タブレットを使っていると、「今この画面をそのまま残したい!」という場面ってよくありますよね。
そんなときに役立つのが「スクリーンショット」、通称「スクショ」です。
でも、意外と機種ごとに操作が違ったり、知らない便利機能が隠れていたりします。
この記事では、タブレットのスクショの撮り方を、iPad・Android・Windowsタブレットの3タイプ別にわかりやすく解説。
さらに、覚えておくと便利な設定や応用テクニックまでまとめました。
初心者でもすぐに使えるよう、順を追って紹介します。
スクリーンショットとは?基本をおさらい
スクリーンショットは、タブレットの画面に表示されている内容をそのまま画像として保存する機能のこと。
メモ代わりに情報を残したり、SNSやチャットで共有したり、サポートに問い合わせるときの記録としても役立ちます。
撮影したスクショは、自動的に「写真」や「ギャラリー」などのフォルダに保存されます。
画像データなので、後から編集したり、マークを入れたりも簡単。
最近では、長いページを1枚にまとめる「スクロールスクリーンショット」機能も増えています。
iPadのスクショの撮り方
ボタンで撮る基本操作
iPadのスクショは、モデルによってボタンの組み合わせが少し違います。
- ホームボタンありモデル(例:iPad Air 第3世代、iPad Air 3など)
トップボタン(電源)+ホームボタンを同時に押して離すだけ。 - ホームボタンなしモデル(例:iPad Air 第4世代、iPad Pro、iPad Air 4以降など)
トップボタン+音量ボタンのどちらかを同時に押して離します。
どちらも撮影後に画面の左下に小さなサムネイルが出て、タップすればすぐに編集画面を開けます。
不要なら放っておけば自動で保存され、「写真」アプリの「スクリーンショット」フォルダに入ります。
Apple Pencilで撮る
Apple Pencil対応モデルなら、画面の左下または右下から斜めにスワイプするだけでスクショが撮れます。
撮影後すぐに手書きでメモや注釈を加えられるのが便利。
ボタン操作が苦手な人や、ペンで作業することが多い人には特におすすめです。
AssistiveTouchで撮る
「ボタンを押すのが面倒」「壊れそうで怖い」という人は、AssistiveTouchを活用しましょう。
画面上に浮かぶ仮想ボタンからワンタップでスクショが撮れます。
設定方法は簡単です。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」をオン。
- メニューの中に「スクリーンショット」を追加。
これでボタン操作なしで撮影できます。
背面タップやSiriでもOK
iPadOSの「背面タップ」を使うと、端末の裏をダブルタップするだけでスクショが撮れるように設定できます。
設定は「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」から。
また、「Hey Siri、スクリーンショットを撮って」と話しかけても撮影可能。
両手がふさがっているときや離れた場所で操作したいときに便利です。
Safari限定の「フルページスクショ」
Safariで長いウェブページを保存したいときは、通常のスクショを撮った直後に左下のサムネイルをタップ。
上部にある「フルページ」を選ぶと、ページ全体を1枚のPDFとして保存できます。
資料やレシピ、記事の保存にぴったりの機能です。
Androidタブレットのスクショの撮り方
AndroidはメーカーやOSバージョンによって細かい違いはありますが、基本操作は共通です。
基本のボタン操作
もっとも一般的なのは「電源ボタン+音量下ボタン」の同時押し。
1~2秒ほど押し続けると、画面が一瞬暗くなり「カシャッ」という音やアニメーションで撮影完了。
画像は「ギャラリー」や「Google フォト」の「Screenshots」フォルダに保存されます。
電源メニューから撮影
最近のAndroidでは、電源ボタンを長押しして出るメニューに「スクリーンショット」が表示されることもあります。
ボタンを同時押しするより簡単で失敗が少ない方法です。
ジェスチャーで撮る
一部機種では、3本指で下にスワイプするだけで撮れる「ジェスチャー撮影」が可能。
設定アプリの「便利な機能」や「ジェスチャー操作」内でオンにできます。
Galaxy Tabシリーズの特徴
Samsung Galaxy Tabでは、電源+音量下のほかに「手のひらスワイプ」でも撮影可能です。
画面を手の側面でスッと横になぞるだけでスクショが撮れます。
この機能は「設定」→「高度な機能」→「モーションとジェスチャー」→「手のひらスワイプでキャプチャ」をオンにすると使えます。
Google Pixel Tablet・Lenovoタブレットなど
PixelシリーズではGoogleアシスタントに「スクリーンショットを撮って」と話しかけるだけでもOK。
Lenovoなど他社製でも、電源+音量下の基本操作が共通です。
一部モデルでは、画面の一部だけを切り取る「部分スクリーンショット」機能を備えています。
長い画面を撮る「スクロールスクリーンショット」
Android 12以降では、スクショ撮影直後に「キャプチャ範囲を拡大」というボタンが出現。
これを押すと、スクロールできる範囲をすべて1枚にまとめて撮影できます。
チャット履歴や長い記事の保存に最適です。
クイック設定パネルを活用
クイック設定パネルに「スクリーンショット」ボタンを追加すれば、1タップで撮影可能。
ボタン操作の失敗を防ぎ、物理ボタンの劣化も避けられます。
頻繁に使う人はこの設定をおすすめします。
Windowsタブレット(Surfaceなど)のスクショの撮り方
Windowsタブレットでは、PCと同じ方法が使えます。
電源+音量上ボタンで撮影
SurfaceなどのWindowsタブレットでは、電源ボタン+音量上ボタンを同時に押すと全画面がキャプチャされます。
画像は「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」に自動保存されます。
Snipping Tool(切り取り&スケッチ)
より細かく撮りたい場合は、標準搭載の「Snipping Tool」を使いましょう。
範囲指定やタイマー撮影、ウィンドウ単位でのキャプチャも可能。
撮影後すぐにマーカーや文字を入れて保存できます。
キーボード利用時
キーボード付きで使っているなら、「Print Screen」キーで全画面コピー、「Alt+Print Screen」でアクティブウィンドウのみ撮影できます。
クリップボード経由で画像編集ソフトやWordなどに貼り付け可能です。
スクショをもっと便利に使う設定・機能
編集・注釈をすぐ入れる
撮影直後に表示されるプレビューをタップすれば、そのまま編集画面に入れます。
マーカーで囲んだり、矢印を引いたり、モザイクを入れるなど、簡単な画像加工もできます。
アプリを開かずにできるので、メモ的に使うのもおすすめです。
長いページを1枚にまとめる
iPadの「フルページスクショ」やAndroidの「スクロールキャプチャ」を活用すれば、ページ全体をPDFや長い画像で保存できます。
読み返し用の資料やSNSのまとめを残すときに重宝します。
音声操作で撮影
SiriやGoogleアシスタントなどの音声操作を使えば、ハンズフリーで撮影できます。
料理中や手がふさがっている場面でも便利。
「Hey Siri、スクリーンショットを撮って」や「OK Google、スクリーンショットして」と話すだけです。
撮影音についての注意
一部の日本仕様モデルでは、スクショ時にシャッター音が鳴るようになっています。
これはプライバシー保護のための仕様で、設定で消せない場合があります。
静かな場所ではあらかじめ注意しましょう。
まとめ|タブレットのスクショの撮り方を覚えてもっと快適に!
タブレットのスクリーンショットは、ちょっとした記録から仕事の共有まで幅広く活躍します。
iPadならApple PencilやAssistiveTouch、Androidならジェスチャーや音声操作、WindowsならSnipping Toolなど、どの端末にも便利な方法が揃っています。
最初はボタン操作だけでも十分ですが、自分に合った撮影スタイルを覚えると作業効率がぐんと上がります。
気になる設定を試しながら、日常の「これ残しておきたい」を簡単に叶えてみてください。
タブレットのスクショの撮り方完全ガイド!機種別の方法と便利な設定も紹介 ——
あなたのタブレットライフが、今日からもっと快適になるはずです。
