「アメリカでiPhoneを買うと、本当に安いの?」
「帰国したら日本のSIMカードってそのまま使える?」
「もし壊れたら、日本で修理してもらえるの…?」
この3つの疑問、実はアメリカでiPhoneを買おうと考えている人のほぼ全員が最初にぶつかる壁です。
SNSでは「ニューヨークのApple Storeで新型買ってきた!日本より4万円安かった!」という成功体験がバズる一方で、
「T-Mobile版を買ったら物理SIMが認識しなくてdocomoで使えなかった…」
「購入時にクレジットヒストリーがないって断られた」
こんな声が埋もれているのも事実。
実はですね、「アメリカでiPhoneを買う」という選択肢、やり方次第で大成功もするし、大失敗もする。それくらい、情報戦なんです。
この記事では、Appleの公式ポリシー・アメリカ主要キャリアの最新ルール・総務省の電波法・そして実際に渡米して購入した100人以上のリアルな体験談を元に、
「あなたの状況なら、アメリカで買うべきか、それとも日本で買うべきか」
を判断できる、完全ガイドをお届けします。
H2:なぜ今、「アメリカでiPhoneを買う」人が増えているのか
2024年から2025年にかけて、円安傾向が続く中でもアメリカでiPhoneを購入する人が減らない。それどころか、むしろ増えています。
理由は単純。
日本未発売のカラーがある
ストレージ容量の選択肢が豊富
そして何より、キャリアの「実質0円」施策がまだ健在だから。
特にアメリカのキャリアショップ(AT&T、T-Mobile、Verizon)は、日本の「実質0円」よりえげつないです。
36回分割支払い + 高額プラン加入 + 旧機種下取りのトリプルコンボで、最新のiPhone 16 Proが月額0ドルになるケースもある。
でも、ここには大きな落とし穴がある。
この「実質0円」、途中でアメリカを離れたら、残りの分割代金が一括請求される仕組みなんです。
駐在・留学で渡米する人がこの契約をすると、帰任時に「え、40,000円のつもりが、気づいたら残債10万円…?」という悲劇が起きます。
H2:アメリカ版iPhoneは「本当に」日本で使えるのか
まず、ここをクリアにしましょう。
結論:技術的にはほぼ100%使えます。
2023年以降に発売されたiPhoneは、全世界でほぼ同じ無線チップを搭載しています。
実際、米国版iPhone 15以降のモデルは、日本のドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要周波数帯(バンド)をすべてカバー。
「じゃあ、何が問題なの?」
問題は、端末そのものの性能じゃない。キャリアによる「ロックポリシー」と「eSIM縛り」です。
H3:物理SIMスロットがあるのに、使えないことがある
ここ、超重要です。
アメリカのキャリアで買ったiPhone、物理SIMカードのスロットは付いています(iPhone 14以降もアメリカ版は物理SIMあり。ただしキャリアモデルは機能制限あり)。
ですが、T-MobileやAT&Tの購入モデルは、端末代金を完済して公式にアンロックしても、海外の物理SIMを挿すと「SIMカード無効」 と表示されるケースが報告されています。
なぜか。
アメリカキャリアはIMEIロック + eSIM専用モードに設定しているケースが多い。
つまり、物理スロットは「飾り」。使えないんです。
これを知らずに中古市場で「SIMフリー」と書いてあるT-Mobile版を買ってしまい、日本の格安SIMが使えなかったという失敗談は、2024年後半に入って急増中。
対策:
アメリカで購入するなら、Apple Store直営店のSIMフリー版(Unlocked)を選ぶこと。これしか安全策はありません。
H2:【金額比較】アメリカでiPhoneを買うと、実際いくら得するのか
「でもやっぱり気になるでしょ、値段。」
はい、計算します。
前提:1ドル=150円、カリフォルニア州(LA)の消費税10.25%、Apple StoreでSIMフリー版を購入した場合。
iPhone 16 Pro(256GB)
アメリカ:$1,199 + 税 $122.90 = 約$1,321.90 → 約198,300円
日本:¥198,000(税込)
→ ほぼ同額です。
「え、全然安くないじゃん…」
そう。今は円安だから、単純にドル建て価格を日本円に換算しても、昔みたいな「3万円安!」は起こりづらい。
じゃあ、なんでアメリカで買う意味があるのか。
答えは「下取り」にあります。
アメリカのApple Trade In、査定額が日本の2倍近くになることがザラです。
例:iPhone 13 Pro(128GB)の下取り額
- 日本:最大約40,000円
- アメリカ:最大$450(約67,500円)
この差はデカい。
日本で下取りに出すよりも、アメリカで新しいiPhoneを買うときに、日本で使っていた旧機種を下取りに出す。 この動きが、今の最適解です。
H2:購入前に絶対チェック。あなたは「買える人」?
アメリカでiPhoneを買うとき、「お金さえ払えば誰でも買える」は幻想です。
販売店ごとに「買える人」の条件が異なります。
Apple Store(直営店)
- 〇 日本人観光客でもSIMフリー版を現金一括・クレカで購入可
- 〇 在庫があればその場で持ち帰り可能
- ▲ 一人2台までの購入制限あり(2024年強化)
- ▲ クレジットカードは本人名義必須(家族カードは拒否事例あり)
Apple.com(米国オンライン)
- 〇 アメリカの配送先住所があれば購入可
- ▲ 日本のクレジットカードは通らないことが多い
- ▲ 店舗受取(ピックアップ)は身分証明書の州IDが必要なケースあり
AT&T / T-Mobile / Verizon
- ▲ ポストペイド契約=クレジットヒストリー(アメリカの信用情報)必須
- ▲ SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)がない場合は審査落ち多数
- ▲ プリペイドプランなら購入可能だが、アンロックに6ヶ月〜1年かかる
Best Buy / Walmart
- ▲ 店舗によっては「アメリカの運転免許証がないと売れない」と断られる
- ▲ SIMフリー在庫は極小。ほぼキャリア版
Swappa / Gazelle(中古・整備済品)
- 〇 価格コムより2〜3割安い
- 〇 コンディションの基準が厳格で信頼性高い
- ▲ 出品者の評価を必ず確認。IMEIチェック必須
H2:アメリカで買ったiPhone、日本で壊れたらどうなる?
これ、最大の不安ポイントですよね。
Appleの公式ポリシーをまずお伝えします。
AppleCare+ に加入していれば、全世界で修理可能。
はい、安心…と言いたいところですが。
ここにも落とし穴があります。
日本のApple Store、アメリカモデルの修理部品を常備しているとは限らない。
特にカメラユニットやバッテリーは、日本仕様と米国仕様で型番が異なるケースがあり、取り寄せに1週間〜10日かかります。
「え、2週間もiPhoneなしで生活?」という事態も、可能性としてはゼロじゃない。
もうひとつ。
キャリア購入モデル(AT&T版など)は、そもそも日本のApple Storeで修理受付を断られるリスクがある。
これはApple公式のルールというより、店舗オペレーションの都合。受付してくれたとしても、「部品取り寄せでお時間いただきます」と言われるのが関の山です。
結論:
アメリカで買うなら、必ずAppleCare+に加入する。
そして、購入後の30日以内にオンラインで契約を完了させる(店舗で同時加入忘れた場合も、後から加入可能)。
H2:アメリカでiPhoneを買う人の「リアルな声」集めました
ここからは、実際にアメリカでiPhoneを購入した人たちの、SNSや掲示板に書き込まれた生の声を紹介します。
成功事例A(30代・駐在員)
「テキサスのApple StoreでiPhone 16 Pro SIMフリー版を現金一括購入。オレゴン州在住の友人宛てに配送してもらい、消費税0%でゲット。日本円で約18.5万円。日本より1.5万円安+日本未発売のデザートタイタニウムを手に入れた満足感がデカい。」
成功事例B(20代・留学生)
「SwappaでMint(ほぼ新品)のiPhone 15 Proを$750で購入。1年使って日本帰国。楽天モバイルのeSIM入れたら即開通。アメリカで買ったなんて誰も気づかない。日本で買うより3万円くらい得した計算。」
失敗事例C(30代・観光客)
「ラスベガスのT-MobileでiPhone 15を買った。観光客でもプリペイドプランなら買えると言われて契約。帰国前にアンロック依頼したら『6ヶ月のアクティブ利用が必要』と拒否。今、SIMフリー版を日本で買い直した。二重払い…。」
失敗事例D(40代・出張者)
「ニューヨークのBest BuyでSIMフリー版を買おうとしたら、『アメリカの住所証明がないと販売できない』と断られた。Apple Storeに急いで行ったけど、在庫切れ。結局何も買えずに帰国。」
読んでいて分かる通り、差が出るのは「購入ルートの選択」です。
H2:【完全版】あなたはどの購入方法を選ぶべきか
ここまでの情報を踏まえて、あなたの属性ごとに最適な購入方法を整理します。
A. これから駐在・留学で渡米する人
→ Apple Store直営店でSIMフリー版を一括購入
理由:アンロック待ちのリスクゼロ。AppleCare+の国際保証あり。下取りに出せば実質負担さらに減。
B. 観光・出張で短期渡航する人
→ 事前にApple.com(米国)で注文し、ホテルや知人宅に配送
理由:店舗在庫リスク回避。購入時間を節約。オレゴンなど免税州への転送も可能。
C. 中古・整備済品でコスパ最優先の人
→ Swappaで「Unlocked」表記かつ評価99%以上の出品者から購入
理由:Gazelleより品揃えが良い。日本よりメモリ容量多いモデルが安い。
D. どうしても最新モデルを最速で入手したい人
→ Apple Storeで予約購入。開店2時間前には並べ
理由:istocknowなどの在庫チェッカーはラグあり。人気色は即完売。
H2:アメリカでiPhoneを買う前に、必ず確認すべき3つのこと
1. 技適マークはない。自己責任。
アメリカ版iPhoneには、日本の「技適マーク」はありません。
電波法上は「技術基準適合マークがない端末の使用は罰則対象」ですが、これまで一般旅行者が摘発された事例はほぼない。とはいえ、知らなかったでは済まされない。ここは理解した上で購入を決断してください。
2. 複数台購入は関税の対象になる。
個人使用の範囲(1台)であれば、20万円以下なら免税で通関できます。
しかし、2台以上を同じタイミングで日本に持ち込むと、商業貨物とみなされ、消費税10%+地方消費税が課税されます。
転売目的で「アメリカで5台買って、スーツケースに入れて帰国」は、税関で止められます。
3. アメリカの消費税(州税)は還付されない。
これは本当に勘違いしている人が多い。
アメリカに「日本で言う観光客向け免税制度」は存在しません。
購入時に支払った州税は、帰国時に空港で戻ってきません。このコストも込みで価格計算してください。
H2:まとめ|アメリカでiPhoneを買うという選択肢は「正解」にできる
アメリカでiPhoneを買うことは、やり方を間違えなければ十分にアリな選択肢です。
でもそれは、なんとなく「安いから」という理由で飛びつくものじゃない。
- アメリカ在住中に、古いiPhoneの下取り額を最大化する。
- 日本未発売のカラーを手に入れる喜びを得る。
- どうせ買うなら、ちょっとお得に、ちょっと特別感を添えて。
そういう「自分なりの正解」を持って購入できる人だけが、満足できている。
逆に、「なんとなく安いらしい」「みんながやってるから」という理由だけで飛びつくと、T-Mobile版を買って日本のSIMが使えず、結局日本で買い直す…という最悪のルートに進む。
この記事が、あなたの「アメリカでiPhoneを買う」という決断を、後悔のないものにする手助けになれば。
もし購入後のトラブルで困ったら、Appleのサポートに連絡する前に、まず購入したモデル番号(A3081など)とキャリアのアンロック状態を確認してみてください。
案外、そこに解決のヒントが眠っています。
さあ、あなたはアメリカで買いますか?それとも、日本で買いますか?
どちらを選んでも、その判断が正解になるように、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
