通勤や通学、リモートワーク、ジムなど、どんなシーンでも活躍してくれるのが「ワイヤレスイヤホン」。中でもTWS(トゥルーワイヤレスステレオ)タイプは、完全ケーブルレスで左右が独立しているのが魅力です。今回は、音質・機能・価格のバランスに優れたおすすめモデルを10選ピックアップし、それぞれの特徴や選び方をわかりやすく紹介します。
TWSワイヤレスイヤホンとは?まず基本を押さえよう
「TWS」とは「True Wireless Stereo」の略で、左右のイヤホンが完全に独立したワイヤレスイヤホンのこと。Bluetoothでスマートフォンなどと接続し、充電ケースで持ち運びと充電ができるのが一般的です。
近年は技術の進化により、音質やノイズキャンセリング性能が大幅に向上。通話やマルチポイント接続など、利便性の面でも格段に進化しています。
一方で、製品ごとに音質傾向やバッテリー持ち、防水性能などが異なるため、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
ワイヤレスイヤホンを選ぶときに見るべき7つのポイント
1. 音質と対応コーデック
音楽を楽しむなら、まず音質は外せません。ドライバーサイズが大きいほど迫力ある音を再生でき、高音質コーデック(LDAC、aptX Adaptive、AACなど)に対応していればよりクリアなサウンドを楽しめます。
AndroidユーザーならLDAC対応モデル、iPhoneユーザーならAAC対応モデルを選ぶのが一般的です。
2. ノイズキャンセリング(ANC)性能
通勤電車やカフェなど、雑音の多い環境で使う人にはANC機能が便利。最近のモデルは周囲のノイズを自動検知して抑える“アダプティブANC”を搭載しているものも多く、飛行機やオフィスでも快適に音楽を楽しめます。
3. 外音取り込みモード
周囲の音を聞きたいときに便利なのが外音取り込み。コンビニでの会話やアナウンスを聞き逃さないためにも、自然な聞こえ方のモードを備えたモデルが安心です。
4. バッテリー持ち
イヤホン単体での再生時間と、ケースを併用した合計再生時間をチェック。最近は単体で8〜12時間、ケース込みで30時間以上再生できるモデルも増えています。
急速充電対応(5分充電で1時間再生など)があるとさらに便利。
5. 接続の安定性とマルチポイント
Bluetoothの途切れにくさは快適さに直結します。Bluetooth 5.3以上のモデルなら、安定性と省電力性に優れます。
また、スマホとPCを同時に接続できる「マルチポイント対応」は、仕事でも使う人におすすめ。
6. 防水・フィット感
スポーツや屋外で使うなら防水性能(IPX4以上)が必須。長時間装着しても痛くなりにくい形状や、複数のイヤーチップが付属するモデルを選びましょう。
7. 価格とコスパ
機能を重視するか、コストを抑えるか。最近は1万円以下でも高機能なイヤホンが増えています。自分の優先順位を整理して選ぶのがポイントです。
音質・機能・価格で選ぶ!おすすめワイヤレスイヤホン10選
ここからは、実際に評判の高いTWSイヤホンを紹介します。価格は参考目安で、実売価格は変動します。
1. Sony WF-1000XM5
ソニーのフラッグシップモデル。高音質コーデックLDAC対応で、繊細な音の表現力が魅力。ノイズキャンセリングも業界トップクラス。軽量化され、装着感も大幅に向上しています。
特徴:音質重視・ANC性能抜群・マルチポイント対応
価格帯:約2万円前後
2. Technics EAH-AZ100
音の立体感と解像度の高さでオーディオファンに人気。通話時のマイク性能も非常に優秀で、在宅ワークにも最適です。防水性能もIPX4対応。
特徴:音場広くクリア・通話品質◎・アプリで細かく調整可能
価格帯:約2万5000円前後
3. Bose QuietComfort Ultra Earbuds
低音の厚みと迫力が魅力。ANCの効きも強く、周囲の騒音をしっかりカットします。外音取り込みも自然で、街中でも安心して使えます。
特徴:重低音・ANC最強クラス・空間オーディオ対応
価格帯:約3万円前後
4. Anker Soundcore P40i
1万円以下ながらLDAC対応、マルチポイント接続も可能。Anker独自の「BassUp」機能で低音が力強く、コスパ最強クラスのモデルです。
特徴:高コスパ・LDAC対応・防水IPX5
価格帯:約8,000円前後
5. JBL Wave Buds
JBLらしいバランスの良いサウンドが特徴。低音の響きとボーカルのクリアさが両立。シンプルで使いやすく、初めてのワイヤレスイヤホンにもおすすめ。
特徴:安定した音質・軽量・シンプル操作
価格帯:約5,000円前後
6. Sony WF-C510
ソニーのエントリーモデルながら、音質と使い勝手が両立。小型・軽量で、通勤や散歩にも最適。アプリで音質調整も可能です。
特徴:軽量・高コスパ・アプリ対応
価格帯:約8,000円前後
7. Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4
音質を最重視する人にぴったり。透明感のある中高音と深い低音、自然な音場が特徴。ハイレゾ対応のaptX Adaptiveをサポート。
特徴:音質最高峰・高解像度・長時間再生
価格帯:約3万5000円前後
8. Xiaomi Redmi Buds 6 Active
2,000円以下とは思えない完成度。音質はシンプルながら十分で、軽量・防水でスポーツ用途にもおすすめ。初めてのTWSにも最適です。
特徴:低価格・軽量・IPX4防水
価格帯:約2,000円前後
9. Apple AirPods Pro
iPhoneとの相性は抜群。装着した瞬間の接続速度や空間オーディオ機能は、Apple製品ならでは。ANC性能も非常に高く、通話も快適です。
特徴:Appleユーザー最適・空間オーディオ対応・高音質
価格帯:約3万円前後
10. Galaxy Buds3 Pro
Samsungの最新モデルで、Androidユーザーとの親和性が高い。音の立体感があり、通話時の雑音除去も優秀。デザイン性も高く、耳へのフィット感も良好です。
特徴:Android向け・通話強い・LDAC対応
価格帯:約2万円前後
用途別に選ぶおすすめポイント
- 通勤・通学用:ノイズキャンセリング強めの「Sony WF-1000XM5」「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」
- リモートワーク用:マイク性能が高い「Technics EAH-AZ100」
- スポーツ・ジム用:防水・軽量な「Anker Soundcore P40i」「Xiaomi Redmi Buds 6 Active」
- 音質最優先:ハイレゾ対応の「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4」
- コスパ重視:1万円以下で高機能な「Sony WF-C510」「JBL Wave Buds」
2025年のワイヤレスイヤホン市場トレンド
2025年のTWSイヤホン市場は、音質の向上と高機能化が顕著です。
特に「マルチポイント接続」「LE Audio(LC3コーデック)」対応モデルが増え、スマホ・PC・タブレット間の切り替えがスムーズになっています。
また、ハイレゾ対応がスタンダード化し、「ワイヤレスでも有線級の音質」が現実になりつつあります。
さらに、価格帯の幅が広がり、5,000円台でも十分満足できるモデルが登場。
「高ければ良い」から「自分のライフスタイルに合う」を重視する流れが強まっています。
ワイヤレスイヤホンを長く快適に使うコツ
- イヤーチップを耳に合うサイズに調整する
フィット感が変わると音質もANC効果も大きく違います。 - 定期的に掃除する
メッシュ部分に汚れがたまると音がこもる原因に。柔らかい布で軽く拭き取りましょう。 - ファームウェア更新をチェック
アプリ経由でのアップデートで接続安定性や機能が改善されることがあります。 - ケースの充電も忘れずに
バッテリー切れを防ぐため、使い終わったらケースに戻す習慣を。
ワイヤレスイヤホンのおすすめ10選!音質・機能・価格で徹底比較レビュー
ワイヤレスイヤホン(TWS)は、いまや生活に欠かせない存在です。
「音質重視」「機能重視」「コスパ重視」――選ぶ基準は人それぞれですが、今回紹介した10モデルはいずれも評価が高く、用途に応じて満足度の高い選択ができます。
通勤中に音楽を楽しむ人も、仕事中に集中したい人も、まずは自分のライフスタイルに合うイヤホンを選んでみてください。
あなたにぴったりの「ワイヤレスイヤホンのおすすめ10選」が、毎日の音楽体験をもっと豊かにしてくれるはずです。
