「ワイヤレスイヤホンって、どれも似たような音じゃないの?」
そう思っている人にこそ、一度聴いてほしいのが“final(ファイナル)”のイヤホン。
日本発のオーディオブランドとして、音づくりの哲学からして他とは一線を画しています。今回は、finalのワイヤレスイヤホンの魅力と、注目のおすすめ5モデルを紹介します。
finalとは?日本生まれの音質特化ブランド
finalは、神奈川県川崎市に本拠を置く日本のオーディオメーカー。
設立当初から「音の感動を再現する」をテーマに、独自のドライバー開発や心理音響学の研究に基づく製品づくりを行ってきました。
特に有線イヤホンの分野では、A8000やEシリーズなど名機を多数輩出。
その「音の再現力」を、完全ワイヤレスイヤホンの世界にも持ち込んだのがfinalの真骨頂です。
一般的なワイヤレスイヤホンが利便性重視の設計なのに対し、finalは音響設計の根幹から再構築。
内部構造、ドライバーの素材、空気の流れ方に至るまで自社開発を徹底しています。
だからこそ、「ワイヤレスなのに音が生きている」と言われるわけです。
finalのワイヤレスイヤホンが選ばれる理由
1. 独自ドライバー「f-CORE for Wireless」
ワイヤレス化によって制約が多いドライバー設計を、finalはゼロから再設計。
「f-CORE for Wireless」という6mm径ドライバーを独自開発し、筐体内部の圧力バランスまで調整しています。
その結果、低音の締まりやボーカルのクリアさが段違い。
ワイヤレス特有の“こもり”や“ぼやけ”を感じにくい仕上がりです。
2. 音響設計を支える「f-LINK Damping System」
イヤホン内部の空気の流れや圧力を最適化する仕組み。
これによって、密閉型でも息苦しさがなく、自然な響きが得られます。
特にアコースティック系やジャズなど、空間の余韻を大切にしたいジャンルで威力を発揮します。
3. 丁寧なチューニング思想
finalは周波数特性だけで音を判断しません。
心理音響学の研究をもとに、「人が心地よく感じる音」「長時間聴いても疲れにくい音」を追求しています。
派手すぎず、繊細。音楽が“自然に耳に馴染む”ことを重視しているのです。
4. デザインと装着感の一体設計
ハウジングの形状からイヤーチップの素材まで、音と快適性を両立。
耳にしっかりフィットし、外れにくい構造になっています。
通勤・通学中でも安定して使えるのは、この緻密な設計の賜物です。
finalのおすすめワイヤレスイヤホン5選
ここからは、音質・機能・価格のバランスを考慮して、特に注目すべき5モデルを紹介します。
1. final ZE3000 ―「ワイヤレスの常識を変える」原点モデル
finalの完全ワイヤレスを語るうえで外せないのがZE3000。
“新しいクラシック”をコンセプトに、有線イヤホン並みの音質をワイヤレスで実現しています。
音の特徴は、クリアで透明感のある中高域。
ピアノやアコースティックギターの響きが自然で、ボーカルが前にすっと出てくる。
低域は量感よりも輪郭を重視しており、全体のバランスがとても上品です。
ノイズキャンセリングなどの機能は搭載していませんが、その分ピュアな音質に振り切った設計。
「とにかく音で選びたい」という人にぴったりです。
2. final ZE2000 ―“ボーカルが近い”心地よさ
ZE3000をベースに、よりボーカルが近く感じられるようチューニングされたモデル。
“f-CORE for Wireless”ドライバーを搭載し、aptX Adaptiveにも対応しています。
音の印象は、柔らかく温かみのある中域。
女性ボーカルやアコースティック曲との相性が抜群で、自然な距離感が心地よい。
長時間聴いても耳が疲れにくいのも魅力です。
Bluetooth 5.2による安定した接続と、コンパクトなケースも使いやすいポイント。
「音の厚みと価格のバランス」で選ぶなら最有力候補です。
3. final ZE8000 MK2 ―“8K SOUND”が描く立体空間
finalのフラッグシップワイヤレス。
「8K SOUND」という独自コンセプトで、音の“情報量”と“立体感”を極限まで追求しています。
一聴して感じるのは、音場の広さ。
楽器の位置や空気の揺らぎまで見えるようなリアリティがあり、まるでスタジオモニターを装着しているよう。
高域は澄み切って伸びやか、中低域は力強く、音楽全体の空気感が豊かに再現されます。
ノイズキャンセリング性能も向上し、専用アプリ「final CONNECT」でイコライザー調整も可能。
音質を最優先するリスナーにとって、まさに“究極の一台”です。
4. final ZE500 for ASMR ―“音の距離”を感じる没入体験
ASMRや朗読など、声の繊細なニュアンスを楽しみたい人におすすめ。
ASMR専用のチューニングが施されており、ささやき声や環境音が立体的に広がります。
音楽再生でも、ボーカルや弦楽器がリアルに再現されるのが印象的。
軽量で装着感もよく、長時間の使用に向いています。
“聴く時間そのものをリラックスタイムに変える”イヤホンです。
5. final KDT3000 ―finalを気軽に試せるエントリーモデル
「finalの音に興味はあるけど、まずは手軽に試したい」
そんな人にちょうどいいのがKDT3000。
価格を抑えながらも、finalらしい自然な音のバランスをしっかり感じられます。
低音の量感は控えめですが、全体の解像感が高く、聴き疲れしにくい。
初めてのワイヤレスイヤホンとしても安心の設計です。
デザインもシンプルで、通勤や作業用にも使いやすいモデル。
finalのチューニングが生み出す“差がつく音質”
finalのイヤホンが特別なのは、スペック以上に「聴いた瞬間の印象」が違うからです。
ボーカルがすっと前に出て、楽器の余韻が自然に広がる。
空気の厚みを感じられるような“生っぽさ”がある。
それは、周波数特性をいじるだけでは出せない音。
f-LINK Damping Systemなどで物理的な音響空間を整え、人が“気持ちいい”と感じる音のバランスを追求している結果です。
また、finalのチューニングはジャンルを選びません。
ロックでもポップスでも、クラシックでも、音の芯がぶれない。
派手さよりも「正確さと心地よさ」を重視した設計だからこそ、長く使っても飽きません。
どんな人におすすめ?
- 音質を最優先したい人
- 有線クオリティをワイヤレスで求める人
- ボーカルや生楽器の表現力を重視する人
- 長時間でも聴き疲れしないイヤホンが欲しい人
finalのワイヤレスイヤホンは、“便利さ”より“音楽体験”を求める人に向いています。
ノイズキャンセリングや外音取り込みより、純粋な音そのものを楽しみたい。
そんなリスナーの感性に応えるブランドです。
まとめ:finalのワイヤレスイヤホンおすすめ5選!独自チューニングで差がつく音質魅力
ワイヤレスイヤホン市場には多くの製品がありますが、finalのイヤホンは“音質で選ぶ”という軸を明確に持っています。
ZE3000やZE2000はピュアな音を楽しむための定番、ZE8000 MK2は音の立体感を極めたフラッグシップ。
ASMR向けのZE500 for ASMRや、手頃なKDT3000もそれぞれ魅力的です。
どのモデルにも共通しているのは、“音を大切にする姿勢”。
その丁寧なチューニングが、聴いた瞬間に「おっ」と思わせる音を生み出しています。
あなたの耳で、finalの“独自チューニング”を体験してみてください。
ワイヤレスでも、音質で差がつく世界がここにあります。
