みなさん、ノートPCで作業していると「もうひとつ画面があったら…」と思ったことはありませんか？実は、タブレットを外部モニターとして使う方法があって、いつもの作業環境を手軽にグレードアップできます。この記事では、初心者でもわかるように接続手順からおすすめのアプリまで、丁寧に解説していきます。
なぜタブレットを外部モニターにするの？
まず、どうしてタブレットをPCのサブディスプレイにしたいのか。そのメリットをサクッと整理します。
- 作業領域が広がる…資料を表示しながら別作業ができる
- 持ち運びに便利…モニターをわざわざ持ち歩かなくてOK
- コストを抑えられる…手持ちタブレットを有効活用
例えば、文章を書きながら参考資料を横の画面に表示、なんてことも可能に。複数のウィンドウを切り替える手間が減り、作業がぐっと快適になります。
タブレットを外部モニターにする仕組み
実は、ほとんどのタブレットはHDMI入力端子を持っていません。だから単純にケーブルでつなぐだけでは表示できないんです。そこで必要になるのが、専用アプリや機能を使ってPC画面を送信し、タブレット側で受信・表示する仕組みです。
接続の方法には主に次の3つがあります。
- Wi-Fi経由の接続
同じネットワークにPCとタブレットをつなぎ、画面を送受信します。 - USBケーブル接続
物理的にケーブルでつなぎ、安定した表示を得られます。 - OS標準機能の活用
Appleの「Sidecar」やWindowsの「Miracast」など、対応機能を使う方法です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、あとで詳しく説明します。
必要なもの（準備）
始める前に、最低限これだけは用意しておきましょう。
- タブレット端末（iPad、AndroidどちらでもOK）
- PC（Windows、MacどちらでもOK）
- Wi-Fi環境 / USBケーブル（使う方法による）
- 専用アプリ（後述）
タブレットのOSやPCによって使える方法が変わりますが、基本的にはどの組み合わせでも対応できます。
接続手順（Wi-Fi編）
まずは手軽なWi-Fi接続から。
- PCとタブレットを同じWi-Fiに接続
ネットワークが別々だと通信できません。 - PCに専用ソフトをインストール
アプリによりPC側にもソフトが必要な場合があります。 - タブレットに専用アプリをインストール
ストアからダウンロードします。 - アプリを起動して接続
PC側が見つかればタップして接続完了。
Wi-Fi接続はケーブル不要で手軽ですが、ネットワーク状況により表示が遅れたりすることがあります。動画やゲームには向かない場合も。
接続手順（USB接続編）
次は安定性の高いUSB接続。
- USBケーブルでPCとタブレットを接続
タブレット側の充電ケーブルと同じものを使えばOK。 - PCの専用ソフトを起動
USB接続モードに切り替えます。 - タブレット側アプリを起動
USB接続を選択すると、あっという間にサブディスプレイ化。
USBは通信が安定するので、遅延が少なく動画再生や高フレームの作業でもストレスが少ないです。ただしケーブルを持ち歩く必要があります。
OS標準機能の利用
外部アプリをインストールしたくない人向けに、OS標準の方法もあります。
Mac + iPadの「Sidecar」
- Apple製品同士ならSidecarが便利
- ケーブルでもワイヤレスでも使える
- タブレットがMacのサブディスプレイになります
条件はiPadOSとmacOSのバージョン対応や同一Apple IDでのログイン。対応していれば最もシームレスです。
Windowsの「Miracast」
- 対応PCならワイヤレスで画面を飛ばせる
- タブレット側もMiracast対応アプリが必要
- 設定から「ワイヤレスディスプレイに接続」で簡単接続
OS標準機能は追加費用がかからないのが魅力。ただし対応環境の確認が必要です。
おすすめアプリ（用途別）
ここでは用途に合わせて代表的なアプリを紹介します。どれも定番として多く使われています。
Duet Display
- 有線接続が得意
- Mac/Windowsどちらでも利用可能
- 反応が良く初心者にもおすすめ
有線接続メインなので安定性が高く、遅延が気になる人にぴったりです。オプションでWi-Fi接続にも対応します。
Spacedesk
- 無料で使える
- Windowsユーザーに人気
- Wi-Fi・USB両方に対応
無料で使える点が魅力。設定もシンプルで初めてサブディスプレイ化する人にも使いやすいです。
AirDroid Cast
- クロスプラットフォーム対応
- Android・iOSどちらもOK
- ミラーリング・拡張どちらにも対応
スマホやタブレットを幅広く使いたい人に向いています。表示のレスポンスも良好です。
利用時の注意点
タブレットを外部モニターにする時は、こんな点に気をつけてください。
- ネットワーク環境によって遅延が出る場合がある
特にWi-Fiは混雑すると不安定になります。 - タブレットのバッテリー消費が増える
長時間の利用時は充電しながら使うのがおすすめ。 - アプリによっては有料機能がある
基本機能は無料でも、追加機能は課金の場合あり。
特にWi-Fi利用時は、なるべく5GHz帯のルーターを使うと安定しやすいです。
まとめ：タブレットPCを外部モニターとして使う方法！接続手順とおすすめアプリ
タブレットをPCの外部モニターとして活用することで、作業効率がぐっと上がります。専用アプリやOS標準機能を使えば、特別な機器を買わなくてもサブディスプレイ環境が手に入るんです。Wi-Fi接続かUSB接続か、自分の用途に合った方法を選んで、快適なデュアルスクリーン環境を手に入れましょう！
タブレットPCを外部モニターとして使う方法！接続手順とおすすめアプリ
