「せっかく撮った動画、あとで見返したらザーッというノイズが入ってて台無し…」
「大事な講義の録音、家で聞き返したら周りの雑音がすごくて聞き取れない…」
こんな経験、一度はありますよね。
実はこれ、iphoneだから仕方ない、ってわけじゃないんです。
ちょっとした対策と、適切なアプリを使えば、音声は驚くほどクリアになります。
この記事では、ノイズが入る原因から、事前にできる簡単な対策、そして目的別におすすめのノイズ除去アプリまで、まるっと解説します。
もうノイズで悩まないための方法、ぜひ最後まで見ていってください。
なんでiphoneの音声にノイズが入るの?原因を理解しよう
ノイズを除去する前に、そもそも「何がノイズの原因なのか」を知っておくと、対策がグッとラクになります。原因は大きく分けて3つ。
身の回りの環境音(ザワザワ、ゴーッという音)
エアコン、冷蔵庫、PCのファン、外の交通騒音…。これらの音は、私たちが思っている以上にマイクが拾ってしまいます。特に静かな場所で録音したつもりでも、家電の「サーッ」というホワイトノイズは録音されがち。
iPhoneの持ち方・置き方による摩擦音(サワサワ、ゴソゴソという音)
動画撮影中にiphoneを持つ手が動いて本体を擦る音、机に直置きした時の振動音。これらは「タッチノイズ」と呼ばれ、低音のゴツゴツした音として録音されます。マイクが本体の振動を拾っちゃうんですね。
風の音(ボボボーッという音)
屋外での撮影で天敵なのが「風切り音」。マイクの穴に風が直接当たると、破裂音のようなゴーッという音が入ります。iphoneのマイクはとても小さく、風の影響をモロに受けやすいんです。
撮影・録音前にできる!音声をクリアにする4つの事前対策
ノイズ除去アプリもすごいですが、できれば「最初からキレイな音で録りたい」ですよね。ここでは、お金をかけずに今日からできる対策を紹介します。
1. マイクの位置を意識する
iphoneのマイクは、機種によって場所が少し違いますが、主に底部、背面カメラ横、前面レシーバー付近の3箇所にあります。
動画撮影時は主に背面カメラ横のマイクが使われるので、そこを手で塞いでいないか確認しましょう。
2. 置き場所を工夫する
机の上に直置きすると、ちょっとした振動がモロに入ります。代わりに、柔らかい布やタオルを敷くだけでもタッチノイズは激減します。専用のスタンドがあればなおベター。
3. 録音環境を見直す
エアコンや冷蔵庫、静かなはずの部屋でも実はPCのファンが回っていて…なんてことはよくあります。録音前に一度、耳をすませて不要な騒音源をオフにしましょう。
4. 純正アプリの設定を確認する
「ボイスメモ」アプリを使うなら、設定アプリから「ボイスメモ」→「音声を録音」で「ロスレス」を選んでみてください。ファイルサイズは大きくなりますが、後でノイズ除去する際に、より高品質な処理ができます(ただし、機種やiOSのバージョンによって設定名が異なる場合があります)。
どうしても風が強い日は、後述するアプリの力を借りるか、そもそも撮影を避けるのが無難です。
【目的別】iphoneノイズ除去アプリおすすめ10選
さて、ここからが本題。事前対策しても入っちゃったノイズは、アプリの力で除去していきましょう。一口にノイズ除去アプリと言っても、得意なことが違います。あなたの目的に合わせて選んでください。
手軽にサクッと除去したいならこの2選
1. Krisp
どんな人向け?: ボイスメモやインタビュー音声をワンクリックでキレイにしたい人
もともとはオンライン会議のノイズ除去で有名なサービス。その実力は折り紙付きです。iphoneアプリなら、録音済みのファイルを読み込んで、AIが話し声以外のノイズを自動で消してくれます。操作は本当にワンクリック。とにかく簡単に、それなりに良い感じにしたいならこれ。
2. Audio Cleansing: Remove Noise
どんな人向け?: 少しだけ自分で調整したい人
シンプルながら、「この部分のノイズを消したい」と範囲を指定して、ノイズのサンプルを選ぶ「ノイズプロファイル」方式のアプリ。Krispのような全自動AIとは違い、ノイズだけを選んで消す古典的ですが確実な方法です。無料版でも結構使えます。
動画の音声を編集しながらキレイにしたいならこの3選
3. CapCut
どんな人向け?: TikTokやリールなど、動画編集アプリで完結させたい人
バイトダンス(TikTokの親会社)が提供する無料動画編集アプリ。もうこれ、神レベルです。
音声編集機能が異様に充実していて、「ノイズ除去」ボタンをポチッとするだけで、AIが見事に背景ノイズを消してくれます。しかも無料。これだけで済ませられるなら、他に何もいらないかもしれません。
4. iMovie
どんな人向け?: 無料で純正の安定感が欲しい人
iphoneユーザーなら誰でも無料で使えるApple純正の動画編集アプリ。実はこれ、オーディオの「ノイズリダクション」機能が地味に便利。動画をタイムラインに置いて、オーディオ設定からスライダーを動かすだけでノイズを低減できます。
CapCutほどの劇的な効果はないかもしれませんが、余計な広告もなく、シンプルに仕上げたい人におすすめ。
5. LumaFusion
どんな人向け?: モバイルでプロ並みの動画編集をしたい人
「モバイル版Final Cut Pro」とも呼ばれる、プロ向けの高機能動画編集アプリです。値段はしますが、買い切り。ノイズゲートやイコライザーを自分で細かく設定できるので、動画編集者でiphone一本で仕事したい、という人には必須レベルでしょう。
ポッドキャストや音楽制作など、音声にこだわりたいならこの3選
6. Ferrite Recording Studio
どんな人向け?: ポッドキャストを始めたい人、録音も編集もこれ一つで済ませたい人
ポッドキャスト制作アプリの決定版です。録音品質が高いのはもちろん、内蔵のノイズリダクションツールが非常に優秀。選択した部分のノイズを「学習」して、精度高く除去してくれます。オーディオユニット(AUv3)プラグインにも対応しているので、こだわる人はさらに機能を拡張できます。
7. Auria Pro
どんな人向け?: iphoneで本格的な音楽制作をする人
これはもう、完全にプロ用のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)です。PC用のプロ仕様プラグイン(WavesとかFabFilterとか)を追加購入して使えるので、スタジオクオリティのノイズ除去が可能です。値段と機能が本格的すぎるので、「音楽制作でがっつり使う」人以外はオーバースペックかも。
8. Adobe Podcast
どんな人向け?: 録音環境が悪くても、魔法のようなクオリティにしたい人
これ、ほんとに魔法です。Adobeが提供するWebサービスで、iphoneで録ったファイルをアップロードして「Enhance Speech」ボタンを押すだけ。すると、なんちゃって録音が突然、プロのポッドキャストスタジオで喋ったみたいにクリアになります。AIの力、すごすぎる。無料版でも試せるので、まずは一度体験してみてほしい。
PC派におすすめ!パソコンと連携して本格処理
9. Audacity
どんな人向け?: 無料で、自分でコツコツ調整したい人
昔からある定番の無料オーディオ編集ソフト(PC用)。見た目はちょっと古いですが、機能は超本格的。「ノイズプロファイル」を選択して除去する機能は、無料とは思えない精度です。使い方を覚えるまでちょっと時間はかかりますが、慣れれば自由自在。
10. Final Cut Pro
どんな人向け?: Macで動画編集をしているプロ・準プロ
Macユーザー向けのプロ動画編集ソフト。搭載されている「自動インテリジェントノイズ除去」は、機械学習で会話音声とノイズを分離し、自然に処理します。iMovieと同じApple製ですが、その性能はケタ違い。動画編集を仕事にしている人なら、一度は触ってみる価値ありです。
ノイズ除去アプリを使うときの3つの注意点
便利なノイズ除去アプリですが、使い方を間違えると逆効果になることも。最後に注意点をまとめておきます。
1. やりすぎると音声が不自然になる
ノイズを強く消しすぎると、声がこもったり、逆に金属的な変な音(アーティファクト)が出ることがあります。「完全に消す」よりも「気にならなくする」くらいの心持ちで調整するのがコツです。
2. 録音状態が悪すぎると復元は難しい
超満員のライブ会場で撮った遠くの人の声とか、LINE通話を録音した超圧縮音声とか。こういうのは、どんなにすごいAIでも完全に復元するのは難しいです。「最初の録音が命」ということを忘れずに。
3. 無料版には制限がある
無料アプリでも高機能なものは多いですが、書き出し時間に制限があったり、透かしが入ったりすることがあります。長期間使うなら、有料版の購入も検討しましょう。
まとめ:自分に合った方法で、iphoneの音声をクリアにしよう
iphoneのノイズ除去、いかがでしたか?
結論としては、
- とにかく手軽なら CapCut
- 音声ファイルだけを高品質にしたいなら Adobe Podcast
- 無料でコツコツやるなら iMovie や Audacity
このあたりを選んでおけば、間違いないでしょう。
事前のちょっとした対策と、今回紹介したアプリを組み合わせれば、あなたのiphoneはもっと高音質な録音マシンに変わります。
ぜひ、ノイズのないクリアな音声で、動画やポッドキャストのクオリティを一段上げちゃってください!
