「あ、計算しなきゃ」
メッセージのやり取りの最中、友だちとの割り勘の計算中、仕事の見積もりをチャットで送る直前。
あなたは今、どうやって計算してますか?
アプリ切り替えて、電卓起動して、数字打ち直して。その間にLINEの既読は増えるし、「あれ、いくらだっけ」って会話の流れもぶった切れる。
この「アプリを切り替える一手間」、実はまるごと無くせるんです。
しかも、計算機アプリすら開かずに。
iOS 18でiPhoneにこっそり追加された、“どこでも計算・換算”機能。システム全体に数学エンジンが統合されたことで、テキストが入力できる場所ならすべてが電卓に変わりました。
さらに、「計算メモ」では手書きの数式から一発でグラフまで描ける。
これはもう、知ってる人だけが10倍得してる機能です。
本気で使いこなせば、あなたのiPhoneはスマホではなく「考える速度を邪魔しないデバイス」に変わります。
【知らなきゃ損】iPhoneの隠れ計算機能、本当のヤバさとは
まず、いちばん衝撃的なやつから。
メッセージアプリの入力欄で、計算が完結します。
<計算式の例>
2300 × 4 =(8500 + 1280) ÷ 3 =USD 75 to JPY =
試してほしい。
メッセージを開いて、適当な相手の入力欄に「2300×4=」と打ってみて。
キーボードの上、予測変換エリアに「9200」って数字、浮かびませんか?
それをタップすれば、そのままメッセージに結果が入る。
アプリ移動ゼロ。コピペゼロ。会話の流れ、一切止めない。
これ、単なる「便利」を通り越して、思考のショートカットです。
「それ、メッセージだけじゃないんです」
もっとぶっ飛んでる話をします。
これ、メッセージだけの機能じゃないんですよ。
- LINE
- Slack
- Notes(メモ帳)
- X(旧Twitter)の投稿欄
- ブラウザの検索窓
- メール作成画面
テキストが打てる場所なら、どこでも計算できる。
システムそのものに計算機能が入ったので、「このアプリでは使えない」がないんです。
だからたとえば──
朝、料理しながら
レシピの「小麦粉200g」を1.5倍にしたい。手が濡れてるから何度もスマホ触りたくない。
メモ帳を開いて「200×1.5=」とSiriに打たせる。結果だけ挿入。濡れた指で電卓アプリ探す必要なし。
仕事中、Slackで
「この案件、工数20h × 単価5000円でお願いします」
メッセージ送る前に、同じ入力欄で「20×5000=」。
結果をタップして「20h×5000円=10万円」に書き換えて送信。
夜、友人とのグループLINE
会計15800円、4人割り勘。
誰かが「計算して」って投げる前に、入力欄で「15800÷4=」。
「1人3950円だよ」って一発返信。
この“一発”に、どれだけのストレスが詰まってたか。
「でも、日本語キーボードでできないんでしょ?」
はい。ここ、めちゃくちゃ大事なところです。
台湾のテックメディアudnの検証で、中国語キーボードではこの機能が動かないと確認されています。
で、日本語キーボード。
これ、Apple公式は「できます」とも「できません」とも明言してないんですが、実際に試すと……日本語キーボードのままだと予測変換に結果が出ないケースが多い。
「やっぱりかー」って思いました?
大丈夫。解決策、あります。
【日本語ユーザー向け・完全回避マニュアル】
やることはたったの2ステップ。
1. 英語キーボードを追加する
「設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」
ここで「English(USまたはUK)」を選ぶ。
2. 計算したいときだけワンタップで切り替える
日本語キーボードが出てる状態で、スペースバーの横の地球儀アイコンを長押し。
「English」を直接選択できるので、数秒で切り替え完了です。
計算が終わったらまた地球儀アイコンで日本語に戻せばOK。
これだけで、日本語環境のままサクサク使えます。
(ちなみに「地球儀アイコン長押し」、USキーボードと絵文字キーボードを行ったり来たりする人は知ってるテク。計算以外でもめちゃ使えるので覚えておいて損なし)
ここまで知ってる?「単位換算」の神ワザ
計算だけじゃないんです。
単位換算も、メッセージの入力欄で一発。
海外のクライアントとやり取りしてて「USD 1500」って来たとき。
いちいちGoogleで「ドル 円 レート」って検索してません?
メッセージの入力欄に 1500 usd = と打ってみて。
予測候補に日本円換算額が出ます。為替レートもちゃんとリアルタイム。
10 km to miles =75 kg to lbs =5 gal to l =100 °F to °C =
変換先の単位を指定しなければ、適切な単位系の中でいちばん自然な候補を出してくれます。
「ポンドを分に換算」みたいなトンチンカンなことは絶対にしないので、安心して使えます。
「計算メモ」で数学のノートがそのままグラフになる
ここからは、もう一歩踏み込んだ話。
計算機アプリの中に、「計算メモ」という機能があります。
(電卓アプリを開いて、右下の電卓マークみたいなアイコンをタップ)
ここに、手書きで数式を書くと──
等号(=)を書いた瞬間、答えが浮かび上がる。
しかも、y = 2x + 1 みたいな関数を書いて等号を押すと……
「グラフを挿入」ボタンが出るんです。
タップすれば、その場に関数のグラフが描かれる。
これはもう、学生・教育関係者には買ってでも導入したいレベルの機能です。
- 授業のノートを取りながら、横で即座にグラフ化
- 変数を定義して代入(a=3 って書いてから y=ax^2 を計算)
- 複雑な三角関数も、手書き認識でスッと計算
「関数電卓アプリ入れなきゃ」って思ってたあの手間、もういらないんです。
実はiPhone 15シリーズ限定の「裏切り耐性」
これは完全なおまけ情報ですが。
iPhone 15シリーズ、バッテリーがゼロになっても最大5時間は時計表示とNFC決済が使えるってご存じですか?
「え、スマホ死んだらおしまいじゃないの」って思うでしょ。
違うんです。
電車の改札、Suicaのタッチ。バッテリー切れで詰む未来、もう終わり。
正確には「バッテリー残量がごくわずかになると、通常のiOSはシャットダウンするけど、iPhone 15は省電力モードの残骸みたいな状態で決済機能だけはキープし続ける」。
こういういざというときの「耐障害性」も、iPhoneの「良さ」の本質だったりします。
【完全版】iPhone隠れ計算機能・全ユースケース25
ここまで読んだあなたは、もう「この機能、いつ使うの?」って迷わない。
でも一応、全シーン列挙しておきます。
ビジネス
- 見積もりチャット「工数×単価」
- 海外取引先「USD to JPY」
- 会議メモ「前年比115%」
- 経費精算「タクシー代+食事代」
- 資料作成「文字数÷1枚あたり」
日常生活
- グループLINE割り勘「合計÷人数」
- 料理レシピ「g × 1.5倍」
- 買い物「30%オフ」
- 旅行「km to miles」
- 体重記録「kg to lbs」
学習
- 数学ノート「sin, cos, tan」
- 物理「距離÷時間」
- 統計「平均値」
- 関数グラフ「y=2x^2+3x-5」
- 化学単位換算「升→ml」
ちょっとした便利
- 待ち合わせ「14:45 + 30min」
- 就業時間計算「18:30 – 9:15」
- ガソリン代「L × 単価」
- ランニングペース「5km/25分」
- 写真サイズ「A4→inches」
知ってると自慢できる
- 変数定義「a=9.8、1/2at^2」
- 指数計算「2^10」
- ルート「√144」
- パーセント増減「2500+15%」
- リアルタイム為替「チャットで即換算」
なぜ、この「良さ」はほとんど知られていないのか
不思議ですよね。
iOS 18、もうリリースから半年以上経ってます。
なのに、この「どこでも計算」機能、公式に大々的に宣伝されたわけでもなく、日本語の記事もまだ数えるほどしかない。
つまり──
知ってる人が、まだ圧倒的に得してるフェーズなんです。
みんながまだ「計算機アプリ」を開いてる間に、あなたは会話を止めずに計算を終えている。
みんなが「ドル円レートいくつだっけ」と検索してる間に、あなたはメッセージ欄で換算を終えている。
この差は、塵も積もれば……
いや、塵じゃない。
毎日数十回発生する“アプリ切り替えロス”の総量。1回3秒だとしても、年間で見れば軽く数時間。
この数時間を、あなたは何に使いますか?
【まとめ】iPhoneの「本当の良さ」は、アプリを開かないところにある
iPhoneの良さって、なんでしょう。
カメラがきれい。動作がサクサク。Apple製品と連携できる。
どれも正解です。
でも、iOS 18で進化したiPhoneの“本当の良さ”は、もっと別のところにある。
「アプリを開く」という行為そのものを、意識させなくなること。
- 計算したい → 電卓アプリを探す → 開く → 数字を打つ
- 換算したい → Safari開く → Google検索 → 数字を打つ
この「アプリを開く」というワンクッション。
私たちはこれまで、これを「当たり前」だと思ってた。
でも、iOS 18のiPhoneは違う。
「テキストを打つ場所」が、そのまま電卓になる。
「ノートを書く場所」が、そのままグラフ描画ツールになる。
これって、スマホの使い方を「道具を選ぶ」から「考えた瞬間に結果が出る」へと変えるアップデートなんです。
まだ「計算機アプリ」を探してる人がいるなら、教えてあげてください。
「それ、開かなくていいよ」って。
【この記事で紹介した機能を使うために】
- iOS 18以降が必要です
- 日本語キーボードの方は英語キーボードの追加をおすすめします
- グラフ機能は計算機アプリの「計算メモ」内で使えます
さあ、今日からあなたのiPhoneは、ただのスマホじゃない。
「考える速度で動くデバイス」です。
