「イヤホンをつけていると耳が痛くなる」「外の音も聞きながら音楽を楽しみたい」——そんな悩みを解決してくれるのが、いま注目の“オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン”です。
耳をふさがない独自の構造で、自然な装着感と開放的なリスニング体験が人気を集めています。この記事では、オープンイヤーイヤホンの特徴や選び方、そしておすすめモデル10選を紹介します。
オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンとは？
オープンイヤーとは、その名の通り「耳をふさがない」イヤホンのこと。
一般的なカナル型が耳の穴を密閉して音を伝えるのに対し、オープンイヤー型は耳の外側や耳の上にスピーカー部分を配置して、空気を通したまま音を届けます。
つまり、音楽や通話を楽しみながら、周囲の環境音も自然に耳に入る構造。
「ながら聴き」にぴったりの設計で、特に通勤・通学中、ウォーキング、ランニング、自転車などのシーンで人気です。
オープンイヤー型のメリット
1. 周囲の音を聞ける安心感
オープンイヤー型最大の魅力は、周囲の音が聞こえること。
車や自転車の接近、駅構内のアナウンスなどを聞き逃さず、安全に使えます。
特に夜間のランニングや通勤中に安心感があります。
2. 長時間つけても疲れにくい
耳の穴に押し込むカナル型と違い、圧迫感が少なく蒸れにくいのも特徴。
イヤーチップによる違和感がないため、長時間のオンライン会議や作業BGMにも最適です。
3. 「ながら聴き」に最適
家事をしながら音楽を流したり、仕事中に軽くBGMを流したり。
耳をふさがないから会話もそのままでき、1日中装着してもストレスが少ないという声も多く聞かれます。
オープンイヤー型のデメリットと注意点
開放感が魅力の一方で、いくつかの注意点もあります。
- 遮音性が低い：外の音が聞こえる分、電車や飛行機の中などでは音楽に集中しづらい。
- 音漏れがしやすい：周囲が静かな場所では、ボリュームを上げると音が漏れることも。
- 低音が弱め：耳を密閉しない構造上、カナル型に比べて重低音の迫力は控えめ。
これらを理解した上で、「どんな場面で使いたいか」を意識して選ぶと後悔がありません。
オープンイヤーイヤホンの選び方
装着タイプで選ぶ
オープンイヤー型にもいくつかの形があります。
- 耳掛けタイプ：耳の上に引っかける構造。ランニングや運動時に安定。
- イヤーカフタイプ：アクセサリーのように耳に挟む軽量設計。ファッション性も高い。
- ネックバンドタイプ：左右がバンドでつながった安定型。長時間使用に適しています。
バッテリー持ちは8時間以上が目安
通勤や仕事中に使うなら、1回の充電で8時間以上使えるモデルが安心。
ケース込みで20時間以上持つモデルも増えています。
防水・防汗性能をチェック
スポーツ用途では、IPX4以上の防水性能があると安心です。
雨や汗に強いモデルを選ぶと、故障リスクを減らせます。
音質・コーデック対応
SBCやAAC、aptXなどのコーデック対応モデルは、遅延が少なく高音質。
最近はLDAC対応の高音質モデルも登場しています。
音漏れ対策が施されているか
新しいモデルでは、音の指向性を高めることで音漏れを抑えた設計もあります。
レビューで「静かな場所でも安心」と書かれているものを選ぶのがおすすめです。
耳をふさがない！おすすめのオープンイヤーイヤホン10選
ここからは、人気ブランドやコスパモデルを中心に注目の10モデルを紹介します。
1. SHOKZ OpenFit
骨伝導で有名なShokzの最新モデル。
イヤーカフのような形状で、耳に軽くかけるだけ。柔らかなシリコン素材が心地よく、ランニングでも安定します。
音質は骨伝導よりも自然で、ボーカルもクリア。バッテリーは7時間連続再生、防水はIP54対応。
2. BOSE Ultra Open Earbuds
BOSEらしい豊かな低音と立体的な音場が特徴。
イヤーカフのように装着し、耳を完全に開放。
外の音を聞きながらも高音質で楽しめるプレミアムモデル。価格はやや高めですが満足度は非常に高いです。
3. Sony LinkBuds
「穴のあいたイヤホン」で話題になったLinkBuds。
中心が空洞のリングドライバー構造で、音と外音を自然に両立。
軽くて疲れにくく、リモートワークや日常使いにも◎。
4. JLAB Flex Open Earbuds
1万円以下で手に入るコスパの良いモデル。
耳掛け式でフィット感が高く、スポーツ時にも外れにくい。
バッテリーは最大10時間、音漏れも比較的少なめです。
5. Nothing Ear (Open)
デザイン性で注目のNothingブランド。
透明感ある筐体に高音質ドライバーを搭載し、低音も強化されています。
ファッション性と機能性を両立したトレンドモデルです。
6. Anker Soundcore AeroFit
Ankerらしいバランスの取れたサウンドと安定接続が魅力。
防水性能はIPX7と高く、汗をかくスポーツシーンでも安心。
軽量で耳への負担も少ない設計です。
7. NAGAOKA OPEN EAR-01
3,000円台のリーズナブルな日本ブランドモデル。
初めてオープンイヤーを試したい人におすすめ。
シンプルながら十分な音質と快適な装着感が魅力。
8. Oladance OWS Pro
海外クラウドファンディングで話題になったイヤーフック型。
大口径ドライバーで豊かな音を再生し、音漏れを抑制する独自構造。
高音質志向の“ながら聴き派”にぴったり。
9. SoundPEATS RunFree
ランニング専用に設計されたモデル。
耳掛け式でしっかりフィットし、防水IPX4対応。
価格と性能のバランスがよく、スポーツイヤホンとして人気。
10. HUAWEI FreeClip
近未来的なデザインが特徴のイヤーカフ型。
耳たぶを挟むように装着し、落ちにくいのに圧迫感がない。
AI通話ノイズリダクション搭載で、通話品質も高評価。
オープンイヤーイヤホンが向いている人・シーン
- 通勤・通学中に周囲を確認しながら使いたい人
- 家事や仕事中に音楽を“ながら聴き”したい人
- 長時間つけても耳が痛くなりたくない人
- 眼鏡やマスクを併用することが多い人
- 会話やチャットの合間に使いたい人
外の音を完全に遮断したくない人にとって、オープンイヤー型は理想的な選択肢です。
まとめ｜耳をふさがない快適さ！ワイヤレスイヤホンのオープンイヤーおすすめ10選
オープンイヤーイヤホンは、これまでの“密閉型”とは違う新しいリスニング体験を提供してくれます。
周囲の音を感じながら、自然に音楽と共存するスタイル。
「ながら聴き」や「安全性」を重視する人にとって、これほど快適なイヤホンはありません。
最後にもう一度。
耳をふさがない快適さを体験したら、もうカナル型には戻れないかもしれません。
あなたの生活スタイルに合ったオープンイヤーイヤホンを見つけて、音楽をもっと自由に楽しんでみてください。
