そろそろiphoneを買い替えたいけど、まとまったお金を準備するのは大変…。 そんな時、よく目にする「36回払い」という選択肢。月々の負担が軽く感じられて、すごく魅力的ですよね。でも、キャリアの「実質無料」キャンペーンとAppleの分割、どちらが本当にお得なのか、仕組みが複雑で迷ってしまいませんか?
結論から言うと、「返却しなくていい」「金利0%」の条件で、最も長く分割して購入できるのは、Apple公式の専用プランです。 この記事では、単なる支払い回数の話ではなく、あなたがiPhoneを3年間使い続ける「総費用」と「自由」に焦点を当て、失敗しない選択のための全てをお伝えします。
iPhoneの分割払い、「返却型」と「所有型」の根本的な違い
「36回払い」には、実は全く異なる2つのタイプがあるんです。この違いを理解することが、すべての始まりです。
- 「返却型」分割払い:これは主に携帯キャリア(docomo、au、SoftBank)の「端末購入サポートプログラム」が該当します。24回や48回で分割して支払いますが、2年後など定められたタイミングで端末をキャリアに返却することで、残りの支払いが免除される仕組み。最終的には端末は手元に残りません。
- 「所有型」分割払い:Apple公式ストアやクレジットカードでの分割などがこれにあたります。36回払いなら、36回きっちり支払いを終えた時点で、端末は完全にあなたのものになります。 返却する義務は一切ありません。
あなたが求めているのは、2年後に「さようなら」を言う関係ですか? それとも、長く愛用し続けるパートナーにしたいですか? まずはこの問いから始めてみましょう。
検討1:キャリアの「返却型」36回払い(端末購入サポート)の真実
「iPhone 最新機種 実質〇〇円!」という広告に惹かれる気持ちはよくわかります。しかし、この「実質」という言葉の裏側にある条件を、しっかり見ておきましょう。
どういう仕組みなのか?
キャリアのプログラムは、「残価設定型分割払い」 という少々ややこしいシステムです。簡単に言うと、購入時に「2年後のこのiphoneの価値(残価)は○○円です」とあらかじめ設定し、その分を差し引いた金額を分割しているのです。2年後に返却すれば設定通りの価値で買い取ってもらえる(=残りの支払いが消える)という流れです。
メリットと、あなたが知るべき現実的なデメリット
メリットとしては:
- 最新のiphoneを、分割による月々の負担を抑えながら使える。
- プログラムによっては、返却後の新しい機種への買い替えがスムーズ。
しかし、絶対に忘れてはいけないデメリットと条件があります:
- 返却は絶対条件、そしてそのハードルは高い
特典を受けるには「返却」が必須。傷ひとつない美品に近い状態で返さなければ、最大2万円前後の「故障時利用料」を請求されるケースがほとんどです。日頃からケースと保護フィルム必須の生活になります。 - 「実質無料」の落とし穴は通信料
端末代が安くても、高額な月々の通信プランへの加入がセットになっていませんか? 2〜3年単位での「端末代+通信費」の総額を計算すると、思ったより高くなっていることがよくあります。月々の通信費が5,000円違うだけで、3年で18万円もの差が生まれます。 - 契約の縛り
機種変更のタイミングや、他社への乗り換え(MNP)に制限が生じる可能性もあります。
つまり、キャリアのプランは「最新機種を2年間、新品同様に使い、きっちり返却できる」という確信がある人向けと言えるでしょう。
検討2:Apple公式の「所有型」36回払いが支持される理由
それでは、所有を前提とした本当の意味での「36回払い」を実現する方法はあるのでしょうか? 答えは、Apple公式ストアの「ペイディあと払いプランApple専用」 にあります。
なぜこのプランが注目されるのか?
このプランの最大の特徴は、iphoneの最新モデルを含む対象商品を、最大36回にわたって金利・分割手数料0%で購入できることです。 条件は支払い方法を口座振替か銀行振込にすること。これだけで、3年間にわたって利子を気にせず分割できます。
他の選択肢にはない、圧倒的な柔軟性
ここが最も大きなポイントです。このプランには「アップグレードオプション」という制度があります。これは:
「24回目(約2年後)の支払いを終えた時点で、新しいiphoneに買い替えることを選べる。その場合、残り12回分の支払いは免除され、今の端末をAppleの下取り(Apple Trade In)に出すことで買い替えが完了する」
というもの。
つまり、あなた自身に選択権があるんです。
- 2年後、気に入った新型が発売されていれば、残り12回分をチャラにして買い替えられる。
- 2年後、今のiphoneがまだまだ快適なら、そのまま12回払い続けて完全に自分のものにする。
- この選択は、キャリアへの縛りや、厳しい返却条件とは一切無関係に行えます。
その他の「所有型」手段:クレジットカード分割
Apple公式では、一部のクレジットカード(JCB、三井住友カード等)を使った最大24回までの金利0%分割も可能です。36回よりは月々の支払額は増えますが、カードのポイント還元が受けられるのが利点です。家電量販店などでの36回払いは金利が発生するケースがほとんどなので、金利0% の表示がないか必ず確認してください。
総額で比べる! iPhone 36回払いの真のコスト比較
大切なのは「月々いくら」ではなく「最終的にいくら出すのか」です。シミュレーションの考え方をご紹介します。
例:iPhone 16 128GB(税込121,000円相当)を3年間使う場合
- Apple公式 ペイディ36回払い(所有型)
- 端末総額:121,000円(金利0%)
- 月々端末代:約3,361円(36回)
- 通信費(例:格安SIM 月2,000円):72,000円
- 3年間総費用目安:約193,000円
- キャリアプランA(返却型で端末「実質2万円」)
- 月々端末代:約833円(24回払いの実質負担分を月割り)
- 通信費(キャリア高額プラン 月7,000円):252,000円
- 2年間総費用目安:約272,000円(※3年目は新機種購入で更に費用発生)
どうでしょう? 月々の端末代だけを見るとキャリアが安く見えますが、通信費を含めた総額ではApple+格安SIMの組み合わせが大きく差をつけることがわかります。また、キャリアプランは2年目で計算がリセットされる点も見逃せません。
あなたに最適なiPhone 36回払いプランの選び方
ここまでを踏まえて、あなたが取るべきステップはこの3つです。
Step 1: 自己診断「あなたはどのタイプ?」
- タイプA(革新追及派):「2年に1度は絶対に最新iphoneが欲しい」「端末は常に保護して美品状態を保てる」→ キャリアの返却型プログラムを慎重に検討。
- タイプB(柔軟所有派):「端末は長く大切に使いたい」「買い替えはその時の気分や財布と相談したい」→ Apple公式の所有型36回払いが最も適しています。
Step 2: 絶対に確認すべき「3つのチェックポイント」
- 総支払額:月々の支払いではなく、契約期間全体の「端末代+通信費」 はいくらか? エクセルなどでシミュレーションを。
- 金利・手数料:本当に0% か? 0%を維持するための条件(支払い方法など)は何か?
- 自由の度合い:途中解約、機種変更、キャリア変更に制限はあるか? 端末に大きな傷がついた時のリスクは?
Step 3: 審査と信用情報への理解
金利0%の分割払い(どの方法でも)には、簡易的な与信審査があります。過去の支払い遅延があると利用できない場合も。また、約束した分割払いを滞納すると信用情報に傷がつき、将来のローン審査などに影響する可能性があることは心に留めておきましょう。
まとめ:賢い選択は、自由と総額で決まる
iphoneを36回払いで購入する道は、実は「所有」を目指すならほぼ一本道。それがApple公式ストアの「ペイディあと払いプランApple専用」 です。
この選択は、単に支払いを細かくするだけではありません。3年間という長いスパンで資金計画を立てられ、かつ2年目という節目で、最新機種への「アップグレード」か「完全所有」かを、あなた自身が選べる自由を手に入れることが最大の価値です。
「36回払い」という言葉に惑わされず、その仕組みの核心(返却するのか所有するのか)と、ライフスタイル全体から見た総費用を見極めることが、後悔しないiphone購入への最短ルートです。あなたのスマートな選択を、心から応援しています。
