最近、SNSやECサイトでじわじわ話題になっている「Pisen（ピセン）」のワイヤレスイヤホン。
“コスパ最強”という口コミも多く、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際の評判や音質、使い心地、デザイン、そして他ブランドとの違いまで、徹底的に掘り下げてみます。
高額なブランド品に手を出す前に、「この価格で本当に満足できるのか？」を一緒に見極めていきましょう。
Pisenってどんなブランド？
まずはブランドの背景から。
Pisen（ピセン）は中国・深セン発のガジェットメーカーで、スマホアクセサリーやモバイルバッテリー、充電ケーブルなどを中心に展開しています。
オーディオ専門というより、生活に密着した「実用派アクセサリーブランド」という位置づけです。
そのため、イヤホンも“高音質志向”というよりは“手頃で使いやすい日常モデル”が主軸。
特に「完全ワイヤレスイヤホンPisen P1」は、価格の安さと性能のバランスで人気を集めています。
ブランドとしての信頼性もそこそこ高く、Amazonや楽天、AliExpressなど複数の通販サイトで見かけるようになりました。
Pisenワイヤレスイヤホンの基本スペック
Pisenの主力モデル「P1」は、エントリー価格帯ながら以下のような特徴を備えています。
- Bluetooth 5.3対応：接続が安定し、遅延や途切れが少ない
- 13mm大口径ドライバー：低音の迫力と広がりを重視した設計
- ENCノイズリダクション：通話中の環境音を軽減してくれる機能
- IPX5防水仕様：汗や雨にも強く、軽い運動時にも安心
- タッチコントロール対応：音量調整・曲送り・通話などをワンタップで操作
- 最大25時間再生（ケース併用時）：長時間の使用にも十分対応
このスペックを、5,000円以下で手に入るというのが驚きのポイント。
Bluetooth 5.3を搭載しているモデルは一般的に8,000〜10,000円台が多いため、「この価格でこの機能」は確かに目を引きます。
実際の口コミから見る評判
ネット上でのレビューやSNSの投稿を調べると、Pisenワイヤレスイヤホンの印象はおおむね好評です。
良い口コミ
- 「この価格でこの音質は想像以上」
- 「通話も問題なくできるし、接続が安定している」
- 「軽くて耳が痛くならない」
- 「USB-C充電なのが便利」
特に“価格の割に音が良い”という声が多く、YouTubeレビューでも「25ドルなら十分すぎる」というコメントが目立ちました。
音のチューニングは全体的にフラットで、低音寄り。EDMやポップス系を聴くとしっかり響く印象です。
また、ペアリングの速さも高評価ポイント。ケースを開けるだけでスマホと自動接続されるので、毎回設定する手間が省けます。
気になるデメリット・注意点
もちろん完璧ではありません。
いくつかのレビューでは、次のようなマイナス点も指摘されています。
- フィット感が甘い：カナル型ではなくオープンイヤー寄りの形状のため、耳にしっかり固定されない人もいる
- 高音域の解像度は控えめ：音の厚みはあるが、繊細さはやや不足
- ケースの質感がチープ：光沢プラスチック素材で指紋がつきやすい
- ANC（アクティブノイズキャンセリング）は非搭載
このあたりは、価格帯を考えれば納得できる範囲です。
つまり「ながら聴き」や「通勤・通学用」には十分だけれど、「音楽を細部まで味わいたい」「ライブ音源を臨場感たっぷりに聴きたい」といったニーズには少し物足りないかもしれません。
実際の使用感レビューまとめ
筆者が実際に試してみた印象も交えて、使い心地をまとめます。
音質
中低音がやや強めで、全体的に丸みを帯びたサウンド。
ボーカルも埋もれず、聴き疲れしにくいのが特徴です。
音量を上げても割れにくく、通勤電車内でもしっかり聞こえます。
接続・遅延
Bluetooth 5.3の恩恵で、動画視聴時の遅延はほとんど感じません。
また、接続の安定性も高く、ポケットやバッグにスマホを入れたままでも問題なし。
数万円クラスのモデルと比べると微妙な違いはあるものの、日常用途なら十分実用的です。
装着感
軽量設計で耳への負担は少ないですが、フィット感は個人差があります。
イヤーチップがないタイプなので、動きの多い作業やランニング中はやや不安定。
室内利用や通勤通学向けに割り切ると快適です。
競合モデルとの比較
同価格帯では、Ankerの「Soundcore A20i」やEarFunの「Free Mini」などが人気です。
それらと比較すると、Pisenは機能面では互角〜やや上ですが、ブランド信頼性やサポート体制ではやや劣る印象です。
ただし、音質面での差はそこまで大きくなく、むしろ“必要十分”な音を低価格で楽しめるという意味では、Pisenの方が「コスパ特化型モデル」として優秀です。
保証やサポートは購入ルートによって変わるため、信頼できるショップを選ぶことが大切です。
誰におすすめできるか
Pisenワイヤレスイヤホンは、次のような人に特におすすめです。
- 高価なブランド品にこだわらず、手頃にワイヤレスデビューしたい
- 通勤や作業中の“ながら聴き”が中心
- とにかくコスパ重視
- 軽くて持ち運びやすいモデルを探している
逆に、以下のような人にはあまり向きません。
- フィット感を最優先したい
- ノイズキャンセリングを重視する
- ハイレゾ音源など細かい音の再現性を求める
実際に使ってわかる「コスパ最強」の理由
改めて整理すると、このイヤホンが“コスパ最強”と評される理由は明確です。
- 必要十分なスペックを完備している
Bluetooth 5.3、防水、ENC、長時間再生という最新機能をしっかり網羅。 - 価格が圧倒的に安い
数千円台で買えるのに、実用面では倍以上のモデルと遜色がない。 - デザイン・携帯性が優秀
ケースはコンパクトで軽量、USB-C対応で充電もスムーズ。 - “ながら使い”に最適な音設計
低音がしっかり出て、疲れにくいサウンド。毎日使ってもストレスが少ない。
これらの点が揃っているからこそ、「価格以上の満足度」という口コミが多いのでしょう。
まとめ：Pisenワイヤレスイヤホンの評判を総合評価
最後にまとめると、Pisenワイヤレスイヤホンは**“価格を超える性能”を実現した実用派イヤホン**です。
ブランド知名度はまだ高くありませんが、Bluetoothの安定性・防水性能・音質のバランスが非常に良く、日常使いには申し分ありません。
「初めての完全ワイヤレスイヤホンにちょうどいい」
「高価なモデルを買う前に試してみたい」
そんな人には特におすすめできる製品です。
もちろん、音質の繊細さやノイズキャンセリング機能を求めるなら上位モデルも検討すべきですが、5,000円以下でここまで使えるモデルは多くありません。
“安かろう悪かろう”の常識を覆す、Pisenワイヤレスイヤホン。
その評判通り、コスパ最強の座は伊達ではありません。
