子どもにiphoneを持たせるとき、誰もが一度は頭を悩ませるのが「ネットの危険からどうやって守ろう」という問題じゃないですか?
「有害サイトを見てしまわないか」「知らない人とトラブルにならないか」「ゲームばかりやって勉強しなくなったらどうしよう」…心配は尽きませんよね。
でも大丈夫。iphoneには標準で強力なフィルタリング機能が備わっているし、必要に応じてアプリを追加すれば、さらに細かく見守ることもできます。
この記事では、実際にわが家で実践している設定方法から、プロも使っているおすすめアプリまで、ぜんぶまとめてお伝えします。設定に不安があるお父さんお母さんも、これさえ読めば安心して子どもにiphoneを渡せるようになりますよ。
iPhoneのフィルタリングでできること・できないこと
まず最初に知っておいてほしいのが、iphoneのフィルタリングで「どこまで制限できるのか」という話。
これを曖昧にしたまま「とりあえず制限かけておけば安心」と思っていると、思わぬ落とし穴にはまっちゃうんです。
標準機能「スクリーンタイム」でカバーできる範囲
iphoneに標準搭載されている「スクリーンタイム」、これが実はめちゃくちゃ優秀なんですよ。
- アプリごとの使用時間制限:SNSは1日30分まで、ゲームは1時間まで、というようにアプリ単位で時間を区切れます
- ダウンタイム(休止時間):夜22時から朝7時までは特定のアプリしか使えない、といった設定が可能
- コンテンツ制限:Webサイトや音楽、映画を年齢に応じて自動でブロック
- コミュニケーション制限:誰と連絡が取れるかを指定できます
特に「ファミリー共有」を使えば、親のiphoneから子どものiphoneを遠隔で管理できるので、子どもが設定を変えちゃう心配もありません。
アプリでしか補えない部分とは?
でも、スクリーンタイムだけで完璧かというと、そうでもないんです。
標準機能では対応できない部分もちゃんとあって、そこを理解しておくことが「失敗しないフィルタリング」のコツだったりします。
- LINEやTwitterの内容監視:スクリーンタイムでは「何を話したか」までは見守れません
- 位置情報の確認:今どこにいるか、という情報は標準機能だけでは取得できない
- 新しくインストールしたアプリの制限:子どもが勝手にダウンロードしたアプリを即座にブロックするのは難しい
こういった部分をカバーしたい場合は、別途フィルタリングアプリを入れる必要が出てきます。「まずは標準機能で十分かな」というご家庭もあれば「うちは心配だからアプリも入れたい」というご家庭もあるでしょう。
スクリーンタイムの「落とし穴」と突破されない設定テクニック
さて、ここからが本題。スクリーンタイムの具体的な設定方法…の前に、ちょっとだけ注意してほしいことがあります。
実は、スクリーンタイムって使い方を間違えると、子どもにあっさり突破されちゃうんですよね。せっかく時間をかけて設定しても、子どもに解除されたら元も子もない。
ここでは、実際にあった「突破事例」とその対策をまとめておきます。
子どもによる制限突破の手口
知っておいて損はない、子どもたちの悪知恵。
- パスコードの推測:誕生日や「0000」「1234」みたいな簡単な番号だと、何度か試しているうちに当てられちゃいます
- スクリーンタイムのオフ:設定アプリからスクリーンタイムをオフにしてしまう(パスコード設定していても、知っていると解除可能)
- 別のブラウザを使う:Safariは制限できても、ChromeやFirefoxは制限がかからない場合がある
- 設定の初期化:iphone自体を初期化して新規デバイスとして設定し直す
特に「パスコードの推測」は本当に多いんです。子どもって親の誕生日とか覚えてますからね。
プロが教える絶対に突破されない設定手順
じゃあ、どうすれば突破されないのか。実際にわが家でやっている対策をシェアします。
1. パスコードは「ランダムな6桁」にしよう
子どもの誕生日や学校の番号など、想像できる数字は絶対に使わないこと。パスコードは親だけが知っていて、絶対に教えないというスタンスでいきましょう。
2. パスコードの変更を禁止する
「コンテンツとプライバシー制限」の中に「パスコード変更」という項目があります。ここを「許可しない」に設定しておけば、子どもがスクリーンタイムの設定を変えようとしてもパスコード入力画面にすら進めなくなります。
3. アカウントの変更も禁止
同じく「コンテンツとプライバシー制限」内の「アカウントの変更」を「許可しない」に。これでApple IDを勝手に変えられたり、サインアウトされたりするのを防げます。
4. Webコンテンツは「許可されたウェブサイトのみ」に
小学生くらいのお子さんなら、これが一番確実です。あらかじめ許可したサイト(Yahoo!きっずやNHK for Schoolなど)しか見られなくなります。
5. スクリーンタイムの通知をオンに
設定アプリ→「スクリーンタイム」→「スクリーンタイムの使用状況」をオンにしておくと、週に一度、お子さんの使用状況がレポートで届きます。「あれ、こんな時間に使ってる?」という発見があるかもしれません。
【2026年最新】おすすめフィルタリングアプリ徹底比較5選
「標準機能だけじゃ物足りない」「もっと細かく見守りたい」という方向けに、今使われているフィルタリングアプリを5つピックアップしました。
それぞれ特徴が違うので、お子さんの年齢や性格、家族のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
1. i-フィルター(月額440円〜)
国内シェアNo.1の老舗フィルタリングアプリ。なんといってもフィルタリング精度の高さが魅力です。
- 特徴:約1,400万サイトのデータベースを持ち、新しい有害サイトも次々とブロック
- こんな家庭に:とにかく「有害サイトを見せたくない」という方に最適
- 注意点:機能が豊富な分、設定に少し慣れが必要かも
「ネットの危険からがっちり守りたい」というガッチリ派のご家庭におすすめです。
2. Dアプリ(旧:Dモバイルフィルター)(月額440円〜)
位置情報確認がメインの方にはこちら。もともとはNTTドコモのサービスでしたが、今はキャリア関係なく使えます。
- 特徴:位置情報の精度が非常に高い。ジオフェンス機能(特定エリアへの出入り通知)も優秀
- こんな家庭に:子どもが塾や習い事にちゃんと行ってるか確認したいご家庭
- 注意点:Webフィルタリング機能は標準的。SNS監視メインなら他がいいかも
「居場所が一番気になる」というママ・パパに人気です。
3. あんしんフィルター(月額380円〜)
ソフトバンク系のアプリですが、今はどのキャリアのiphoneでも使えます。
- 特徴:SNSの監視機能が強い。LINEやTwitterでの危険ワードを検知して通知
- こんな家庭に:SNSを始めた中高生のお子さんがいるご家庭
- 注意点:メッセージ内容の「全文」が見られるわけではなく、危険ワードが検知されたことだけが通知される
「ネットいじめが心配」「変な人と繋がらないか不安」という方に支持されています。
4. まもサーチ plus(月額440円〜)
KDDI(au)系のサービス。位置情報精度の高さが売りです。
- 特徴:オートGPS機能でバッテリー消費を抑えつつ高精度な位置情報を取得
- こんな家庭に:子どもの行動範囲が広がってきたご家庭
- 注意点:フィルタリング機能はシンプル。あくまで位置情報メインと考えた方がいい
「塾に行ってるはずなのに友達と遊んでない?」なんて確認にぴったり。
5. リンクス(月額550円〜)
比較的新しいサービスですが、機能のバランスが良いと評判です。
- 特徴:Webフィルタリング、位置情報、アプリ制限のバランスが良い
- こんな家庭に:「全部そこそこやってほしい」という欲張りなご家庭
- 注意点:価格がやや高め。でも機能を考えるとコスパは悪くないかも
「どの機能もそれなりに必要」という場合は、このバランス型が使いやすいです。
子どもとスマホのルール、どう決める?フィルタリングだけじゃ守れないもの
最後に、ちょっとだけ真面目な話をさせてください。
フィルタリングは確かに便利で、強力な味方です。でも、フィルタリングだけで子どもを100%守れるわけじゃないっていう現実もあるんです。
「見せちゃいけないもの」より「どう付き合うか」が大事
たとえば、フィルタリングで有害サイトを全部ブロックしたとします。でも、子どもが友達から「これ見てみなよ」と有害な画像をLINEで直接送られたら?ブロックはすり抜けちゃいますよね。
それに、子どもだって成長します。中学生、高校生になるにつれて「なんで制限されなきゃいけないの?」って反抗したくなる時期も来ます。
だからこそ、技術による制限(フィルタリング)と同時に、親子の対話によるルール作りがめちゃくちゃ重要だったりします。
我が家の実例:フィルタリング+週1のチェックタイム
うちではこんなルールを決めてみました。
- フィルタリングアプリは必ず入れる:これは親の責任として絶対条件
- 週に1回、一緒にスマホを見る時間を作る:どんなアプリを入れたか、誰とどんな話をしてるか、無理のない範囲でチェック
- 困ったことがあったらすぐ相談:「変なメッセージが来たら、自分で消さずに見せてね」と約束
- 時間制限は話し合って決める:親が一方的に決めるのではなく、「ゲームは1日1時間までならOK?」と本人と相談
最初は「めんどくさい」って顔されましたけど、続けていくうちに「今日ね、学校でこんなことがあってさ」って自然に話してくれるようになりました。
フィルタリングだけでは防げないリスクを知っておく
技術が進んでも、完璧な防御はありません。特にこんなリスクは、親子の対話でカバーしていくしかなかったりします。
- なりすまし被害:ネット上で年齢や性別を偽る人とのやりとり
- 写真投稿による位置情報漏洩:自宅の前で撮った写真から住所が特定される可能性
- 無料通信アプリの裏機能:親が知らないうちに、裏アカウントを作ってやりとりしているケース
フィルタリングは「補助輪」みたいなもの。いつかは補助輪を外して自分で走れるように、子ども自身がネットと上手に付き合う力を育てていくことが、親の役目なのかもしれません。
まとめ:iPhoneのフィルタリングは「標準機能+α」で完璧に
子どものiphone、どうやって守ろうか悩んでいるあなたに、最後にもう一度まとめておきます。
まずは標準機能のスクリーンタイムをしっかり設定するのが第一歩。パスコードは絶対に推測されないものにして、変更禁止の設定も忘れずに。
次に、お子さんの年齢や心配事に合わせてフィルタリングアプリをプラスする。位置情報重視ならDアプリやまもサーチ、有害サイト対策ならi-フィルター、SNS監視ならあんしんフィルターという感じで選んでみてください。
そして何より大切なのは、テクノロジーと対話の両輪で子どもを見守ること。フィルタリングに頼りすぎず、かといって「子どもを信じるから何も制限しない」でもなく。
難しい年頃のお子さんとのコミュニケーションは、時にしんどいこともあるかもしれません。でも、ちょっとした会話の積み重ねが、いつか大きなトラブルを防ぐことに繋がります。
あなたのご家庭にぴったりのフィルタリングとルールが見つかりますように。子どもが安心してiphoneを使える環境づくり、一緒に頑張りましょう。
