旅行や子供の成長記録、大切なイベントの写真。たくさん撮りためた写真を、ただ見返すだけじゃもったいないですよね。iPhoneのスライドショーに音楽をのせれば、思い出がもっと感動的に、もっとおしゃれな作品に生まれ変わります。
でも「やり方がわからない」「音楽ってどうやって入れるの?」「SNSにアップするとき著作権が心配…」そんな風に思っていませんか?
大丈夫です。この記事では、iphone初心者の方でもすぐに実践できる、スライドショーへの音楽追加方法から、ワンランク上のおしゃれな仕上げ方まで、まるっと解説します。標準機能から便利なアプリまで、あなたの目的にぴったりの方法がきっと見つかりますよ。
iPhoneの標準機能で作るスライドショーと音楽の入れ方
まずは、iPhoneに最初から入っている「写真」アプリだけでできる方法から。一番手軽で、すぐに試せるのが魅力です。
「メモリーズ」機能なら自動でおしゃれな動画が完成
写真アプリを開いて、「For You」タブを見てみてください。そこには「メモリーズ」という、iPhoneが自動で作成してくれたスライドショーが表示されているはずです。
この機能、実はかなり優秀で、撮影日や写っている人物、場所をもとに写真や動画を自動で選び、BGMやエフェクトまで付けて1本の動画にしてくれるんです。
基本的な操作手順
- 写真アプリを開き、「アルバム」→「メディアの種類」→「メモリーズ」と進む
- 見たいメモリーズをタップして再生
- 画面をタップすると編集メニューが表示される
驚くほど簡単ですよね。でも「自分で選んだ写真で作りたい」「音楽を変えたい」という場合は、次のステップへ進みましょう。
音楽を変更する具体的な手順(Apple Musicとの連携)
自動で作られたメモリーズ、実は音楽も自由に変えられるんです。
- メモリーズを再生中に画面をタップ
- 右下にある「編集」ボタンをタップ
- 画面下部の音符のアイコン(音楽ノート)をタップ
- 「テーマソング」の一覧から好きな曲を選ぶ
選べる音楽は、Apple Musicの膨大なライブラリーや、iPhone本体にダウンロードしてある楽曲が中心です。旅行の思い出には爽やかな曲、子供の誕生日にはアップテンポな楽しい曲など、雰囲気に合わせて選べます。
ただ、ここで一つだけ注意点。Apple Musicの曲を選んだ場合、その曲のサビの部分などが自動的に使われる仕組みになっていて、「ここからここまで使いたい」という細かい調整はできません。「ざっくりと雰囲気重視で作りたい」という時には便利ですが、こだわりたい人にはちょっと物足りないかも。
標準機能の限界と注意点
この標準機能での作成、一番気をつけてほしいのが 「SNSへの共有」 です。
Apple Musicの楽曲を使って作ったスライドショーを、InstagramやYouTube、TikTokにアップしようとすると…音楽が消えていたり、「この動画では音声が無効になっています」なんて表示が出ることがあります。これは著作権の関係で、権利処理されていない楽曲を公開プラットフォームで使えないという決まりがあるから。
「家族や友達とLINEで共有するだけ」なら問題ないですが、SNSで公開したい場合は、別の方法を考えた方が無難です。そのための専用アプリや、著作権フリーの音楽を使う方法を次の章で詳しく紹介しますね。
おしゃれなスライドショーを作れるおすすめアプリ5選
「もっと自由に編集したい」「エフェクトを細かく設定したい」「SNSでかっこいい動画をアップしたい」。そんな欲張りな願いを叶えてくれるのが、専用アプリの力です。App Storeにはたくさんのアプリがありますが、特に人気が高く、実際に使ってみて「これは使える!」と思ったものを厳選して紹介します。
iMovie:無料とは思えない本格編集が可能
Apple純正の動画編集アプリ、iphoneに最初から入っている(または無料でダウンロードできる)iMovie。最初は「難しそう」と感じるかもしれませんが、実はこれが最強の選択肢だったりします。
ここがすごい
- タイムラインに写真を並べて、1枚1枚の表示時間をミリ秒単位で調整できる
- 音楽ファイルを読み込んで、波形を見ながら写真の切り替えタイミングをビタ合わせできる
- ナレーションを入れたり、BGMの音量を自動で下げる「ダッキング」機能も搭載
特に音楽にこだわりたい人には、波形表示が超便利。「この曲のサビが来た瞬間に、一番見せたい写真をドン!と表示したい」というこだわりを実現できます。最初は少し練習が必要ですが、慣れればプロ並みの作品が作れますよ。
Canva:テンプレートで簡単おしゃれに仕上げる
「デザインとか編集ソフトは苦手…」という方に心強いのがCanvaです。もともとはチラシやSNS投稿画像を作るツールとして有名ですが、動画編集機能もめちゃくちゃ充実しているんです。
ここがすごい
- プロが作ったおしゃれなテンプレートが数千種類! 写真を入れるだけで完成する
- おしゃれなフォントやかわいいスタンプが豊富
- Canva内に著作権フリーの音楽が大量に用意されている
「どんな風に作ればおしゃれに見えるかわからない」という人でも、テンプレートを選んで写真を当てはめるだけで、それっぽい作品ができちゃいます。特に女性や、子供の成長記録をかわいく残したいママさんたちに大人気です。
InShot:SNS映えする縦型動画に最適
TikTokやInstagram Reelsなど、縦長のショート動画が流行っていますよね。そんなSNS向けのスライドショーを作りたいなら、InShotが間違いなく便利です。
ここがすごい
- 直感的な操作性で、スマホ操作に慣れていれば誰でもすぐに使える
- 豊富なエフェクトやフィルターで、一気に今っぽい雰囲気に
- 音楽だけでなく、効果音も豊富に用意されている
写真をスライドショーにして、そこに流行りの曲をのせるだけで、見応えのあるショートムービーに。友達に見せたくなるような作品が、あっという間に完成します。
VLLO:高品質なアニメーションで差をつける
「他の人とはちょっと違う、洗練された作品にしたい」という方にはVLLOがおすすめです。有料アプリですが、その価値は十分にあります。
ここがすごい
- 写真と写真の間のトランジション(切り替え効果)がとにかく美しい
- テキストアニメーションがプロ並みにオシャレ
- 細かい部分までこだわって編集できるのに、操作はわかりやすい
特に「結婚式のプロフィールムービー」や「記念日のサプライズ動画」など、少しフォーマルな場面で使いたい時に真価を発揮します。値段はしますが、一度使うと「無料アプリには戻れない」という声も多い、実力派アプリです。
フォトスライドショー:シンプル操作で誰でも使いやすい
「機能は最低限でいいから、とにかく簡単に作りたい!」という方にぴったりなのがフォトスライドショーというアプリ。名前の通りのシンプルさが魅力です。
ここがすごい
- 写真を選んで、音楽を選んで、あとはアプリが自動でつないでくれる
- 操作が3ステップで完了するから、アプリ操作が苦手な高齢の方でも使える
- できあがった動画をLINEで送るのもワンタップ
「難しいことはいいから、とにかく孫の写真を音楽つきで見たい」というおじいちゃんおばあちゃんにもおすすめできる、優しい設計のアプリです。
音楽選びで絶対に押さえたい著作権のルール
さて、ここまでアプリの話をしてきましたが、スライドショー作りで一番の関門とも言えるのが「音楽の著作権」問題です。せっかく苦労して作った動画が、SNSで音なしになってしまったら悲しすぎますよね。
SNS公開時の注意点と著作権フリーBGMのおすすめサイト
まず、大前提として覚えておいてほしいこと。
市販のJ-POPや洋楽、Apple Musicの曲をSNSで公開される動画に使うのは基本的にNGです。
「えっ、でもみんな使ってるよ?」と思うかもしれませんが、それは権利者に見つかっていないだけで、法律的にはグレーゾーンどころか黒に近い行為。最悪の場合、アカウント停止などのペナルティもあります。
じゃあ、どうすればいいの? 安心してください。著作権フリーのBGMを使えば、一切の心配なくおしゃれな動画を公開できます。
おすすめの著作権フリーBGMサイト
- YouTubeオーディオライブラリ
YouTube Studioにアクセスすれば無料で使える、公式のライブラリー。数万曲の中から、雰囲気やジャンル、曲の長さで検索できます。クレジット表記が必要かどうかも一曲ごとに明記されていて安心。 - DOVA-SYNDROME
日本最大級のフリーBGMサイト。J-POPっぽい雰囲気の曲から、落ち着いたピアノ曲、かっこいいロックまで、とにかく種類が豊富。多くの動画クリエイターが愛用している、信頼性の高いサイトです。 - MusMus
シンプルで温かみのある楽曲が多いサイト。特に、風景写真や子供の成長記録など、優しい雰囲気のスライドショーにぴったりの曲が揃っています。
これらのサイトからダウンロードした音楽ファイルをiPhoneに取り込めば、先ほど紹介したiMovieやInShotなどのアプリで自由に使えます。「曲を使っていいのかな?」という心配ゼロで、思う存分クリエイティブな作業を楽しめますよ。
プロっぽく仕上げる!音楽と写真のシンクロ術
せっかく音楽を入れるなら、写真とシンクロさせて、より感動的な作品にしたいですよね。ここでは、ちょっとしたこだわりで一気にクオリティが上がるテクニックを紹介します。
曲の構成に合わせた写真配置のコツ
ほとんどの曲には、イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → アウトロという構成があります。この流れを意識して写真を配置するだけで、見ている人の感情をコントロールできます。
- イントロ: タイトル画像や、これから始まる物語を予感させるような写真を配置
- Aメロ・Bメロ: 旅行で言えば移動中の写真や、会場の準備風景など、物語の導入部分を配置
- サビ: 一番見せたい写真、一番盛り上がった瞬間の写真を集中して配置
- アウトロ: 集合写真や、余韻を残すような風景写真で締めくくる
iMovieなどの波形が見えるアプリなら、曲のどのタイミングでサビが始まるかが一目瞭然。サビの開始位置に一番の見せ場の写真が来るように調整すれば、プロ顔負けの構成になりますよ。
トランジションで印象を変える
写真から写真へ切り替わる時の効果、これを「トランジション」と言います。これも音楽の雰囲気に合わせて選ぶと、より一体感が生まれます。
- アップテンポな曲: 画面がパッと切り替わる「ディゾルブ」や「クロスフェード」がおすすめ。テンポの良い曲調に合います。
- バラードや落ち着いた曲: 写真がフェードインしてくるような、ゆっくりとした切り替えが雰囲気にマッチします。
- 思い出を振り返るような作品: 写真が白黒からカラーに変わるようなエフェクトも面白いですよ。
トランジションは使いすぎると逆に安っぽく見えることも。最初はシンプルな切り替えを基本に、大事な場面だけ印象的なエフェクトを使うのがおすすめです。
よくある質問とトラブルシューティング
最後に、スライドショー作りで実際にユーザーから多い質問をまとめてみました。あなたが困っていることの答えが、ここにあるかもしれません。
Q. 写真アプリで音楽を変えたのに、保存すると元の音楽に戻ってしまう
A. これは標準機能の仕様である場合が多いです。完全にカスタマイズした動画として保存したい場合は、編集後に「ビデオを保存」ではなく、画面収録機能を使うか、最初からiMovieなど編集アプリを使うことをおすすめします。
Q. 指定した長さにBGMをぴったり合わせたい
A. iMovieやInShotなど、タイムライン編集ができるアプリを使いましょう。写真の表示時間を伸ばしたり縮めたりして、曲の長さに合わせることができます。曲の方をカットして短くすることも可能です。
Q. 無料アプリで作ると「このアプリで作成」というロゴが入ってしまう
A. それが「透かし」です。透かしを消すには、有料版を購入するか、透かしが入らないアプリ(iMovieなど)を選びましょう。Canvaの無料版でも、特定のテンプレートを使わなければ透かしは入りません。
Q. 4Kの高画質のまま保存したい
A. 最近の編集アプリの多くは4K書き出しに対応しています。InShotやVLLOなどは設定で画質を選べるので、書き出し前に「1080p」や「4K」など、最高画質を選択しましょう。ただし、画質が高いほどファイルサイズが大きくなるので、LINEで送る場合は注意が必要です。
Q. LINEで送れるサイズにするには?
A. LINEのファイル送信にはサイズ制限があります。あまりに高画質すぎると送れない場合があるので、その時はアプリの書き出し設定で、少し解像度を落として(720pなど)書き出すとスムーズに送れますよ。
まとめ:自分にぴったりの方法で思い出を音楽にのせて
iPhoneで作るスライドショー、いかがでしたか? 標準機能の「メモリーズ」ならクリック一つで、iMovieならこだわり抜いて、Canvaならテンプレートでおしゃれに…と、目的に応じていろんな楽しみ方があります。
音楽の入れ方ひとつで、写真の見え方はガラッと変わります。そして、著作権に気をつければ、作った作品を安心してSNSで共有することもできます。
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひあなただけの特別なスライドショーを作ってみてください。旅行の思い出、子供の成長記録、友達との楽しい時間…。iPhoneのスライドショーにぴったりの音楽を添えれば、その瞬間がもっと輝き出すはずですから。
