スマホで音楽を聴いたり、動画を見たり、ゲームを楽しんだり。日常的にワイヤレスイヤホンを使う人は、今ではすっかり当たり前になりましたよね。
でも、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて何を基準にすればいいのかわからない…」という人も多いはず。
今回は、Androidユーザーにぴったりなワイヤレスイヤホンをテーマに、遅延の少なさと高音質を両立したおすすめモデルを紹介します。音質、機能、価格のバランスを重視している人に向けて、分かりやすくまとめました。
Androidで使うなら、ワイヤレスイヤホン選びは「コーデック」が命
まず押さえておきたいのが、Bluetoothコーデック。
これは「スマホからイヤホンへ音を送る方式」のことで、音質や遅延(ラグ)に直結します。
Androidスマホは、iPhoneよりも対応コーデックが幅広いのが特徴。
基本的な「SBC」や「AAC」に加え、LDAC(ソニー)、aptX / aptX Adaptive(クアルコム)、LHDC(ハイレゾ向け)などが選べます。
たとえばLDAC対応のイヤホンなら、ハイレゾ級の音をワイヤレスでも再生可能。
一方、ゲームや動画のラグを気にするなら、aptX AdaptiveやaptX Low Latency対応モデルを選ぶのがポイントです。
つまり、「音楽重視」か「動画・ゲーム重視」かで、最適なコーデックを選ぶと失敗しません。
低遅延モデルを選ぶ理由 ― 動画もゲームもズレない快適さ
Bluetoothイヤホンの弱点は「音の遅延」。
音声が映像より遅れて聞こえると、YouTubeや映画、リズムゲームでは違和感が出ます。
最近のモデルでは、「低遅延モード」や「ゲームモード」を搭載しているものが増えました。
特にaptX Low Latency対応のイヤホンでは、58ms(ミリ秒)程度という非常に短い遅延を実現。
SBCコーデックの約283msと比べると、体感のズレはほとんど気にならないレベルです。
もしスマホで動画をよく見るなら、この「遅延の少なさ」をしっかり確認しておくのが大事です。
音質で選ぶなら ― ドライバーとチューニングをチェック
音質の決め手になるのは、ドライバーと呼ばれるスピーカー部分の構造。
大きいほど低音に厚みが出やすく、小さいと繊細な音を再現しやすい傾向があります。
また、ブランドごとに独自の音作り(チューニング)があるのもポイント。
ソニーはクリアでバランスの取れた音、Ankerは迫力のある低音、Technicsは繊細で自然な響きが特徴です。
最近では、専用アプリでイコライザーを調整できるモデルも増えています。
自分の好みに合わせて音質をカスタマイズできるので、「フラット」「重低音」「ボーカル重視」など、シーンに合わせて使い分けるのも楽しいですよ。
Androidユーザーにうれしい便利機能も見逃せない
Androidでイヤホンを使うときに、便利なのが「Google Fast Pair」。
イヤホンのフタを開けるだけでスマホに接続確認が出るので、設定がとてもスムーズです。
さらに、以下の機能があるモデルも人気です。
- マルチポイント接続:スマホとPCを同時に接続し、切り替えが自動でできる。
- ノイズキャンセリング(ANC):電車やカフェでも周囲の音をカット。
- 外音取り込みモード:会話やアナウンスを聞きたいときに便利。
- 防水・防滴対応:雨の日やスポーツにも強い。
こうした機能があると、イヤホンの使用シーンがぐっと広がります。
特に通勤や通学、在宅ワークで使う人には、ANC付きのモデルがおすすめです。
Androidユーザーにおすすめのワイヤレスイヤホン7選
それではここから、実際に評判が高くAndroidとの相性が良いイヤホンを7モデル紹介します。
高音質・低遅延・機能性をバランスよく兼ね備えたモデルを厳選しました。
1. Sony WF-1000XM5
言わずと知れた人気モデル。LDAC対応で、Androidでの音質を最大限に引き出せます。
ノイズキャンセリング性能はトップクラスで、外音取り込みも自然。
マルチポイント接続やアプリでの細かい音質調整にも対応しており、万能型といえます。
価格はやや高めですが、長く使える完成度です。
2. Google Pixel Buds Pro 2
Google純正イヤホンとして、Pixelユーザーには最適。
Androidとの連携は抜群で、ペアリングも一瞬。
音質はバランス重視で、低音もクリア。AIを活用したノイズキャンセリングが優秀で、日常使いにも最適です。
3. Technics EAH-AZ100
音質にこだわる人なら見逃せないモデル。
独自のドライバー構造で、音の立体感と透明感が際立ちます。
LDAC対応でハイレゾ再生も可能。最大3台までマルチポイント接続できるのも魅力です。
4. Anker Soundcore P40i
コスパ重視派に人気のモデル。
7,000円台ながらノイズキャンセリング・外音取り込み・低遅延モードを備えています。
アプリでEQ調整もでき、軽量で装着感も良好。
初めてのワイヤレスイヤホンにもおすすめです。
5. HUAWEI FreeBuds 5
デザインが個性的で、着け心地が軽いオープン型。
ハイレゾ対応のLDACサポートで音質も良く、充電速度も速いのが特徴です。
Android端末との相性も良く、通話品質の高さにも定評があります。
6. ASUS ROG Cetra True Wireless
ゲーミング用途に特化したモデル。
低遅延モードで、映像や音のズレを最小限に抑えます。
迫力ある低音とノイズキャンセリングの組み合わせで、ゲームや映画に没入できます。
IPX4防水で屋外使用にも安心。
7. HyperX Cirro Buds Pro
ゲーミングブランドHyperXのモデルながら、普段使いでも活躍。
低遅延モードを搭載し、音の途切れが少なく安定した接続が魅力です。
ANCも備え、軽量設計で長時間の使用でも疲れにくい仕様。
価格も1万円以下と手頃です。
失敗しない選び方のコツ
最後に、購入前にチェックしておきたいポイントをまとめます。
- スマホの対応コーデックを確認:イヤホンだけ高性能でも、スマホが非対応なら意味がない。
- 遅延モードの有無:ゲームや動画を重視する人は必須。
- ANCのON/OFFで音質の違い:ノイズキャンセリングON時に音が変わるモデルもある。
- 装着感とケースサイズ:長時間使うなら軽さとフィット感も重要。
- レビューの更新時期:ファームウェアアップデートで改善されることもある。
特にAndroidはメーカーごとに微妙な仕様差があるため、レビューや実機の確認もおすすめです。
Androidユーザーに最適なワイヤレスイヤホンおすすめ7選!遅延少なく高音質なモデル ― まとめ
Androidスマホは対応コーデックが豊富で、イヤホン選び次第で音質も使い勝手も大きく変わります。
音楽重視ならLDAC対応、動画・ゲーム重視なら低遅延モード搭載のモデルを選ぶと間違いありません。
また、Google Fast Pairやマルチポイント接続など、Androidならではの便利機能を活かすことで、日常のストレスが一気に減ります。
この記事で紹介した7つのモデルは、どれも高評価を得ている実力派ばかり。
価格や好みの音質で選んで、自分にぴったりの一台を見つけてください。
あなたのAndroidライフを、もっと快適に。
ワイヤレスイヤホンで音の世界を自由に楽しみましょう。
