「スマートウォッチでおサイフケータイが使えたら、コンビニも駅もスマホなしでスイスイなのに」
そう思ったことはありませんか。
実は今、日本で「おサイフケータイ」相当のタッチ決済ができるスマートウォッチは、ごく限られています。よく調べずに買ってしまうと「Suica非対応で改札を通れなかった…」なんてことにもなりかねません。
この記事では、おサイフケータイ機能を本当に使えるスマートウォッチを3つの選択肢に絞ってご紹介します。それぞれの得意分野や注意点まで、実際に使う人の目線でお伝えしますね。
そもそもスマートウォッチの「おサイフケータイ」って何?
「おサイフケータイ」はもともと、NTTドコモが商標を持つモバイルFeliCaを使った決済サービスの総称です。
スマートウォッチでいう「おサイフケータイ対応」とは、このモバイルFeliCaを搭載していて、iDやQUICPayのタッチ決済、そしてモバイルSuicaとして改札通過ができる状態を指します。
ただ、世の中の多くのスマートウォッチは「非接触決済対応」を謳っていても、日本で使えるのはVisaのタッチ決済だけだったりします。SuicaやiDとは仕組みが別物なんです。
ですから「スマートウォッチでSuicaを使いたい」「iDやQUICPayで支払いたい」というなら、機種選びがすべてと言っても過言ではありません。
おサイフケータイ対応スマートウォッチ おすすめ3選
ここからは、実際にSuica改札やiD/QUICPay決済に対応しているモデルを厳選してご紹介します。
1. Androidユーザーならこれ一択 Google Pixel Watch 3
Androidスマホをお使いの方で、おサイフケータイ機能をフルに使いたいなら、Google Pixel Watch 3が唯一無二の存在です。
モバイルFeliCaをしっかり搭載していて、iDにもQUICPayにもモバイルSuicaにも対応。改札に手首をかざすだけで通過できるのは、毎日の通勤通学で驚くほど快適です。
41mmと45mmの2サイズ展開で、手首の細い方から男性までフィットします。Wi-Fiモデルと4G LTEモデルが選べて、LTEモデルならスマホを家に置いたままランニングに出かけても、Suicaだけでなく通知や通話にも対応できます。
注意点としては、Apple Watchにあるような「予備電力機能」がないこと。バッテリーが完全に切れてしまうとSuicaも使えなくなるので、充電管理だけは習慣にしておきましょう。
2. iPhoneユーザーに最も使いやすい Apple Watch Series 9
iPhoneを使っている方には、Apple Watch Series 9が最も自然な選択肢です。
Apple Payの仕組みを通じて、SuicaもiDもQUICPayもすべて使えます。特に安心なのがエクスプレスカード機能で、バッテリーが切れても最大5時間はSuicaが使えるんです。帰宅途中に電池切れになっても改札を通れるのは、地味に大きい安心感ですね。
Series 9は常時表示のディスプレイで、パッと時刻を見るだけのときも手首を返す必要がありません。処理性能も高く、画面の反応はとてもスムーズです。
「そこまで高機能じゃなくていいから、もっと手頃な方が」という方には、Apple Watch SEという選択肢もあります。SuicaやiD対応はそのままに、価格をぐっと抑えています。
3. アウトドア・ランニング派に Garmin Venu 3
「決済よりも運動機能重視。でもランニングの途中でサクッと買い物したい」
そんな方に刺さるのが、Garmin Venu 3です。
Garminはもともとランニングウォッチのブランド。最近のモデルではついにSuicaに対応し始めました。Venu 3もそのひとつで、スマホなしでもコンビニや自販機でSuica決済が可能です。
ただしここでひとつ、大事な注意点があります。GarminはあくまでSuica対応であって、iDやQUICPayには対応していません。日々の買い物をSuicaだけに寄せられる方なら問題ないのですが、クレジットのiD払いに慣れている方は戸惑うかもしれません。
バッテリー持ちが非常に良いので、充電の手間が少ないのは大きな魅力です。数日から1週間以上持つので、アウトドア派に根強い人気があるのもうなずけます。
比較でわかる!あなたに合う選び方の決め手
3機種をざっくり特徴で分けると、こうなります。
まず、AndroidスマホでおサイフケータイそのままのiDやQUICPayも使いたいなら、Pixel Watch 3一択です。これはもう、日本市場の現状として動かしがたい事実です。
次に、iPhoneユーザーはApple Watch Series 9かSEで決まり。OSとの親和性が段違いで、SuicaもiDもQUICPayもすべてApple Payで統一的に使えます。
そして、運動計測やアウトドアを主目的に、ついでにSuicaが使えればいいならGarmin Venu 3。表示の視認性やバッテリーの持ちは、この中で一番です。
スマートウォッチでSuicaを使うとき、気になる疑問あれこれ
実際に使い始めると、細かい疑問が出てくるものです。よくある質問をまとめました。
Suicaへのチャージはスマホなしでできる?
Pixel WatchもApple Watchも、ウォッチ単体でクレジットカードからSuicaにチャージできます。ただし通学定期券の購入や、新幹線のチケットをSuicaに入れるような操作は、スマホアプリが必要になるケースがあります。
防水性は大丈夫?お風呂でも使える?
Pixel Watch 3もApple Watch Series 9も5ATMの防水性能を備えていて、念入りにいえば「50m耐水」のレベルです。水に濡れた状態で決済端末にかざしても、FeliCaチップは問題なく読み取れます。お風呂での使用を想定しているわけではありませんが、汗や雨、手洗い程度ではまったく心配いりません。
Suicaを2枚以上持ちたい場合は?
Apple Watchでは複数のSuicaを切り替えて使えます。一方、Pixel WatchではモバイルSuica自体は使えるものの、複数枚の管理には制限があります。普段から複数枚のSuicaを使い分けている方は、この点を覚えておいてください。
バッテリー切れ、どうする?
Apple Watchは予備電力機能で、バッテリーが切れても数時間はSuicaの改札通過が可能です。Pixel Watchは低電力モードでもFeliCaがオフになる仕様で、バッテリーが完全に切れるとSuicaも使えなくなります。iPhoneユーザーかAndroidユーザーかで、ここの安心感は変わってきますね。
まとめ:スマートウォッチでおサイフケータイを賢く選ぼう
スマートウォッチでおサイフケータイを使いたいなら、今の日本で選ぶべきは主に3つのシリーズです。
Androidユーザーなら迷わずPixel Watch 3。iPhoneユーザーならApple Watch Series 9かSE。そして運動・アウトドア目的にSuicaをプラスするならGarmin Venu 3。
どれも一長一短がありますが、共通して言えるのは「スマホを取り出さない生活」がもたらす快適さです。駅の改札でバッグの中を探さなくていい、コンビニでポケットからスマホを取り出さなくていい。その小さな手間がなくなると、1日の感じ方は想像以上に変わりますよ。
あなたのスマホ環境と、どんなシーンで決済を使いたいかを照らし合わせて、ぴったりの1台を見つけてくださいね。
