みなさん、こんにちは。iPhoneを使っていて、画面下にある「丸いやつ」、毎日当たり前のように押しているけど、正式名称って何だっけ?と思ったことはありませんか?
「これ、なんて呼ぶんだろう」「昔のと今のって何か違うの?」「急に反応しなくなったんだけど!」
そんなモヤモヤや困りごと、この記事ですべて解決します。
この「丸いやつ」の正式名称はホームボタン。iPhoneの操作性を支える超重要なパーツです。この記事では、ホームボタンの基礎知識から進化の歴史、便利な設定方法、そして「壊れたかも…」というときの対処法まで、徹底的に解説します。
iPhoneの「丸いやつ」ことホームボタンってそもそも何?
iPhoneの顔とも言えるこのボタン。まずは基本のおさらいからいきましょう。
ホームボタンの正式名称と基本的な役割
この「丸いやつ」、正式にはホームボタンといいます。名前の通り、どんなアプリを使っているときでも、このボタンを押せばホーム画面に戻れるという、iPhone操作の基本中の基本を担っています。
でも、役割はそれだけじゃないんです。
- シングルクリック(1回押し): ホーム画面に戻る
- ダブルクリック(2回押し): アプリの履歴を表示(アプリ切り替え)
- トリプルクリック(3回押し): 設定によっては画面の拡大表示やVoiceOverなど、アクセシビリティ機能を起動
- 長押し: Siriを起動(iPhone 6s以前の機種など)
たった一つのボタンでこれだけの操作ができる、まさにiPhone操作の要です。
このボタンが付いているiPhoneと付いていないiPhone
最近のiPhoneに買い替えた方の中には「あれ?ボタンがない!」と驚いた人もいるはず。実はiPhoneは、2017年に発売されたiPhone Xを境に、ホームボタンのないデザインに大きく舵を切りました。
- ホームボタンあり(伝統的なモデル): iPhone 6s/7/8シリーズ、iPhone SE(第1世代、第2世代、第3世代)
- ホームボタンなし(顔認証モデル): iPhone X以降のXS、11、12、13、14、15、16シリーズなど
つまり、今でも現役で使えるiPhoneのうち、ホームボタンが付いているのは「SEシリーズ」と中古で流通する「8シリーズ以前」ということになります。
進化し続けたホームボタンの歴史
「昔のiPhoneと今のiPhoneで、ホームボタンの押した感じが違う気がする…」その感覚、鋭いです。ホームボタンは見た目はほぼ同じでも、中身は大きく進化してきました。
初代iPhoneからiPhone 5sまで:物理的に「カチッ」と押す時代
初代iPhoneからiPhone 5sより前のモデルまでは、ホームボタンは物理的なスイッチでした。指で押し込むと「カチッ」という確かなクリック感があり、バネの力で戻ってくる、いわゆる普通のボタンです。
長年使っているとヘタってきたり、戻りが悪くなることもあった、あの時代のボタンですね。
iPhone 5sの革命的機能:Touch ID搭載
2013年発売のiPhone 5sで、ホームボタンは大きな進化を遂げます。それが指紋認証センサー「Touch ID」の搭載です。
ボタンの表面がサファイアクリスタルで覆われ、その下に指紋を読み取るリングが内蔵されました。これにより、パスコードを入力しなくても、指を置くだけでロック解除やApp Storeでの購入ができるように。この「ホームボタンに指を置く=認証」という自然な流れは、当時としては画期的でした。
注意: Touch IDは、iPhoneのセキュリティの核となる部品です。本体のロジックボードと1対1で紐づいているため、後述する修理の話で非常に重要になってきます。
iPhone 7でさらに進化:感圧式とTaptic Engine
2016年のiPhone 7では、さらに大きな変革が起きました。なんと、ホームボタンが物理的に押せなくなりました。
え?と思うかもしれませんが、iPhone 7以降のホームボタンは、押そうとしても凹みません。指で触れると、その振動を感知して、本体内部の「Taptic Engine」という部品が「カチッ」という振動を返してくれる仕組みです(感圧タッチ方式)。
これにより、物理的な可動部品がなくなったことで耐久性が向上。また、設定で押したときの振動の強さを3段階から選べるようになり、自分好みのクリック感にカスタマイズできるようになりました。
iPhone X以降:ジェスチャー操作への移行
そして2017年、iPhone Xの登場により、ついにホームボタンは姿を消します。代わりに登場したのが、画面の下から上にスワイプするジェスチャー操作。ホームボタンが担っていた役割は、すべてこの直感的なスワイプ動作に引き継がれました。
最初は「ボタンがないと不安…」と思った人も、今ではすっかりこの操作に慣れているのではないでしょうか。それほど、このジェスチャー操作は自然で洗練されているんです。
知っておくと便利!ホームボタンの設定とカスタマイズ術
「うちのiPhone、もう少しホームボタンの反応を敏感にできないかな?」そんなときは、ちょっとした設定が効きます。
押し心地を自分好みに変える方法
iPhone 7以降の感圧式ホームボタンをお使いの方は、クリック感を調整できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「サウンドと触覚」をタップ
- 「ホームボタンのクリック感」で3種類から選べます
「弱い」「中間」「強い」があるので、実際に押してみて、一番しっくりくる強さを選んでみてください。
物理ボタンが壊れても安心「AssistiveTouch」完全活用ガイド
ホームボタンが万が一故障したときや、物理ボタンをなるべく使いたくないときの強い味方が「AssistiveTouch」です。
これをオンにすると、画面上に浮かぶ丸いボタン(これも「丸いやつ」ですね)が表示され、ホームボタンの代わりになります。
でも、AssistiveTouchの真の実力はカスタマイズにあります。「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」から、この画面上のボタンの動作を自由に変えられるんです。
- シングルタップ: 通知センターを開く
- ダブルタップ: スクリーンショットを撮る
- 長押し: 音量を下げる
…なんて設定も可能。つまり、自分だけの便利ショートカットボタンとして活用できるんです。物理ホームボタンが壊れたときの「保険」としてだけでなく、操作性を拡張する「便利ツール」として、一度じっくり設定を見直してみるのもおすすめです。
「iPhoneの丸いやつが動かない!」原因と対処法
さて、ここからは切実な悩みである「ホームボタンが反応しない」問題について。焦らず、以下の順番でチェックしてみてください。
まずはこれ!ソフトウェア的な対処法
意外と見落としがちなのが、ソフトウェア側の問題です。
- 画面をきれいに拭く: 指や画面の汚れ、脂で認識が悪くなることがあります。特にボタン周りを乾いた柔らかい布で優しく拭いてみましょう。
- iPhoneを再起動する: 一時的な不具合であれば、再起動で直ることがほとんどです。
- iOSをアップデートする: システムのバグが原因の場合も。最新のiOSにアップデートしてみましょう。
もしかしたらハードウェアの問題かも?症状をチェック
ソフトウェア的な対処をしても改善しない場合、ハードウェアの故障を疑います。
- 全く反応しない、クリック感が全くない
- 特定の場所を押さないと反応しない
- 水没させてしまった
- 落とした衝撃で画面が割れたり、本体が歪んだりした
これらの症状に当てはまるなら、残念ながらハードウェアの故障である可能性が高いです。
もしもの時のための修理ガイド
「もうホームボタンが完全に壊れたかも…」というとき、どうすればいいのか。選択肢は主に3つあります。
1. Apple正規サービスプロバイダ(Apple Store、正規修理店)
一番確実で安心なのがこちら。最大のメリットは、修理後もTouch IDが使えることです。
先ほどTouch IDは本体と紐づいていると説明しましたが、Apple正規の修理ではその紐づけを適切に引き継ぐ、または本体ごと交換してくれます。つまり、修理後も指紋認証が機能するんです。
デメリットは料金が比較的高めなこと。ただ、データの安全性や修理品質を考えると、iPhoneに詳しい人はまずここを検討します。料金は機種によって異なるので、Appleの公式サイトで確認できます。
2. 街のスマホ修理店
「少しでも安く」「すぐに直したい」という場合は、非正規の修理店という選択肢もあります。最近はショッピングモールなどにもたくさん店舗がありますね。
注意すべきなのは、非正規修理店でホームボタンを交換すると、ほぼ確実にTouch IDが使えなくなるということです。指紋認証の機能は完全にロストします。また、交換する部品が純正品ではない場合が多く、防水性能が落ちたり、クリック感が純正と違ったりするリスクもあります。
店舗を選ぶ際は、実績や口コミ、保証期間をしっかり確認しましょう。
3. 自分で修理する(DIY)
ネットで部品を買って自分で直す、という上級者向けの道もあります。しかし、これはかなりのハードルが高いです。
特にiPhoneのホームボタン修理は、極小のケーブルを扱う繊細な作業。失敗して画面を割ってしまったり、最悪の場合、本体そのものを壊してしまうリスクもあります。何より、やはりTouch IDは二度と使えなくなります。
どうしても自分でやりたいという凝り性な人以外には、あまりおすすめできる方法ではありません。
修理に関する最重要ポイント
どの修理方法を選ぶにせよ、絶対に覚えておいてほしいのは、Touch ID搭載機種(iPhone 5s以降でホームボタンがある機種)の場合、ボタンだけを交換すると指紋認証が永久に使えなくなるという事実です。
これはセキュリティ上の理由から、Appleがハードウェアレベルでロックをかけているためです。「安い修理屋でボタンだけ交換してもらおう」と考えている人は、必ずこの点を理解しておきましょう。
いかがでしたか?毎日触る「iPhoneの丸いやつ」にも、こんなに深い歴史と秘密が隠れていました。
今なお現役で活躍するSEシリーズなど、ホームボタン付きiPhoneを使っている方は、このボタンのありがたみを感じながら、ぜひ今日紹介した設定や知識を活用してみてください。そしてもし壊れてしまったときは、慌てずにこの記事を思い出して、自分に合った正しい選択をしてくださいね。
