こんにちは。今回は、iPhone XS Maxについて、2026年現在の真実を包み隠さずお伝えします。
「あの大きい画面のiPhone、今どうなんだろう?」
「中古で安く買えるって聞いたけど、実際のところどうなの?」
そんな疑問を持っているあなたのために、現時点での価値、後継機種との違い、そして中古購入のリアルなリスクまで、徹底的に解説していきます。
公式での販売はとっくに終了しているからこそ、知っておくべきことがたくさんあるんです。さっそく見ていきましょう。
時代を超えたフラグシップ:iPhone XS Maxの基本スペック
まずは、おさらいから。iphone XS Maxは、2018年秋に登場した、当時の頂点に立つモデルでした。
最大の特徴は、何と言っても6.5インチの巨大な有機ELディスプレイ。「スーレティナHD」と名付けられたその画面は、発色の美しさと深い黒の表現で、多くの人を虜にしました。動画を見るにも、ゲームをするにも、とにかく没入感が違ったんです。
カメラは、1200万画素の広角と望遠を組み合わせたデュアルレンズ。新機能「スマートHDR」でハイライトとシャドウのバランスが格段に向上し、ポートレートモードでは撮影後にぼかしの強さを調整できる「深度コントロール」も搭載。当時としては、かなり先進的でした。
心臓部には、A12 Bionicチップが搭載されています。今から8年近く前のチップですが、そのパワーは軽い日常使いであれば、2026年の今でも十二分に通用します。
その他にも、IP68の防水防塵性能、ステレオスピーカー、Face IDなど、当時の最先端技術が詰め込まれた、まさに「フラグシップ」と呼ぶにふさわしい1台でした。
2026年、iPhone XS Maxを使うということ:光と陰
時は流れ、2026年。最新のiphoneは、私たちの想像を超える進化を遂げています。そんな中で、iphone XS Maxを使う意味はどこにあるのでしょうか?
今でも輝く、変わらない魅力
まずは、今でも評価できる点を正直にお伝えします。
- 変わらぬ画面の美しさ:有機ELディスプレイの質感は色あせません。特に動画視聴や写真閲覧の体験は、当時と変わらず高いレベルです。大画面ならではの広がりは、現代のコンパクトなモデルにはない魅力です。
- 驚くべき長期サポート:これは最大の強みかもしれません。この機種は、iOS 12から最新のiOS 18まで、実に7世代ものOSアップデートを受け続けました。Appleのサポートの長さを象徴するモデルと言えるでしょう。最新のセキュリティアップデートが適用できるのは、中古機としては極めて重要な安心材料です。
- コストパフォーマンス:中古市場では、かつてのフラグシップが驚くほど手頃な価格で流通しています。最新機能は必要ないけれど、「大きな画面のiPhone」を使ってみたいという方には、非常に費用対効果の高い選択肢になり得ます。
時代を感じる、無視できない課題
一方で、技術の進歩を考えれば、やはり厳しくなる面もあります。
- 最新機種との明確な性能差:A12チップは基本操作は快適ですが、最新の重い3Dゲームや本格的な動画編集には苦戦します。処理速度に明らかな差を感じる場面も出てくるでしょう。
- 決定的に足りないカメラ機能:一番大きいのはここです。暗い場所で驚くほど明るく写す「ナイトモード」がありません。また、超広角レンズもないため、風景や大勢での集合写真を撮る時の表現の幅が限定されます。後に登場した高度なビデオ機能も使えません。
- 避けられないバッテリー問題:発売から8年。ほとんどの機体でバッテリーは相当に劣化しています。「最大容量」が80%を切っていることはほぼ確実で、場合によっては1日に数回の充電が必要になることも覚悟しなければなりません。
- 大きさと重さの現実:208gの重量は、現代の感覚では「重い」部類です。片手での操作は難しく、滑りやすいガラスとステンレスのボディは、保護ケースが必須と言えるでしょう。
後継機種と比べてわかる、進化の分かれ目
「じゃあ、その次のモデルとは何が違うの?」という疑問を持つのは当然です。主要な後継機種との違いを、分かりやすく説明します。
iphone XS Maxの直後に登場したiphone 11 Pro Max は、大きな進化を遂げました。
- カメラが広角・超広角・望遠のトリプルレンズに。
- ついにナイトモードが搭載され、暗所撮影が一変。
- バッテリー持続時間がさらに向上。
その次のiphone 12 Pro Max 以降は、さらに変化が続きます。
- 筐体デザインがフラットでシャープな印象に。
- 5G通信に対応。
- MagSafeによる便利な磁気アクセサリーの世界が開けました。
つまり、iphone XS Maxは、「ナイトモード」や「トリプルカメラ」、「5G」といった、現在ではほぼ当たり前となった大きな機能革新の、「直前のモデル」なのです。この「一歩手前」というポジションを理解することが、購入判断の核心になります。
中古購入、その前に絶対に確認すべき5つのリスト
もし中古での購入を真剣に考えるなら、リスク管理が全てです。以下のポイントは、必ずチェックしてください。
- バッテリーの健康状態は最優先事項
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」を確認しましょう。80%以下は実質的に交換必須と考えてください。販売ページに「バッテリー交換済み」と明記されているかも要確認です。 - 外観の傷は、どこまで許容できる?
ガラス背面とステンレスのフレームは傷が目立ちます。特に光にかざして、細かいスリ傷(ヘアライン)がないか確認を。画面の傷や、ずっと同じ画面を表示させ続けたために起きる「焼き付き」(残像)もチェックしましょう。 - 全ての機能が動くか、実際に試す
- Face ID:ロック解除とアップルペイが問題なく動作するか。
- カメラ全レンズ:前面・後面すべてでピントが合うか、カシャ音なしでシャッターが切れるか。
- マイクとスピーカー:通話、録音、音楽再生を試す。
- ボタンとポート:全てのボタンの押し心地、Lightningポートの充電状態。
- SIMロックの有無を見逃さない
海外版や特定のキャリア版を購入すると、日本のSIMが使えない(ロックがかかっている)場合があります。「SIMロック解除済み」かどうかは必ず確認しましょう。 - 付属品と保証の有無
純正充電器やケーブルが付属するか。販売店がどの程度の保証(例:到着後7日間の動作保証など)を付けてくれるかも、安心材料として重要です。
結局、iPhone XS Maxは誰のためのスマホなのか?
ここまでの話を総合すると、iphone XS Maxは2026年現在、万人におすすめできる機種では決してありません。
最新のカメラ性能や、何日も持つバッテリー、最速の処理速度を求める方には、迷わず新型モデルを選ぶべきです。
しかし、以下のような「特定の条件」に当てはまる方にとっては、今でも光る選択肢になり得ると、私は考えます。
- 「大きな美しい画面」を最低限のコストで体験したい方。動画視聴や読書が主な用途なら、その魅力は衰えていません。
- 最新のiOSを動かせる、信頼性のある「サブ機」が欲しい方。仕事用との切り分けや、お子さん用の最初のスマホとして検討する価値はあります。
- Touch IDから、Face IDと全画面デザインの世界に、お得に移行したい方。最新機種との機能差を理解した上での「入門」として。
要するに、「最新機種とのギャップを正しく理解し、中古品ならではのリスクを自分で管理できるか」 が全てです。
「予算を抑えつつ、かつての高級感と大画面を味わいたい」。その思いと、現実の制約を天秤にかけた時、このiphone XS Maxという選択肢がぐっと近づいてくるはずです。
購入を決める前には、可能な限り実機を手に取り、その大きさと重さを体感し、この記事で挙げたチェックリストと照らし合わせてみてください。時代を超えた一台との、素敵な出会いがありますように。
