「ゲーミングPCって結局いらないんじゃないか？」
最近、なんJ（なんでも実況J）でもそんな声がちらほら聞こえる。
「高かったのに使ってない」「PS5で十分だった」──そんなつぶやき、あなたも見たことがあるかもしれない。
この記事では、実際にゲーミングPCを買って後悔した人たちの本音をまとめながら、「本当に必要なのか？」を冷静に考えていく。
高額な買い物だからこそ、勢いだけで後悔しないように、リアルな声を掘り下げていこう。
なぜ「ゲーミングPCいらない」と感じる人が増えているのか
ここ数年、ゲーミングPCは以前より身近になった。
SNSでも「初めて自作した！」「人生初のRTX！」といった投稿が増え、憧れの象徴のように扱われることもある。
しかし、その一方で「買ったけど使わなくなった」「後悔している」という人も少なくない。
背景には大きく3つの理由がある。
- 家庭用ゲーム機の進化
- スマホやタブレットでのゲーム普及
- コスパに対する価値観の変化
PS5やSwitchなど、家庭用ハードの性能は十分に高く、多くの人気タイトルがプレイ可能だ。
しかも、設置も簡単で電気代も安い。
一方で、ゲーミングPCは20万円以上の初期投資が必要なケースも多く、そこまで出す価値を感じられないという声が増えている。
なんJ民が語るリアルな後悔ポイント
「20万円出したのにPS5以下だった」
掲示板ではよくこんな声がある。
「20万出さないとPS5以下やし、電気代も数倍やぞ」
高額なのに家庭用機より快適とは限らない。
設定次第ではフレームレートが安定せず、「高い金払った意味ある？」と感じてしまうことも。
また、GPU（グラボ）の値上がりも拍車をかけている。
「少しでも性能を上げよう」と思うと、さらに出費が増える。
結果、「ゲームするだけならPS5で十分だった」と感じてしまうのだ。
「オーバースペックで持て余した」
ゲーミングPCを買う人の多くは、「せっかくだから高性能にしよう」と考える。
ところが、実際に遊ぶのは軽めのゲームや、Steam Deckのようなインディー作品だったりする。
「3070のグラボ積んだけど、やってるのマイクラと原神だけや」
高性能を活かせない使い方をしてしまい、“宝の持ち腐れ”になるケースが多い。
しかもPCゲームは設定やアップデートの管理も必要で、ライトユーザーには少し面倒に感じることもある。
「電気代と熱がヤバい」
意外と盲点なのが“維持コスト”。
ハイスペックPCは消費電力が高く、長時間プレイすると電気代も上がる。
夏場は部屋が暑くなり、冷房も必須。
結局、電気代とエアコン代でさらにコストがかさむ。
「電気代PS5の3倍くらいになった」
「部屋がサウナみたいになって草」
こんな声もあり、運用面のストレスで手放す人もいる。
「CS機・スマホで十分だった」
PCゲームの魅力は「高画質・高フレームレート・自由度」。
だが、今や多くのタイトルがPS5やスマホでも遊べる。
さらに、最近はクラウドゲーミングやSteam Deckのような携帯型PCも登場し、「据え置きのデカいPCじゃなくていい」という意見が増えている。
「Switch2出たらもうPCいらんやろ」
「PCでやるよりソファで寝転びながらやる方が楽」
こうした“手軽さの勝利”が、ゲーミングPC離れを加速させている。
「時間がなくて結局使わなかった」
多くの人が陥るのがこれ。
買った当初はテンションが上がり、数日はハマる。
しかし仕事や学校、生活が忙しくなり、気づけばホコリをかぶっている。
「25万のPC、今は置物になっとる」
また、PCゲームは“起動までの手間”がある。
アップデート・ログイン・ランチャー起動など、ワンクッション多い。
その少しの面倒が積み重なって、「結局コンソールでいいや」となりがちだ。
ゲーミングPCが“いらない人”の特徴
次の条件に当てはまる人は、無理して買う必要はない。
こうした人にとって、ゲーミングPCはコスパが悪く、負担が大きい。
「いつかやるかも」で買うと、ほぼ確実に後悔する。
それでもゲーミングPCを買ってよかった人もいる
もちろん、すべての人が後悔しているわけではない。
「買ってよかった」と語る人も確かに存在する。
共通しているのは、PCを“ゲームだけの道具”として見ていない人たちだ。
たとえば──
- 配信や動画編集もする
- 仕事や創作活動でも使う
- FPSや競技ゲームを本格的にやりたい
- 長期的にカスタマイズして使い続けるつもりがある
このタイプの人にとって、ゲーミングPCは“投資”になる。
逆に言えば、こうした明確な目的がない人には、オーバースペックな高級家電になってしまう。
「買って後悔」しないための考え方
後悔している人たちの共通点は、「目的が曖昧」なまま買ってしまったこと。
欲しい気持ちに任せて購入すると、ほぼ確実に“思ってたのと違う”になる。
買う前に、次の3つを確認してほしい。
- プレイしたいゲームは何か？
→ そのタイトルがPS5やSwitchでも動くなら、PCにこだわる必要はない。 - どのくらいの頻度で遊ぶか？
→ 月に数回なら、ハイスペックPCは持て余す可能性が高い。 - ゲーム以外の用途があるか？
→ 動画編集・配信・デザインなどをやるなら、投資価値はある。
ここを明確にできるかどうかが、後悔しない分かれ道だ。
「いらない」と思うのは当然──目的が違えば正解も違う
ゲーミングPCがいらないという意見は、間違っていない。
なぜなら「使い方が違えば、価値も変わる」からだ。
人によっては高性能が必要で、人によっては不要。
どちらが正しいという話ではなく、「自分にとって必要か？」を考えることが大事だ。
「ゲーミングPCを買うことが目的になったら、もう負け」
そんななんJ民の一言が、すべてを物語っている。
目的を見失った“形だけの趣味”は、長続きしない。
まずは自分のライフスタイルを見つめ直すこと。
それが、後悔しない買い物への第一歩だ。
まとめ｜ゲーミングPCいらないなんJ民のリアルな選択
最後にもう一度、この記事のテーマを振り返ろう。
ゲーミングPCを買って後悔した人の多くは、
「思ったより使わなかった」「ゲーム機で十分だった」「維持コストが高かった」
という理由を挙げている。
逆に、満足している人たちは「明確な目的」がある。
配信・編集・創作・FPS競技など、自分の生活や趣味にPCを組み込んでいる人だ。
つまり、ゲーミングPCがいらないかどうかは人それぞれ。
なんJ民の本音を借りるなら、こう言えるだろう。
「ゲーミングPC？ 買ってもいいけど、使いこなせるならな。」
高い買い物だからこそ、流行りや憧れではなく“自分の現実”を見据えて選ぶこと。
それが、後悔しない一番のコツだ。
