最近は、デスク周りをスッキリさせたい人や、在宅ワーク・動画編集・省スペースPCに興味を持つ人の間で「ミニPC」がじわじわ人気を集めています。その中でも特に注目されているのが、台湾メーカー製のミニPC。
ASUSやGEEKOM、ECS、MINISFORUMといった台湾ブランドは、PCパーツ分野で世界をリードしてきた実績があり、品質・性能・コスパの三拍子が揃っているのが魅力です。
この記事では、台湾メーカー製ミニPCの中からおすすめの5機種を厳選。
それぞれの特徴や用途、価格帯をわかりやすく紹介します。
なぜ台湾メーカーのミニPCが注目されるのか
台湾はもともとパソコン関連の開発・製造拠点として世界トップクラス。ASUSやASRock、ECSなどはマザーボード・グラフィックカード・ノートPCなどで長い歴史を持っています。
こうしたメーカーが手がけるミニPCは、部品の品質・設計力・安定性に優れ、しかもコストパフォーマンスが高いという特徴があります。
さらに、台湾メーカーは世界中に流通網を持っており、日本でも正規代理店販売や国内サポートを提供しているブランドが増えています。つまり、「安いけど不安」といった心配が少ないのも人気の理由です。
GEEKOM A5 ミニPC ― Ryzen 7で動画編集もこなすコスパモデル
台湾ブランドの中でも近年急成長を遂げているのがGEEKOM(ギーコム)。2003年設立のメーカーで、自社設計・自社製造を掲げるミニPC専門ブランドです。
「A5」は同社の人気モデル。**Ryzen 7 5800H(8コア16スレッド)**を搭載し、最大64GBのメモリ・2TBのSSDまで拡張可能。小型ながらも、動画編集や軽いゲームも快適にこなせます。
・静音設計で省エネ性能も高い
・メモリ・ストレージ交換が容易
・Wi-Fi6/Bluetooth5.2対応
価格は5万円台後半〜6万円前後と、性能を考えれば破格。デザインもシンプルで、オフィス・自宅どちらにもマッチします。
GEEKOM A6 ミニPC ― ワンランク上の万能モデル
A5の上位機種が「A6」。CPUにRyzen 7 6800Hを採用し、グラフィックス性能も向上。動画編集やプログラミング、マルチディスプレイ作業にも十分対応できる実力があります。
・4K出力対応(最大4画面)
・高速SSDとDDR5メモリ搭載可能
・静音・冷却性能も強化
ミドル〜ハイエンド層に向けたオールラウンドモデルで、仕事から趣味まで1台でこなしたい人に最適です。
価格はおおよそ7万円台。性能を重視しつつ、ノートPCより自由度を求めるユーザーにはぴったり。
ASUS Mini PC PN42 ― 安心の大手ブランドと静音性が魅力
言わずと知れた台湾の巨頭ASUS(エイスース)。信頼性と品質ではトップクラスです。
「Mini PC PN42」は省電力かつ静音性に優れ、ビジネスや家庭用のデスクトップ代替機として人気。
・Intel N100プロセッサ搭載
・ファンレス設計で超静音
・VESAマウント対応でモニター裏に設置可能
動作音を気にせず使いたい人、長時間つけっぱなしでも安定した動作を求める人におすすめです。
重い処理は苦手ですが、メール・Office・動画視聴ならストレスなし。価格も4万円台からと手頃です。
ECS LIVA Q3D ミニPC ― 超小型でサブPCや出張用にぴったり
**ECS(Elitegroup Computer Systems)**は、マザーボード分野で有名な台湾メーカー。
そのECSが手がける「LIVA Q3D」は、名刺サイズの超小型PC。4GBメモリ/64GBストレージ構成で、Webブラウジングや動画視聴、簡単な資料作成などライトユース向けです。
・わずか7cm四方の超コンパクトボディ
・HDMI出力でテレビ接続も簡単
・低消費電力で長時間稼働も安心
性能より「持ち運びやすさ」「電源入れっぱなしでも安心感」を重視する人におすすめ。
価格は3万円台前後で、コスパ重視の入門ミニPCとしても優秀です。
MINISFORUM UM760 Slim ミニPC ― クリエイター向けハイパワーモデル
**MINISFORUM(ミニスフォーラム)**は、ハイパフォーマンス志向のミニPCブランド。台湾にルーツを持ち、ゲーミングや動画編集、AI処理など高負荷用途を得意としています。
「UM760」はAMD Ryzen 7 7840HSを搭載し、PCIe4.0対応SSD・USB4・2.5GbE LANなど、まさに小型ハイエンドPCの名にふさわしいモデル。
・外部GPU(eGPU)対応
・最大4画面出力可能
・冷却システムが強化され、長時間でも安定
価格は7〜8万円台と高めですが、性能面ではデスクトップ顔負け。
クリエイティブ作業やプログラミング、配信環境構築など、プロユースにも耐える実力派です。
台湾メーカー製ミニPCの選び方
台湾メーカーのミニPCはラインナップが多彩です。選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 用途を明確にする
ライト用途ならECS LIVAやASUS PN42で十分。
動画編集・ゲーム・開発などを想定するならGEEKOMやMINISFORUMが狙い目です。 - 拡張性を確認する
ミニPCは小型ゆえにメモリやストレージが固定のものもあります。長く使いたいなら、増設可能モデルを選びましょう。 - 静音・放熱設計をチェック
ファンレスか、独自冷却を採用しているかで使い心地が変わります。 - 保証・サポート体制
台湾メーカーでも日本向け正規品なら、保証や修理対応もスムーズ。購入前に販売店や公式サイトを確認しておくのが安心です。
品質・性能・コスパを比較して自分に合う一台を
今回紹介した5機種はどれも個性派ぞろい。
・バランス重視の「GEEKOM A5」
・ハイスペック志向の「GEEKOM A6」「MINISFORUM UM760」
・静音・信頼性重視の「ASUS PN42」
・価格とサイズで選ぶ「ECS LIVA Q3D」
どのモデルも台湾メーカーらしく、設計の確かさと実用性の高さが際立っています。
「小さくても頼れる1台」が欲しいなら、台湾ブランドのミニPCは間違いなく候補に入れておくべき存在です。
台湾メーカー製ミニPCおすすめ5選!品質・性能・コスパを徹底比較【まとめ】
台湾メーカー製ミニPCは、世界的にも評価の高い品質とコスパを兼ね備えています。
特にGEEKOMやASUS、ECS、MINISFORUMといったブランドは、信頼・性能・価格のバランスが絶妙。
あなたの使い方に合ったモデルを選べば、デスク周りが驚くほどスッキリし、パワフルな作業環境が手に入ります。
次のPCを選ぶなら、ぜひ「台湾メーカー製ミニPC」をチェックしてみてください。
