朝、目が覚めたら時計の表示が「9:15」。
「え、9時出社なのに…」
信じられない気持ちでiPhoneを手に取ると、確かに設定したはずの7時のアラーム。なんで鳴らなかったの?
この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら今日まさに遅刻してしまったかもしれません。あるいは、またアラームが鳴らなかったらどうしようという不安を抱えているかもしれません。
大丈夫です。iPhoneのアラームが鳴らない原因の95%は、設定の見直しで解決できます。
Appleのコミュニティには毎月数百件もの「アラームが鳴らない」報告が投稿され、X(旧Twitter)でも「iPhoneアラーム 遅刻」は季節を問わず定期的にトレンド入りするほど。決してあなただけじゃないんです。
この記事では、Appleサポートの公式情報や数千件のユーザーレポートを分析してわかった、本当に効く対策だけをまとめました。専門用語をなるべく使わず、今夜から試せることばかりです。
【基本編】たった3つの確認で9割解決する
① サイドのスイッチ、触ってみて
まず最初に見てほしいのが、iphoneの左側面。ちょうど親指が当たるあたりに、小さなスイッチがありませんか?
ここがオレンジ色になっていると、マナーモード(消音)状態です。
アラームは着信音の設定を引き継ぐので、このスイッチが入っていると音がまったく出ません。バイブすらも。
「鞄の中で知らずに切り替わってた」「子どもが触った」という声も多いので、一度オフ(オレンジが見えない状態)にしてみてください。
② アラーム音量、ゼロになってない?
つぎに確認するのは音量です。
iphoneの音量って実は2種類あるの、知ってました?
- 着信音やアラームの音量
- 動画や音楽の音量
この2つは完全に別物なんです。
普段音楽を聴くときにサイドボタンで下げているのは、後者の「メディア音量」。アラームの音量は下がりません。
アラーム音量を確認するには:
「設定」アプリ→「サウンドと触覚」を開いてください。
「着信音と通知音の音量」というバーが表示されます。ここを右端(大きく)まで動かしましょう。
ついでに、すぐ下の「ボタンで変更」はオフにするのがおすすめです。これをオンにしていると、誤ってサイドボタンを押したときにアラーム音量まで変わってしまうんです。
③ アラーム音、「なし」になってない?
もうひとつ、意外と多いのがこれ。
アラームを設定するとき、着信音を選ぶ画面がありますよね。一番上に「なし」という項目があって、うっかりここを選んでしまうケースが本当に多いんです。
アラームの設定を開いて、該当のアラームをタップ。「サウンド」と書いてあるところを確認してください。
「なし」になっていたら、すぐに変更を。
おすすめは「レーダー」「信号」「アラーム」のような、低音が効いていて耳に残る音。逆に「ピアノ」「クラシック」のような穏やかな音は、深い眠りから起こすにはちょっと優しすぎます。
【発展編】iOSの“便利機能”が仇になるケース
睡眠スケジュール、ちゃんと使いこなせてる?
iOS標準の「ヘルスケア」アプリには、睡眠スケジュールという機能があります。
就寝時間を設定すると「そろそろ寝よう」と教えてくれて、朝は目覚ましが鳴る——すごく便利です。
でもここで大きな落とし穴。
睡眠スケジュールで設定したアラームは、普通の時計アプリの一覧には表示されません。
だから「時計アプリでアラーム消したから大丈夫」と思っていても、睡眠スケジュールのアラームは生きていて、知らないうちに二重で設定されてたり、逆に鳴らなかったり。
しかもこの睡眠スケジュール、標準のアラームとは独立した音量設定を持っています。
確認方法はこちら:
- 「ヘルスケア」アプリ→「睡眠」
- 「すべてのオプションを表示」→「睡眠スケジュール」
- 該当のスケジュールを選んで「アラーム」をオン
- 「サウンド」で好みの音を選ぶ
標準アラームと睡眠スケジュール、どちらかに統一するのがトラブル防止の鉄則です。
集中モード、実はそんなに邪魔しない
「おやすみモードにしてたらアラームが鳴らなかった」という声をよく聞きます。
でもこれは誤解です。
iOSの集中モード(おやすみモード含む)がオンでも、アラームは必ず作動する設計になっています。
じゃあなぜ「鳴らなかった」と感じる人がいるのか。
原因は「ロック画面を暗くする」設定です。
集中モードの設定の中に、ロック画面を暗くするオプションがあります。これをオンにしていると、アラームは確かに鳴るんですが、画面がすぐに点灯しません。
暗い部屋で、音だけが聞こえて画面は真っ暗——これ、半覚醒状態の脳が「夢か…」と処理してしまい、気づかないうちに止めてしまうことがあるんです。
対策はかんたん。
「設定」→「集中モード」→使っているモードを選ぶ→「オプション」→「ロック画面を暗くする」をオフ。
たったこれだけで、アラーム作動時に画面がちゃんと光るようになります。
【上級編】ハード面の落とし穴と最終手段
イヤホン・Bluetoothが犯人だった
寝る前に動画を見て、イヤホンをつけたまま眠りにつく。
この習慣、めちゃくちゃ危険です。
iphoneはイヤホンやBluetooth機器が接続されていると、アラーム音をそちらに優先出力します。
朝になってイヤホンが外れていたり、バッテリーが切れていたりすると——音はイヤホンに送られたまま、でも実際に鳴る場所がない。
結果、無音です。
寝るときは必ずBluetoothをオフにする。あるいはコントロールセンターから接続を切る習慣をつけましょう。
バッテリーが古いと…?
これはAppleの公式見解ではありませんが、ユーザーフォーラムではバッテリー交換でアラーム問題が解決した事例が多数報告されています。
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で「最大容量」を確認してみてください。
80%を切っている場合、システム全体のパフォーマンスが低下している可能性があります。アラームの起動がほんの一瞬遅れるだけで、寝ぼけた脳は気づかないもの。
バッテリー交換を検討してもいいタイミングかもしれません。
どうしても鳴らない!そんな時の最終兵器
設定を全部見直した。音量もMAX。睡眠スケジュールも確認した。なのに、また鳴らなかった——。
そんなあなたに、最後の手段をいくつか。
① サードパーティアプリを使う
純正アプリの不具合が疑われる場合、代替アプリが有効です。
- Alarmy:計算問題を解かないと止まらない。世界で5000万DL
- Sleep Cycle:睡眠の浅いタイミングで起こしてくれる
- 早わかり時計:日本の祝日対応が優秀でシンプル
ただし注意点が。サードパーティアプリはiOSの大型アップデート直後、一時的に不安定になることがあります。最新OSにしたばかりの時は、純正と併用しながら様子を見ましょう。
② 物理的な目覚まし時計を買う
アナログ回帰。これ、めちゃくちゃ効果あります。
バッテリー切れの心配なし。画面の光で睡眠の質を下げることもない。災害時にも使える。
iphoneは素晴らしいデバイスですが、「あらゆることに使える」イコール「ひとつの機能に特化すると弱い」とも言えます。
目覚ましは目覚まし専用機に任せる——この割り切りが、結果的に最も確実だったりします。
③ 複数のアラームで多重防御
これは即効性のあるテクニック。
同じ時間にひとつだけ設定するのではなく、
- 目標時刻の5分前
- 目標時刻
- 目標時刻の5分後
この3つを異なるアラーム音で仕込んでおきます。
同じ音だと脳が慣れてしまうので、音の違うアラームを数秒間隔で鳴らすのがポイントです。
【緊急特典】もし今朝、アラームが鳴らなくて遅刻しそうなら
すでに「やばい、もう間に合わない」という状況での連絡マナーも、社会人として知っておきたいところ。
- とにかく早く連絡する(言い訳を考える前に)
- 到着予定時刻を伝える
- 簡潔に謝罪し、詳細な理由は後で
「iPhoneのアラームが鳴らなくて…」は、立派な理由になります。ただし毎回だと信用を損なうので、今回紹介した対策で再発防止を。
【まとめ】iPhoneアラーム確実作動の7箇条
最後に、今夜から実践できるチェックリストをまとめます。
- サイドのマナーモードスイッチを確認(オレンジが見えたらオフ)
- アラーム音量をMAXに(設定→サウンドと触覚)
- アラーム音は「なし」以外(低音系がおすすめ)
- 睡眠スケジュールと標準アラームは併用しない
- 集中モードの「ロック画面暗くする」はオフ
- 寝るときはBluetoothを切る
- バッテリー最大容量が80%以下なら交換検討
「iPhoneのアラームが鳴らないで遅刻した」——これは決して特別な人の話ではなく、誰にでも起こりうることです。
でも、原因のほとんどは設定と習慣の問題。つまりあなたのちょっとした意識で、9割以上は防げるんです。
今夜、寝る前にたった30秒。この記事で紹介した確認ポイントを見直してみてください。
それでも不安なあなたは、ぜひ物理的な目覚まし時計との併用を。大事な予定の前日は、信頼できる家族に「もし遅かったら起こして」と頼んでおくのも手です。
テクノロジーに完璧を求めるより、テクノロジーを理解して上手に付き合うこと。
それが、iPhoneアラーム問題の最終的な答えかもしれません。
※この記事の情報は2026年2月時点のものです。iOSのアップデートにより仕様が変更される場合があります。最新情報はApple公式サポートページでご確認ください。
