スマホが手元になくても、タブレットでLINE電話が使えたら便利ですよね。大きな画面で友だちの顔を見ながら話せたり、リラックスした姿勢で通話できたり。この記事では、タブレットでLINEの音声通話・ビデオ通話を使うための設定や注意点を、初心者でも迷わないようにわかりやすく解説します。
タブレットでLINEを使う準備:まずはアプリをインストール
最初に必要なのは、もちろんLINEアプリのインストールです。
AndroidタブレットならGoogle Playストア、iPadならApp Storeで「LINE」と検索してダウンロードしましょう。
アプリを開くと「新規登録」または「ログイン」の選択画面が出てきます。
ここで選ぶのは大きく2パターン。
おすすめは、すでにスマホでLINEを使っている人なら「同じアカウントでログイン」する方法です。QRコードをスマホで読み取るだけで連携でき、友だちリストやトーク履歴をそのまま利用できます。
LINEアカウントの登録・ログイン方法
● スマホと同じアカウントでログインする
スマホのLINEで「設定」→「アカウント」→「ログイン許可」をオンにしておきます。
タブレットでLINEアプリを開き「ログイン」→「QRコードでログイン」を選択。
表示されたQRコードをスマホのLINEで読み取ると、同じアカウントにログインできます。
この方法なら、スマホとタブレットの両方でLINEを使えるようになります。タブレットを「サブ端末」として活用するイメージです。
● タブレットで新規アカウントを作る場合
タブレット単体でLINEを新規登録するには電話番号のSMS認証が必要です。
Wi-FiモデルなどSMSが受け取れない機種では、他のスマホの番号を借りて認証する必要があります。
ただし、この場合は「別アカウント」となるため、スマホ側のLINEとデータは共有されません。家族用や仕事用など、別の用途で使いたいときに向いています。
通話前のチェック:マイク・カメラ・スピーカー設定
LINE電話(音声通話・ビデオ通話)を使う前に、端末の設定を確認しておきましょう。
- マイク・カメラの権限
「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」で、マイクとカメラを許可に。これをオフにしていると、通話で声が届かなかったり映像が映らなかったりします。 - 通知設定
通話の着信通知を見逃さないように、通知をオンにしておきます。LINEの「設定」→「通話」→「通話の着信許可」がオンになっているかも確認しましょう。 - スピーカーの音量
通話時に音が小さい場合、端末の音量ボタンで調整できます。Bluetoothイヤホンや外付けスピーカーを使うのもおすすめです。
タブレットでLINE電話をかける・受ける
● 音声通話のかけ方
- 友だちリストから相手を選ぶ
- トーク画面右上の「電話」アイコンをタップ
- 「音声通話」を選択して発信
相手がオンラインならすぐに着信します。Wi-Fi環境でも安定して通話ができます。
● ビデオ通話のかけ方
音声通話のアイコンの隣にある「カメラ」マークをタップ。
これでビデオ通話が開始されます。相手が応答すると、お互いの映像が画面に映し出されます。
ビデオ通話中は、画面右上のボタンでエフェクトや背景の変更も可能。フィルターを使えば顔色を明るくしたり、背景をぼかしてプライバシーを守ることもできます。
グループ通話や複数人ビデオ通話もできる
LINEの通話は1対1だけでなく、グループチャットでも利用可能です。
グループ画面の右上にある「電話アイコン」をタップすれば、参加メンバー全員に一斉発信できます。
ビデオ通話では最大6人まで映像を表示できます(音声のみならもっと多人数も可能)。家族の顔をまとめて見ながら話したり、リモート飲み会にもぴったりです。
通話ができないときのチェックポイント
「発信できない」「相手の声が聞こえない」などのトラブルが起きたら、以下を確認しましょう。
- インターネット接続が安定しているか
Wi-Fiが不安定だと音が途切れたり映像が止まることがあります。通信状況をチェックし、必要なら再接続します。 - LINEアプリが最新バージョンか
古いバージョンでは通話機能に不具合が出ることがあります。ストアで更新を確認しましょう。 - 通話の着信許可がオンになっているか
LINEの「設定」→「通話」で確認。オフになっていると着信が鳴らなくなります。 - 相手のブロックや非表示設定
もし相手をブロックしていると通話はできません。念のためリストを見直しましょう。
タブレットでLINE電話を使うメリット
- 大画面で見やすい
ビデオ通話中の映像が大きく表示されるので、表情がよく見える。家族や友だちとの会話がより臨場感のあるものになります。 - 長時間通話でも快適
タブレットはバッテリー容量が大きく、長時間のビデオ通話でも安心。スタンドに立てて両手を使わずに話せるのも便利です。 - 複数人で共有しやすい
家族が並んで画面を見るような使い方にも向いています。お子さんや祖父母とのビデオ通話にもおすすめです。
Wi-Fiモデルでの注意点と代替策
Wi-Fi専用モデルのタブレットは電話番号を持たないため、SMS認証ができません。
この場合は、次のいずれかの方法を使います。
- スマホのLINEを連携させて使う(サブ端末)
- 家族などの電話番号で認証して別アカウントを作る
- データ通信+SMS付きSIMを利用する
サブ端末として使うのが一番トラブルが少なく、LINE電話の機能もすべて利用できます。
ビデオ通話をもっと楽しむコツ
タブレットの大画面を活かして、ビデオ通話をより快適にする工夫も紹介します。
- スタンドで角度を固定する
手で持たずに自然な姿勢で会話できます。 - 外付けマイクを使う
ノイズを減らしてクリアな音質に。 - 照明を意識する
顔に光が当たるようにするだけで印象がぐっと良くなります。 - 背景を整理する
背景をぼかす機能も便利ですが、映り込む場所を整えると安心です。
通話以外でも便利なLINE機能
タブレットでもスマホと同じように、トークやスタンプ、ファイル送信などが可能です。
特にビデオ通話中でも同時にチャットが使えるため、URLを送ったりメモ代わりに活用できます。
また、グループ通話の途中で「画面共有」を使えば、資料を見せながら話すこともできます。仕事や学習の場でも役立つ機能です。
タブレットでLINE電話を使う方法をまとめて振り返り
最後にもう一度、タブレットでLINE電話を使う手順を整理します。
- LINEアプリをインストール
- スマホと同じアカウントでログイン(または新規登録)
- 権限設定と通知設定を確認
- 友だちを追加
- 音声通話・ビデオ通話を開始
これで準備は完了です。
スマホがなくても、タブレットがあればLINE電話で快適に通話が楽しめます。
大画面のメリットを活かして、家族や友人との時間をもっと豊かにしていきましょう。
タブレットでLINE電話を使う方法を知っておけば、日常のコミュニケーションがぐっと広がります。外出先でも、リビングでも、Wi-Fiさえあればすぐに繋がる便利なツール。使い方をマスターして、あなたの暮らしにもっと会話のぬくもりを加えてみてください。
