ゲーミングPCを探していると、最近よく目にする「MDL.make（エムディーエルメイク）」。
名前を聞いたことはあるけれど、「実際どうなの？」「安いけど大丈夫？」と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、MDLのゲーミングPCについて、性能・価格・評判などを実際のユーザーの声やスペック情報をもとに徹底的に掘り下げます。
購入を検討している方が「買って後悔しないか」を判断できるように、良い点も注意点も包み隠さず紹介します。
MDLとは？どんなメーカーなのかを知ろう
まずはMDL.makeがどんな会社なのかを知るところから。
MDL.makeは「メタデータラボ株式会社」が展開する国内のBTOパソコンブランド。2018年に設立された比較的新しい企業ですが、最近SNSや通販サイトで急速に注目を集めています。
コンセプトは「高性能×低価格」。
大手BTOメーカーよりも中間コストを削減することで、同等スペックのPCを手ごろな価格で提供することを目指しています。
2025年には福岡市・天神に実店舗をオープンし、実際に触って相談できるようになりました。
これにより「ネットだけの販売で不安」という声にも応えつつあります。
価格の魅力：安い理由はどこにある？
MDLが話題になった最大の理由は、やはり「価格の安さ」です。
たとえば、Ryzen 5＋RTX 4060という構成で11万円台から、Ryzen 7 5700X＋RTX 4060Tiクラスでも15万円前後。
同等のスペックを持つ他社製ゲーミングPCが17〜20万円することを考えると、数万円の差があります。
その理由はシンプル。
オンライン直販を中心とし、中間マージンを極力削減しているからです。
また、標準構成を必要最低限に抑え、カスタマイズで好みに合わせて調整できる仕組みになっています。
「最初は安く見えるけど、実際はカスタマイズで高くなるのでは？」という声もありますが、標準仕様でも一般的なゲーム用途なら十分。
必要に応じてメモリを増やすなど、自分でバランスを取れるのがBTOの良さです。
性能面：ミドル〜ハイエンドでしっかり戦える
MDLのゲーミングPCは、エントリーからハイエンドまで幅広いラインナップを展開しています。
中でも人気が高いのが「Ryzen 7 5700X × RTX 4060」や「RTX 5060」構成のモデル。
この組み合わせなら、フルHD〜WQHD解像度のゲームを快適に動かせます。
『VALORANT』や『Apex Legends』『フォートナイト』などのeスポーツ系タイトルなら、144fps以上で安定。
『原神』『Cyberpunk 2077』などのグラフィック重視ゲームでも、高設定で快適なフレームレートを維持できます。
また、CPU性能が高いため、ゲーム実況や動画編集などのマルチタスクにも対応可能。
ただし、標準のメモリ16GB・SSD500GB構成では少し物足りないと感じる場面もあるため、余裕があればメモリ32GB・SSD1TBへアップグレードすると安心です。
デザインとカスタマイズの自由度も魅力
MDLは性能だけでなく、デザイン性にもこだわりがあります。
ブラックやホワイトのシンプルなケースから、LEDライティングや木目調パネルなど、部屋の雰囲気に合わせた選択が可能です。
また、BTOならではの自由度も大きな特徴。
電源の容量、冷却方式（空冷・水冷）、無線カードの有無、RGB照明など、細かい部分までカスタマイズできます。
「見た目も性能も妥協したくない」「自分だけのPCを作りたい」という人にはぴったり。
価格を抑えつつ、見た目にもこだわれるのは他社にはあまりない魅力です。
サポート・保証：新興ブランドならではの課題も
一方で、注意したい点もあります。
MDLはまだ新しいブランドのため、大手メーカーほどのサポート体制や実績は確立されていません。
保証期間は基本的に1年間。延長保証などのオプションはありますが、標準では短めです。
また、納期について「思ったより遅かった」「発送連絡が来ない」という口コミも一部で見られます。
ただし、近年は実店舗の開設やLINEによる問い合わせ対応など、サポート面の改善も進んでいます。
初心者でも気軽に相談できる体制が整いつつあるのは好印象です。
実際の評判：良い口コミと気になる声
SNSやレビューサイトを見てみると、MDLの評判はおおむね二極化しています。
良い口コミでは…
- 「この性能でこの価格はコスパ最強」
- 「デザインがかっこいい」
- 「初めてのBTOでも簡単に注文できた」
気になる口コミでは…
- 「届くまで時間がかかった」
- 「電源やメモリがやや控えめ」
- 「パーツメーカーの詳細が分かりにくい」
つまり、安さと性能に満足している人が多い一方で、「納期」や「構成の細部」に不安を感じる声もあるということ。
購入前にしっかり仕様を確認することが、満足度を高めるポイントになります。
他社BTOメーカーとの比較
ドスパラやマウスコンピューターなど、老舗メーカーと比べるとMDLはまだ発展途上。
それでも、「同スペックで数万円安い」という価格優位性は明確です。
大手メーカーの強みが「サポートの安心感」だとすれば、MDLの強みは「コストパフォーマンス」と「デザイン性」。
どちらを重視するかによって、最適な選択は変わってきます。
たとえば、
- すぐに使いたい、サポートを重視 → 大手BTOメーカー
- 価格重視、構成を自分で調整したい → MDL.make
という選び方がおすすめです。
実際に買うならどのモデルが狙い目？
2025年時点での人気モデルは「Ryzen 7 5700X × RTX 4060」や「RTX 5060」搭載機。
価格は15〜17万円台が中心で、最新ゲームも十分動かせます。
一方で、動画編集や配信もこなしたいなら「RTX 4070」以上の上位モデルを選ぶと安心。
その際は、電源容量（750W以上推奨）とメモリ容量（32GB以上）をチェックしておきましょう。
また、セール期間中は最大7万円オフになるキャンペーンが実施されることもあるため、公式サイトや店舗の情報をこまめに確認しておくとお得です。
MDLのゲーミングPCはどんな人におすすめ？
MDL.makeのゲーミングPCは、次のような人に向いています。
- 初めてゲーミングPCを買う初心者
- コスパを最重視したい人
- デザインにもこだわりたい人
- 自分でパーツ構成を選びたい人
逆に、次のようなタイプの人は慎重に検討した方がいいでしょう。
- 長期保証や電話サポートを重視する人
- 4KやVRなど超高負荷な用途を考えている人
- 即納モデル以外では待てない人
つまり、「安くて良いゲーミングPCが欲しい」「自分で構成を決めたい」という層には非常におすすめです。
まとめ：MDLのゲーミングPCは買う価値あり。ただし“確認”が大事
MDLのゲーミングPCは、価格・デザイン・カスタマイズ性の三拍子が揃った注目ブランドです。
まだ新興メーカーゆえにサポート面の課題はあるものの、性能とコストのバランスは非常に優秀。
購入前に「メモリ」「電源」「納期」「保証内容」の4点を確認しておけば、満足度の高い買い物になるはずです。
結論として、
MDLのゲーミングPCは“コスパ重視でゲーミングPCを手に入れたい人”には買う価値あり。
しっかりチェックして、自分に合った一台を選びましょう。
