タブレットを使っていると、会議中や電車の中など「音が鳴ってしまったら困る」という場面がありますよね。そんな時に役立つのがマナーモード。
でも、「どこから設定するの?」「音が消えない時はどうすればいい?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、AndroidタブレットとiPadそれぞれのマナーモードの設定と解除方法を、初心者でも迷わないようにやさしく解説します。
読んだあとには、どんな場面でもスマートに音をコントロールできるようになります。
マナーモードとは?どんな時に使うもの?
マナーモードとは、着信音や通知音などの音をオフ、もしくはバイブレーションにして、周囲に迷惑をかけないようにする機能のことです。
スマートフォンだけでなく、AndroidやiPadなどのタブレット端末にも搭載されています。
主な使いどころはこんなシーンです。
- 電車やバスなどの公共交通機関
- オフィスや授業、会議の最中
- 病院や映画館など、静かにする必要がある場所
マナーモードにしておくと、通知音が鳴らないだけでなく、通知自体も控えめになるため集中したいときにも便利です。
Androidタブレットでマナーモードを設定する方法
Androidタブレットには、いくつかのメーカー(Samsung、Sony、Lenovoなど)があり、画面デザインは少しずつ違いますが、基本操作は共通しています。
音量ボタンから設定する
- 本体側面の音量ボタンを押す
- 画面に音量バーが表示されたら、上にあるベルやスピーカーのアイコンをタップ
- 「マナーモード」「バイブ」「ミュート」などの項目が切り替わるので、希望の状態に設定する
この操作が最も手軽です。
画面を開かなくてもすぐ切り替えられるので、外出先などでも素早く対応できます。
クイック設定パネルから設定する
- 画面上部から下にスワイプして通知バーを開く
- もう一度下にスワイプして、クイック設定パネルを表示
- 「マナーモード」または「サウンド」アイコンをタップして切り替える
アイコンがグレーやスラッシュ付きになればマナーモードが有効です。
この方法はタップ一つで音のON/OFFを切り替えられるため、慣れると非常に便利です。
設定アプリから細かく調整する
- 「設定」アプリを開く
- 「音」または「サウンドとバイブレーション」を選択
- 「マナーモード」や「通知音の制御」などを選ぶ
ここでは、アラーム音だけ鳴らす/すべてミュートにするなど、より細かい調整ができます。
アラームや動画音まで完全に消したいときは「サイレントモード」に切り替えるのもおすすめです。
Androidタブレットでマナーモードを解除するには
解除も操作は同じく簡単です。
- 音量ボタンを押して「サウンド(音あり)」に切り替える
- クイック設定パネルでマナーモードアイコンを再度タップする
- 設定アプリから「マナーモードをオフ」にする
これで通知音や着信音が再び鳴るようになります。
ただし、「アプリによっては個別で音量設定を持っている」ことがあります。
たとえばYouTubeやゲームの音が鳴らない場合、アプリ内の音量設定も確認してみましょう。
Androidでマナーモードを使う時の注意点
マナーモードにしても、完全に「無音」にはならないケースがあります。
特に次のような音は鳴ることがあります。
- 目覚ましアラーム音
- 動画や音楽などのメディア音
- 特定のアプリ通知(例:LINE通話など)
この場合は、「サイレントモード」や「おやすみモード」に設定することで、すべての音を抑えられます。
また、Androidのバージョンやメーカーによって、表示名や操作ステップが多少異なる点にも注意してください。
iPadでマナーモード(消音)を設定する方法
iPadの場合、iPhoneのような「マナースイッチ」がないモデルが多いため、画面操作で設定します。
コントロールセンターから設定する
- 画面右上から下方向にスワイプしてコントロールセンターを開く
- **ベルのアイコン(🔔)**をタップする
アイコンが白抜きまたは斜線入りの状態であれば、消音(ミュート)になっています。
この状態では通知音・操作音が鳴らなくなります。
音量ボタンでミュートする
音量を「-(マイナス)」ボタンで下げ続けると、音量がゼロになり実質的にミュートになります。
ただし、これは一時的な音量調整なので、完全なマナーモードではありません。
アプリによっては音が出る場合もあります。
「集中モード(Focus)」や「おやすみモード」を使う
iPadでは「おやすみモード」や「集中モード」を使うことで、通知の制御がより柔軟になります。
- 一定時間だけ通知を止めたい
- 特定のアプリだけ通知を許可したい
- 就寝中などに自動でサイレントにしたい
こうした細かな管理をしたい場合、「設定」→「集中モード」からカスタマイズしましょう。
仕事用・勉強用など、目的に合わせて複数のモードを作ることも可能です。
iPadでマナーモードを解除する方法
解除もとてもシンプルです。
- コントロールセンターを開き、🔔アイコンをもう一度タップする
- 「おやすみモード」や「集中モード」をオフにする
- 音量ボタンで音を上げる
これで通常通り、通知音や動画の音が鳴るようになります。
もし解除しても音が出ない場合は、「設定」→「サウンド」から音量スライダーを確認してみましょう。
マナーモードで音が消えない時の対処法
「マナーモードにしたのに音が出る…」というトラブルも少なくありません。
そんな時は次のポイントを確認してみてください。
- アプリ内の音量設定が独立していないか
- メディア音量(音楽・動画)が別になっていないか
- 通知の優先設定がONになっていないか
- 「おやすみモード」ではなく「通常のマナーモード」になっていないか
アラームや緊急通知など、一部の音はマナーモードでも鳴るように設計されています。
完全な無音にしたい場合は、サイレントモードや電源オフを検討しましょう。
シーン別のおすすめ設定例
- 仕事中・授業中:マナーモード+バイブOFF
- 夜間・就寝時:おやすみモードで自動消音
- 公共交通機関:サイレントモード+アラーム無効
- 会議や発表会:電源OFFまたは完全ミュート
シーンに合わせて設定を切り替えておくと、うっかり音が鳴ってしまう失敗を防げます。
また、Androidならスケジュール機能で時間帯による自動切り替えも可能です。
タブレットのマナーモードを上手に使いこなそう
マナーモードは、単なる「音を消す機能」ではなく、周囲への配慮を形にするスマートマナーでもあります。
AndroidでもiPadでも、数秒で設定できるので、外出先や静かな場所に入る前にさっと切り替える習慣をつけておきましょう。
タブレットをマナーモードに設定しておけば、どんな場面でも安心。
そして、解除のやり方も覚えておけば、動画や音楽を楽しみたいときにもすぐ元に戻せます。
あなたのタブレットライフが、より快適でスマートなものになりますように。
