「Androidの人に写真を送ろうとしたら、緑の吹き出しになって、しかも届かない!」
「MMSって何?iMessageとどう違うの?」
「海外に行ったらMMSが送れなくなった…」
こんな経験、ありませんか?
iPhoneのメッセージアプリ、普段は何も考えずに使っているけど、いざ「送れない!」となると焦るもの。
しかも「青い吹き出し(iMessage)」と「緑の吹き出し(SMS/MMS)」の違い、ちゃんと説明できますか?
実はこの違い、知っているか知らないかで、Androidユーザーとのやりとりが快適になるか、イライラし続けるかの分かれ道なんです。
この記事では、iPhoneのMMS機能について、キャリア別の仕様・よくあるトラブルと直し方・2026年現在知っておくべきRCSの話まで、ぜんぶまとめました。
「よくわからないまま使ってた」あなたも、この記事を読めば、明日から緑バブルとも上手に付き合えるようになりますよ。
iPhoneのMMS機能ってそもそも何?iMessageとの違いをサクッと整理
まず大前提。iPhoneの「メッセージ」アプリには、3種類の通信方法が存在します。
- iMessage(青い吹き出し):iPhone同士。インターネット回線(Wi-FiでもOK)。無料。高画質。既読もつく。
- SMS(緑の吹き出し):テキストだけ。電話回線を使う。相手がガラケーでも届く。
- MMS(緑の吹き出し):写真・動画・グループ送信ができるSMSの進化版。これも電話回線。
つまり、MMSは「電話番号だけで写真を送るための古くて頼りになる手段」。
LINEがない時代からある、共通言語みたいなものです。
でもここで問題。
iPhoneユーザーの多くが「写真が送れない=MMSのせい」と誤解しているんです。
実際は、iMessageからMMSへの切り替えがうまくいっていないだけ、というケースが9割。
例えばあなたがiPhone 15に機種変した途端、Android相手に写真が送れなくなったとしたら…それはMMSのせいじゃなくて、iMessageのアクティベーション不具合である可能性が高いんです。
【2026年最新】国内キャリア4社のMMS仕様。ここだけ押さえよう
「MMSの写真、どれくらいのサイズまで送れるの?」
この質問、キャリアによって答えが違います。
しかも公式発表の数字と、実際に送れる容量が違うこともザラ。
2026年2月時点で、各キャリアでiPhoneを使う場合の実質的なMMS制限はこうなっています。
NTTドコモ
最大約10MB。
ドコメールと連動しているので、キャリアメールアドレスを持っている人は特に意識せず使えます。
海外ローミング中はデータローミングをONにしないとMMS受信できません。「海外で急に届かなくなった」はここをチェック。
au(KDDI)
公式には最大3.3MB。でも実質1〜2MBを超えると送信失敗しがち。
UQモバイルはMMS非対応なので注意。povoもMMSは使えません。
ソフトバンク
最大2MB程度。
Wi-Fiコーリング対応キャリアなので、設定しておけばWi-Fi環境でもMMS送受信が可能。地下鉄やビル内で「送れた!」という体験はこれのおかげ。
楽天モバイル
ここだけ異色。
楽天回線+楽天リンクアプリが基本ですが、iPhoneの標準メッセージアプリでMMSを使う場合、APN設定の手動入力が必要なケースがあります。
「楽天モバイルにしたらMMSが送れなくなった」という声、2026年に入っても後を絶ちません。
→ 解決策:「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」で、APNに「rakuten.jp」と入力。ユーザー名・パスワードは空欄でOKです。
「MMSが送れない!」原因別・即効なおし
ここからは実践編。
「今、まさに送れなくて困ってる!」という人に向けて、症状別の直し方をまとめます。
①そもそも設定がオフになっている
意外と多いのがこれ。
「設定」→「メッセージ」→「MMSメッセージング」 がONになっているか確認。
iOSアップデート後、ここが勝手にOFFになる現象、実は結構あります。
②モバイルデータ通信がオフ
MMSはSMSと違ってデータ通信を使います。
「Wi-Fiにつないでるから大丈夫」はMMSには通用しません。
モバイル通信がオフだとMMSは送受信できません。
③APN設定が消えている(特に格安SIMユーザー)
楽天モバイル、IIJmio、BIGLOBE、LINEMO……
MVNO(格安SIM)でMMSに苦労する理由の9割はAPN設定です。
ただし厳しい現実も。
IIJmioやLINEMOは、そもそもMMSに対応していません。
「どうしてもMMSを使いたい」なら、OCN モバイル ONEなどMMS対応オプションがあるMVNOへの乗り換えが最短ルートです。
④ファイルサイズが大きすぎる
4K動画、ライブ写真、そのまま添付しようとしていませんか?
iPhoneはある程度自動で圧縮してくれますが、それでもキャリアの上限を超えると送信エラーになります。
目安:動画は15秒以内、写真は「設定」→「カメラ」→「フォーマット」で「高効率」を選んでおくと、MMS送信に最適化されやすいです。
⑤iMessageのアクティベーション不具合
新しいiPhoneに変えた、iOSをアップデートした、SIMを挿し替えた…
このタイミングでiMessageのアクティベーション(有効化)が失敗すると、Androidへのメッセージが永遠に「送信待ち」になります。
解決策:「設定」→「メッセージ」→「iMessage」を一度OFF、再起動、もう一度ON。
これで直るケース、本当に多いのでぜひ試してください。
2026年は「MMSからRCSへの過渡期」です
ここからは、ちょっと未来の話。
Apple、ついにRCS対応しました。
2024年秋のiOS 18アップデートで、iPhoneはRCS(リッチ・コミュニケーション・サービス) に対応。
つまり、AndroidとiPhoneの間でも、
- 高画質な写真・動画
- 既読表示
- 入力中…の表示
- グループチャットの高度な機能
これらがキャリア回線じゃなくインターネット経由でできるようになりました。
じゃあ、もうMMSいらないんじゃないの?
そう思いますよね。
でも実際は、RCSへの移行はまだまだこれからです。
- RCSに対応していないAndroid端末
- 海外ローミング先のキャリア
- MVNOの一部プラン
- 古いiOSを使い続けているiPhone
こういった環境では、今まで通りMMSが使われます。
つまり2026年現在、iPhoneのメッセージ事情は、
iMessage(青)・RCS(緑?まだ色未確定)・MMS(緑)・SMS(緑)
という4層構造になっているんです。
ちょっと混乱しますよね。
でも安心してください。
メッセージアプリは自動で最適な方法を選んでくれます。
ユーザーが「今、MMSで送ってるな」と意識する必要は、ほぼありません。
ただ、RCSが普及しても、MMSの完全な置き換えには5年くらいかかると言われています。
しばらくは、この4層構造と付き合っていくことになります。
番外編:MMSスパム、増えてます。今すぐできる対策
2026年、迷惑メッセージ(スパムMMS)の手口がますます巧妙化しています。
特に急増しているのが、
- 国際電話番号(+44、+1など)からの「お荷物のお届け予定です」系
- 実在する企業名をかたったフィッシング詐欺
- 「有料サイトに登録されました」系の脅し
iPhone側でできる防御策、3つだけ覚えてください。
①「不明な送信者をフィルタ」
「設定」→「メッセージ」→「不明な送信者をフィルタ」 をON。
知らない番号からのメッセージは別フォルダに隔離され、通知も来なくなります。
②リンクは絶対タップしない
MMSで届いたURL、本物そっくりでも絶対に開かない。
不安になったら、公式アプリや公式サイトから直接確認するクセをつけましょう。
③キャリアのブロックサービスをフル活用
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル、全キャリアが迷惑メッセージブロックを無料提供しています。
「迷惑SMS対策」「フィルターサービス」などの名称なので、契約者サイトから必ず申し込んでおきましょう。
まとめ:iPhoneのMMS機能、正しく恐れて正しく使おう
MMSは決して「古い」「劣っている」技術じゃありません。
- 電話番号だけで写真を送れる
- アプリのインストールが不要
- 災害時、音声通話が規制されても優先的に疎通する可能性がある
いざというときの“最小公分母” として、MMSはこれからも生き残ります。
一方で、日常のコミュニケーションはiMessageやRCS、LINEなど、より快適な手段にどんどんシフトしていきます。
だから、MMSで困ったときは、
- 設定を確認(MMSメッセージングON/モバイルデータON)
- APN設定(格安SIMユーザー)
- iMessageの再アクティベーション
- ファイルサイズを小さくする
この4つを試して、どうしてもダメならMMSにこだわらない。
「Googleフォトの共有アルバム」「LINE」「AirDrop(iPhone同士)」……
別の方法があるなら、そっちを使う。
このスタンスで十分です。
iPhoneのMMS機能、
「よくわからない」「なんか苦手」だったあなたも、
今日からは緑バブルと上手に付き合っていけますね。
