仕事でも趣味でも「もう少し画面が広ければな…」と感じたことはありませんか?
実は、手元にあるタブレットを使えば、PCのサブモニターとして簡単に作業領域を増やすことができます。
今回は、有線・無線の違いを踏まえつつ、サブモニター化にぴったりなおすすめタブレットを5台紹介します。
タブレットをサブモニターにするってどういうこと?
「サブモニター」とは、メインディスプレイとは別にもう一枚画面を用意して、作業領域を拡張する使い方のこと。
資料を片方に表示しながら、もう片方でメールを書く──そんな使い方をすれば、生産性はぐっと上がります。
最近では、専用モニターを買わなくてもタブレットをサブモニターにできる方法が増えています。
つまり、すでに持っている端末を“もう一つの画面”として再利用できるわけです。
有線接続と無線接続の違いをざっくり整理
サブモニター化の仕組みには「有線」と「無線」の2つがあります。
それぞれの特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。
有線接続(USBケーブルなど)
・USB-C to USB-C/USB-A to USB-Cケーブルで接続するタイプ
・遅延が少なく、動画編集やイラスト作業にも向く
・タブレット側・PC側どちらにもアプリをインストールする必要がある場合が多い
・ケーブル1本で電源供給も兼ねられるケースもあり安定性が高い
代表的なアプリは Duet Display や Super Display。
これらを使えば、iPadやAndroidタブレットを滑らかなサブモニターとして活用できます。
無線接続(Wi-Fiなど)
・ケーブル不要でスッキリ
・設置場所を自由に変えやすい
・Wi-Fi環境によっては遅延やカクつきが出る
・資料閲覧やチャット用の“補助画面”として最適
Windowsユーザーに人気なのが Spacedesk。
無料で利用でき、同一Wi-Fiネットワーク内でPC画面をタブレットに映せます。
また、MacとiPadなら純正機能の Sidecar が便利。
ワイヤレスでも滑らかに動作し、ペンタブ代わりにもなります。
サブモニター化に使える主なアプリ
ここでは実際に多くのユーザーが使っている代表的アプリを紹介します。
Duet Display
元Appleエンジニアが開発した有名アプリ。
有線接続でほぼ遅延なし、Mac・Windowsどちらにも対応。
有料ですが安定感と画質の良さが魅力です。
iPadだけでなくAndroidタブレットにも対応しています。
Spacedesk
無料で使えるのが最大のメリット。
PC側にドライバを入れ、タブレットにアプリを入れるだけ。
Wi-Fi経由でも十分なパフォーマンスで、手軽に試したい人におすすめです。
Sidecar(Apple純正)
MacとiPadの組み合わせなら、これ一択。
USB接続でもWi-FiでもOKで、描画遅延がほとんどありません。
メイン画面の拡張・ミラーリング両方に対応しています。
Samsung Second Screen
Galaxyタブレットの一部モデルに搭載された純正機能。
Windows PCと無線で接続でき、映像の滑らかさも優秀。
設定から数タップで開始できる簡単さも特徴です。
サブモニター化におすすめのタブレット厳選5選
ここからは、性能や使いやすさを踏まえたおすすめモデルを5つ紹介します。
① Galaxy Tab S11 Ultra
13インチクラスの大画面と高解像度が魅力。
「Second Screen」機能でWindowsと無線接続できるうえ、Sペンにも対応。
動画編集や資料閲覧などマルチタスク作業が快適に行えます。
有線でも無線でも安定して使える万能型です。
② iPad(第10世代/iPad Air)
MacユーザーならやはりiPadがおすすめ。
Sidecarを使えば、ケーブル1本もしくはWi-Fiで即サブモニター化。
ペン入力もスムーズで、資料へのメモやイラスト作業にも最適。
アプリの豊富さも群を抜いています。
③ Lenovo Yoga Tab 13
スタンド一体型で自立するため、机上設置がしやすいのが特徴。
HDMI入力にも対応しており、ケーブルで直接PCに映像入力できる珍しいタイプです。
有線接続派には特におすすめ。
④ Galaxy Tab A9+
コスパ重視ならこの1台。
10インチ超のディスプレイで、無線接続でも快適に動作。
軽量で持ち運びやすく、外出先でのサブモニター利用にも便利です。
⑤ Xiaomi Redmi Pad 2
3万円台ながら高解像度ディスプレイを搭載。
SpacedeskやDuet Displayとの相性もよく、初めての人でも扱いやすいモデル。
価格と性能のバランスが非常に優れています。
タブレットを選ぶときのポイント
サブモニター化を目的にタブレットを選ぶなら、以下の3点を意識しましょう。
- 接続端子(USB-C対応か)
DisplayPort対応なら映像伝送がよりスムーズ。 - 通信規格(Wi-Fi 6以上推奨)
無線利用時の安定性が大きく向上します。 - 画面サイズ・解像度
10インチ以上・フルHD以上が快適。
長時間の作業なら視認性の高さは重要です。
サブモニター化を快適に使うコツ
・Wi-Fiルーターは2.4GHzより5GHz帯を使用する
・充電しながらの利用で電池切れを防ぐ
・PCの解像度とタブレットの解像度を合わせると文字が見やすい
・明るさを調整して目の疲れを軽減する
これらを意識するだけで、サブモニター体験が一段と快適になります。
有線・無線どちらを選ぶべき?
動画編集・デザイン作業・ゲーム用途なら有線接続。
資料表示・チャット・メモ閲覧などなら無線接続。
つまり、用途によってベストは変わります。
もしどちらも使いたいなら、有線・無線両対応のアプリを選んでおくと安心です。
Duet DisplayやSidecarはその代表格です。
まとめ:サブモニターとして使えるタブレット厳選5選!有線・無線の違いも解説
タブレットをサブモニターとして使えば、作業の自由度が格段に上がります。
ケーブルをつないでしっかり作業したいなら有線。
配線を減らしてスッキリ使いたいなら無線。
どちらも自分の作業スタイルに合わせて選べばOKです。
今回紹介した5つのタブレットはいずれも安定性や画質、コスパの面で優秀。
すでにタブレットを持っているなら、まずは無料アプリで試してみてください。
きっとあなたの作業環境が、想像以上に快適になるはずです。
