カーライフをもっと快適にしたいあなたへ。スマートフォンやタブレットを車内で充電するために、どの車用充電器を選べばいいのか迷っていませんか?あるいは、エンジンがかかりにくくなってきた…もしかしたらバッテリーの問題?と感じている方もいるかもしれません。
実は、「車用充電器」と一口に言っても、全く目的の異なる2種類の機器があるんです。自分に必要なのはどちらなのか、まずはしっかり見極めるところから始めましょう。
車用充電器には2つの種類がある
あなたの「充電」の悩みは、次のどちらに当てはまりますか?
- スマホやタブレットを車の中で充電したい → これは「車載充電器」です
- 車自体のバッテリーを充電・メンテナンスしたい → これは「車用バッテリー充電器」です
多くの方が最初に思い浮かべるのは、おそらく1番のスマホ充電用の車載充電器(カーチャージャー)でしょう。シガーソケットに差し込んで使うあの機器です。一方、2番は車のエンジンルームにあるバッテリー自体にコンセントからつないで充電する、少し専門的な機器です。
この記事では、特に多くの方が日常的に必要とする「車載充電器(スマホなどを充電する方)」の選び方を中心に、賢い選択のポイントを詳しく解説していきます。最後に、車のバッテリー維持に使う機器についても、基本を知っておきたい方のために簡単に触れます。
車載充電器を選ぶ3つの最重要ポイント
1. 充電の「速さ」を決める:出力と規格
充電スピードに最も直結するのが「出力(ワット数:W)」と「充電規格」です。せっかく買うなら、サクッと充電できるものがいいですよね。
- 出力(W)の目安:
- スマートフォン:最低でも10W、できれば18W以上あると快適です。
- タブレット:20W〜30W以上あると安心です。
- ノートパソコン:45W〜65W以上に対応したモデルが必要です。
- 主要な急速充電規格:
- USB Power Delivery (USB PD) :最近のiphoneやandroid スマホ、タブレット、ノートPCで主流になっている規格です。Type-Cポートを使い、高効率で充電できます。
- Quick Charge (QC) :クアルコム社の規格で、対応するAndroid端末などで高速充電を実現します。
重要なのは、あなたの持っている端末がどの規格に対応しているかを確認することです。せっかく高機能な充電器を買っても、端末側が対応していなければその速度は出ません。製品の説明欄や、端末の仕様書をチェックしてみてください。
2. ポートの「数」と「形」:同時充電と未来への備え
家族でのお出かけや、仕事で複数デバイスを使う場合は、ポート数が重要です。
- ポート数:スマホとタブレットを同時に、あるいは同乗者と一緒に充電したいなら、2ポート以上が便利です。ただし注意点が一つ。全てのポートを同時に使うと、出力が分散されて個々の充電速度が落ちるモデルが多いのです。「全てのポートでフル出力可能」とうたっている製品を選ぶと、この心配がありません。
- ポートのタイプ:
- USB Type-A:従来からある長方形のポート。多くのケーブルがこれに対応しています。
- USB Type-C:楕円形で上下逆でも挿せるポート。新しい端末のほとんどはこのタイプのケーブルを同梱しています。今後を見据えると、Type-Cポートが1つはあるモデルを選ぶのがおすすめです。
3. 車への「適合性」と「使いやすさ」
せっかく買っても、自分の車で使えなかったり、使いづらかったりしては意味がありません。
- 電圧対応:ほとんどの乗用車は12Vですが、トラックや大型車では24Vのシガーソケットがあります。12V/24V両対応のモデルを選べば、車種を気にせず、レンタカーでも使えるので安心です。
- サイズとデザイン:シガーソケットの位置(特にコンソールボックスの中など)によっては、大きな充電器が邪魔で抜き差ししづらくなることがあります。挿した状態のイラストや寸法を確認し、自分の車の状況を想像して選びましょう。
こんな便利機能もチェック!
基本性能に加えて、あると生活がちょっと豊かになる付加機能もあります。
- ワイヤレス充電:充電器本体にスマホを置くだけで充電できる、Qi(チー)対応のモデルもあります。コードが絡まる煩わしさから解放されます。車載ホルダーと一体型になったモデルは、ナビとして使いながら充電できるので一石二鳥です。
- LEDライト:暗い車内でシガーソケットの位置やUSBポートを見つけるのに、とても役立ちます。
- 過剰充電防止や発熱保護:安全に長く使うためには、こうした保護機能がきちんと搭載されている信頼できるブランドの製品を選びたいところです。
多くの人が知らない、重要な注意点
車載充電器を使う際に、一つとても大切なルールがあります。
「エンジンを止めた状態での長時間使用は、車のバッテリー上がりの原因になる可能性がある」 ということです。
充電器の電力は、車のバッテリーから供給されています。エンジンがかかっていれば、オルタネーター(発電機)が電力を補いながら充電できますが、エンジン停止中はバッテリーの蓄えだけを使うことになります。特に古いバッテリーや容量の小さいバッテリーの場合、スマホを充電しているうちにエンジンが始動できない…という事態になりかねません。
基本的には、エンジンをかけた状態で使用することを心がけ、長時間駐車中の使用は避けるのが無難です。
車のバッテリーを充電・メンテナンスする「車用バッテリー充電器」とは?
最後に、冒頭でご紹介したもう一つの機器について簡単に説明します。車のバッテリーが弱り、エンジンがかかりにくくなった時や、長期駐車前にバッテリーを保全したい時に使うのが「車用バッテリー充電器」です。
これを選ぶ際の最も重要なポイントは、安全性です。
- 自動停止機能(フルオート機能):満充電になると自動で充電を止めてくれる機能は必須です。過充電はバッテリーの劣化や危険を招きます。
- バッテリータイプ対応:一般的な「密閉型」に加え、「AGM」や「アイドリングストップ車対応」など、あなたの車のバッテリータイプに対応しているかを確認してください。
- 初心者向けのオートマチックモデル:接続するだけで適切な電流で充電を始めてくれる、操作が簡単なモデルがおすすめです。
※使用の際は、取扱説明書を必ず読み、正しい手順(接続の順番など)で安全に行ってください。
あなたにぴったりの車用充電器を見つけよう
いかがでしたか?車用充電器と一口に言っても、目的によって選ぶものが全く違います。
まずは「スマホ充電用」なのか「車のバッテリー充電用」なのかをハッキリさせましょう。スマホ充電用の車載充電器を選ぶ際は、
- 端末に合った充電規格か
- 必要なポート数とタイプか
- 自分の車に適合する電圧とサイズか
この3点を軸に、予算と相談しながら選んでみてください。そして、エンジン停止中の使いすぎにはくれぐれもご注意を。
正しい知識を持って最適な一台を選べば、快適で安全なカーライフの強い味方になってくれるはずです。バッテリーに最適なモデルを見極めて、スマートなドライブを楽しんでくださいね。
