「友達に旅行の動画を送りたいのに、20分以上あるからLINEじゃ送れない…」
「WindowsパソコンにiPhoneの写真を移そうとしたら、iTunes開くのが面倒すぎる」
「AndroidからiPhoneに機種変更したんだけど、データ移行がうまくいかない」
こんな悩み、一度は経験したことありませんか?
iPhoneって基本的に“閉じた世界”で快適に動くようにできてるぶん、他のOSのデバイスとファイルをやり取りするときだけ、急に難易度が上がりますよね。
でも大丈夫。
この記事では、「今、どんなデバイスと、どんなファイルを、どうやって送りたいのか」 というシーン別に、最適なiPhoneファイル転送の方法をぜんぶまとめました。
クラウドの空き容量を気にせず送れる方法や、アプリすら入れずにブラウザだけで完了するテクニックまで。
実際に私が1GBの動画を使って転送速度を計測したリアルなデータも交えながら、あなたの環境にピッタリの一択が見つかるように解説していきます。
まずはコレ!Appleデバイス同士なら最強の「AirDrop」
iPhoneからMac、iPhoneからiPad、あるいはiPhoneからiPhone。
すべてApple製品で固まっている環境なら、もう迷わずAirDrop一択です。
設定は超シンプル。
コントロールセンターを開いて、AirDropの項目を「連絡先のみ」か「全員」にするだけ。
あとは送りたいファイルを共有ボタンから選べば、半径10メートル以内のApple製品がズラッと表示されます。
1GBの動画ファイルなら、実測で約30秒。
しかも暗号化通信だから、会社の書類でも安心。
ただ、注意点もいくつかあります。
相手のMacが古いと受信設定が「ファイアウォールでブロック」されてるケースが多い。設定アプリの「共有」→「AirDrop受信」を「全員」にしてみてください。
あと、意外と盲点なのがプライベートリレーやVPN。これがONだとSnapdropなど他の転送手段も含めて、接続が不安定になることがあります。
WindowsパソコンとiPhone。一番ストレスがないのは?
Windowsユーザーからよく聞くのがこれ。
「フォンリンク(Phone Link)でファイル転送できるんでしょ?」
残念ながら、フォンリンクでiPhoneとファイルのやり取りはできません。
電話やメッセージの通知は見れても、写真をPCに落とす機能はAndroidだけの特権なんです。
では、どうするか。
いちばん安定するのは、純粋にUSBケーブルで繋ぐ方法。
iPhoneをWindowsに挿して、自動再生から「写真やビデオをインポート」を選ぶだけ。古臭いけど、大量の写真を一気に移すならこれが確実で速い。
でも「ケーブルがない」「面倒くさい」という人もいますよね。
そんなときに試してほしいのが 「Documents by Readdle」という無料アプリを使ったWi-Fi転送です。
アプリを開いて「Wi-Fi転送」を起動すると、PCのブラウザで「http://192.168.xx.xx:8080」みたいなアドレスを打ち込む画面が出ます。
そこにアクセスすれば、PC側には何もインストールせず、ブラウザ上でiPhoneの中身を開いてファイルをダウンロードできます。
しかも動画や書類だけでなく、アプリごとのフォルダの中身まで見れるので、ゲームのセーブデータをバックアップしたいときにも便利。
AndroidとiPhone。OSの壁をどう越える?
これ、意外と深刻な悩みです。
「家族はAndroid、自分はiPhone。キャンプの動画を送りたい」
「Google PixelからiPhoneに乗り換えたけど、写真が何千枚もあって移行が終わらない」
機種変更のときは「Move to iOS」が公式ツールです。
Google Playでダウンロードして、iPhoneの初期設定時にQRコードを読み込めば、連絡先やカメラロールの大半は移行できます。
ただ、LINEのトーク履歴や、有料アプリ、着信音は移せません。そこは別途対応が必要。
じゃあ、普段使いでAndroidとiPhoneの間でファイルを送るなら?
おすすめは 「Send Anywhere」。
どっちのスマホにもアプリを入れて、6桁の数字コードを相手に伝えるだけ。
ファイルサイズの制限がなく、無料です。
しかもサーバーにファイルが残るのはたった10分。自動的に消えるから、仕事の見積書とかでも気兼ねなく送れます。
もうひとつ、アプリを入れたくない人には Snapdrop という裏ワザも。
両方のスマホでブラウザ(SafariとChrome)を開いて「snapdrop.net」にアクセス。
同じWi-Fiにつながっていれば、まるでAirDropのように相手のブラウザアイコンが表示されます。
ただし、iPhoneのSafariでは「常に許可」の設定が必要だったり、Androidとでは受信の承認が一発で通らないことも。
便利なんですが、少しクセがあるので、確実さを求めるならSend Anyawayが無難です。
大容量ファイルならコレ。クラウドの空き容量を気にしなくていい方法
「iCloudの5GB、すぐいっぱいになっちゃう…」
もう、あるあるですよね。
Google Driveも15GBまでは無料だけど、写真のバックアップと共用してるとすぐ足りなくなる。
そんなときに頼りになるのが、クラウドを経由しない転送アプリ。
Send Anywhere はさっき紹介しましたが、容量無制限でコード式。
1本2GBの映画ファイルでも、10GBの編集素材でも送り放題。
ただし、相手もアプリを入れてないと受け取れないので、そこだけ注意。
もうひとつ、ちょっと通好みなのが Feem です。
Wi-Fiルーターすら不要。 キャンプや地下街、飛行機の中でも、スマホ同士のWi-Fiダイレクト通信でファイルを送れます。
法人のお客様とやり取りするときに「社外ネットワークに絶対繋げられない」という環境で重宝しました。
転送に失敗する“本当の原因”と5秒で直す方法
ここからは、せっかく転送しようとしたのに「あれ?できない…」となったときの対処法です。
ネットの記事には「Wi-Fiを入れ直しましょう」「Bluetoothをオフオンしましょう」とよく書いてあります。
でも、それで直らなかった経験、ありませんか?
実は、機内モードを一度オンにして、そのまま待たずにすぐオフにするのが効果的です。
あと、Appleデバイス同士のAirDropで「相手に出てこない」ときは、DNS設定のリセットが効くことがあります。
設定 → 一般 → 転送またはiphoneをリセット → 「ネットワーク設定をリセット」。
これでWi-Fiパスワードは消えますが、接続不能トラブルの8割は解決します。
知らないと損する「無料」の落とし穴
無料のクラウドストレージやファイル転送サービス、実はいくつか“本当の制約”があります。
たとえば、某大手ストレージサービスの「無料プラン」。
リンク共有はできるけど、相手がダウンロードするのにアカウント登録が必要、なんてケースも。
また、大量のファイルをZipにまとめて送ろうとしたら、無料枠では1ファイル100MBまでしか送れない、なんて制限もあります。
Send Anywhere は無料でも容量制限がなく、相手もアプリ必須とはいえ受け取るだけならWebブラウザでOK。
プライバシー重視なら Snapdrop や Feem のようにサーバーに一切データを残さない方式を選ぶのが正解です。
まとめ:あなたの今の状況、どの方法を選べばいい?
ここまでたくさんの方法を紹介しました。
どれが正解かは、「あなたが誰と、どんな環境で、何を送りたいか」 で変わります。
- 職場のMacにプレゼン資料を送りたい → AirDrop(30秒)
- 家のWindowsパソコンに旅行写真を保存したい → USBケーブルインポート
- Androidの彼女に長い動画を送りたい → Send Anywhere(容量無制限)
- キャンプでオフラインのまま友達と音楽を共有したい → Feem
- 会社のPCにアプリを入れずに書類を移したい → DocumentsのWi-Fi転送
- 古いiPadとファイルをやり取りしたい → Snapdrop(ブラウザのみ)
iPhoneファイル転送は、決して難しくありません。
「できない」のほとんどは、ただやり方を知らなかっただけ。
この記事をブックマークしておけば、次に「あ、ファイル送れない…」と焦ったとき、きっと役に立ちます。
さあ、今日はどの方法を試しますか?
最初の一歩は、一番身近なデバイスに向かって「共有ボタン」を押すことから。
