にどんな制限があるのかを見ていきましょう。
H3:できること
- 通話とデータ通信の回線を分けられる
電話はドコモ、インターネットは楽天モバイル…といった使い分けが可能です。設定は「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、データ通信に使う回線を選ぶだけ。 - 電話の発信元を選べる
連絡先ごとに「この人に電話するときは仕事用の回線を使う」と設定できます。連絡先アプリで相手を選び、「この連絡先に電話するときの回線」を指定すればOK。誤爆防止になります。 - SMS/MMSは両方の番号で受信可能
どちらの回線に送られてきたメッセージも、ちゃんと受信できます。銀行の認証SMSなども、それぞれの番号宛に届くので安心。 - iMessageとFaceTimeは両方の番号で使える
設定次第で、両方の電話番号でiMessageやFaceTimeが利用可能です。発信時にはどちらの番号から送るか選べます。
H3:できないこと・注意点
- 同時通話はできない
2回線あっても、同時に2つの電話を受けることはできません。片方で通話中にもう一方に着信があった場合、キャッチホンのように対応するか、留守番電話に切り替わります。 - データ通信は常にどちらか一方のみ
両方の回線のデータ通信を同時に使うことはできません。常に「モバイルデータ通信」に設定した回線だけがインターネットにつながります。 - キャリアメールは解約すると使えなくなる
「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」といったキャリアメールは、その回線を解約すると基本的に使えなくなります。有料で継続できる場合もありますが、Gmailなどに移行しておくのが無難です。 - キャリア決済は契約回線に紐づく
App Storeの課金などで使うキャリア決済は、その決済を設定した回線が生きていないと使えません。データ通信を別の回線にしていても、決済に使う回線が有効であれば問題なく利用できます。
H2:こんな人はどう選ぶ? ライフスタイル別・最適な主回線の選び方
ここからは具体的なユースケース別に、「どんな回線を主回線にすればいいか」を考えていきましょう。
H3:コスト重視で通信費を抑えたい人
おすすめ:データ通信は格安SIM、通話は最低限のプラン
データ通信をメインに使うなら、楽天モバイル(月々3,278円で使い放題)やpovo(トッピング式)などの格安プランが有力です。
一方、電話はあまりしないけど、長年使っている番号は残したい…という人は、その番号のキャリアを「音声通話専用の最低限プラン」(ドコモの「はなすだけプラン」など)に変更する手もあります。
この場合、iPhoneの設定では「モバイルデータ通信」を格安SIM側に、「デフォルトの音声回線」を従来のキャリア側に設定すればOK。これで月々の通信費をグッと抑えられます。
H3:仕事用とプライベート用で番号を分けたい人
おすすめ:完全に分離するなら物理SIMとeSIMで運用
仕事用の番号とプライベート用の番号を1台にまとめたいという人も多いはず。この場合は、電話のかけ間違いを防ぐ工夫が重要です。
先ほど紹介した「連絡先ごとに発信回線を指定する」機能を活用しましょう。仕事の取引先には必ず仕事用回線から発信するよう設定しておけば、うっかりプライベート用回線から電話してしまう心配が減ります。
また、iPhoneの「着信音」を回線ごとに変えることも可能。仕事用は標準の「マリンバ」、プライベートは「開放的」など、鳴り分けできるようにしておくと、電話に出る前にどちらからの着信かわかるので便利です。
H3:海外旅行によく行く人
おすすめ:日本の回線はデータローミングOFF、現地用eSIMをデータ専用に
海外旅行でのベストプラクティスはこれです。
- 日本のメイン回線は「データローミングをオフ」に設定。これで高額なパケット通信料を防げます。
- 渡航先で使う現地のプリペイドeSIM(AiraloやHolaFlyなど)を購入。
- その現地用eSIMを「モバイルデータ通信」の回線に設定。
こうすれば、日本の電話番号への着信やSMSはWi-Fi経由で受け取れるし、データ通信は現地の安い回線でサクサク使える。まさに理想的な使い分けです。
H2:よくある質問とトラブルシューティング
最後に、ユーザーからよく寄せられる質問と、その解決策をまとめておきます。
H3:Q1. 主回線を変えたらキャリアメールはどうなる?
A:基本的には使えなくなります
MNPなどで他社に乗り換える(解約する)と、そのキャリアのメールアドレスは失効します。どうしても使い続けたい場合は、ドコモなど一部キャリアで有料のメール継続オプションがあるので、それを契約するか、事前にGmailなどに移行しておきましょう。
H3:Q2. SMSはどっちの回線で受信するの?
A:送信先の番号の回線で受信します
ドコモの番号宛に送られたSMSはドコモ回線で、楽天モバイルの番号宛なら楽天モバイルの回線で受信します。銀行の認証SMSなどは、その番号の回線がアクティブでないと受信できないので注意。機内モードなどで片方の回線をオフにしていると、その回線宛のSMSは届きません。
H3:Q3. データ通信専用SIMだけど、電話も受けたい
A:データ通信専用SIMでは電話は受けられません
「データ通信専用(SMS機能なし)」のSIMの場合、文字通りデータ通信しかできません。電話も受けたい場合は「音声対応SIM」を選びましょう。最近はデータ通信専用SIMでもSMSが使えるプランもありますが、音声通話に対応しているかは必ず確認が必要です。
H3:Q4. 主回線と副回線、電池の持ちは変わる?
A:2回線使う分、消費電力は増えます
当然ですが、常に2つの回線が電波を探している状態なので、シングルSIMの場合よりは電池の減りが早くなります。ただ、最近のiPhoneは省電力化が進んでいるので、体感できるほど大きく変わることは少ないです。どうしても気になる場合は、使わない時間帯は不要な回線をオフにすると良いでしょう。
H2:まとめ|自分にとっての「主回線」を明確にしよう
「iPhoneの主回線とは?」という問いに対する答えは、結局のところ「あなたにとって一番大事な回線」ということになります。
それは長年使っている電話番号かもしれないし、高速で大容量のデータ通信ができる回線かもしれない。あるいは「コスパ最強の楽天モバイル」があなたの生活の中心かもしれません。
大切なのは、iPhoneの設定で何ができて、何ができないのかを理解した上で、自分のライフスタイルに合った回線の組み合わせを選ぶことです。
この記事を参考に、あなたにとってベストな「主回線」を見つけて、iphoneライフをもっと快適にしてみてくださいね。
