iPhoneを使っていて、「画面が勝手に回転して困る」「くるくるマークがずっと回り続けて操作できない」と悩んだことはありませんか?実はこのふたつの「くるくる」問題、原因も解決策もまったく別もの。この記事では、画面の回転ロックからフリーズ時の強制再起動まで、今日から使える確実な対処法を全てご紹介します。
「くるくる」の正体はふたつ。あなたの症状はどっち?
まず、自分のiPhoneで起きている問題を正しく見極めましょう。同じ「くるくる」でも、実は全く別の現象です。
1. 画面が回転してしまう、もしくは回らなくなる問題
これは「画面の向き」に関する問題です。スマホを横に倒したのに画面が回転しない、または逆に、縦向きで使いたいのに勝手に横向きになってしまう症状です。画面上部やコントロールセンターに表示される「鍵と矢印」のマークが関係しています。
2. 操作中に「くるくる」マーク(ビービーカーソル)が止まらない問題
これは「システムの応答」に関する問題です。アプリを開いたときや操作中に、画面中央や読み込み中に表示される丸い回転マークが消えず、操作ができなくなってしまう状態です。いわゆる「フリーズ」や「固まった」状態に近いです。
最初に症状を確認することで、適切な対処法へスムーズに進められます。 どちらの症状かハッキリしたら、さっそく解決策を見ていきましょう。
画面が回転しない・勝手に回る時の7つのチェックポイント
画面の回転に関しては、ほとんどが設定やちょっとした盲点が原因です。以下の手順を順番に試してみてください。
1. 画面回転ロックを確認する
これが最も多い原因です。コントロールセンターを開き(iPhone X以降は画面右上端から下にスワイプ)、「鍵と回転矢印」のアイコンを探してください。アイコンがハイライト(オレンジ色)になっていたら、タップしてオフにします。縦向き固定が解除され、画面が回転するようになります。
2. 使っているアプリ自体が横向き対応か確認する
意外に見落としがちなのが、アプリの仕様です。全てのアプリが横向き表示に対応しているわけではありません。今使っているアプリだけで回転しない場合は、確実に横向き対応の「Safari」や「計算機」アプリなどで試してみてください。他のアプリでは回るなら、それはあなたのiphoneの設定ではなく、そのアプリ自体の制限です。
3. 「ズーム」機能をオフにしてみる
「設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」と進み、「ズーム」機能がオンになっていないか確認しましょう。特に古い機種では、この機能がオンになっていると画面回転に影響することがあります。普段使わない機能なら、オフにしておくことをおすすめします。
4. コンパスと位置情報の設定を見直す
画面の向きを感知するセンサーは、コンパス(地磁気センサー)と連動している場合があります。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「システムサービス」で「コンパスの調整」がオンか確認
- 「設定」→「コンパス」で「真北を使用」を一旦オフにしてみる
これらを調整することで、センサーの補正がリセットされ、問題が解決することがあります。
5. ケースやフィルムの影響を疑う
特に磁石が入ったケースやポップソケット、サイズの合わないガラスフィルムは、iphone内蔵のセンサーを妨害する可能性があります。全てのケースと保護フィルムを外して試すのが確実です。これだけで正常に戻れば、アクセサリーが原因だったということですね。
6. デバイスを再起動する
一時的なソフトウェアの不具合は、シンプルな再起動で解決することがとても多いです。電源を一度切ってから再度入れ、問題が解消するか確認してみてください。
7. iOSを最新バージョンにアップデートする
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」をチェックし、最新のiOSがインストールされているか確認しましょう。アップデートには不具合の修正が含まれていることが多く、またアップデート作業自体がシステムを整える効果もあります。
ここまでのステップで、ほとんどの画面回転問題は解決するはずです。もしまだ解決しない場合は、後ほど説明する「ハードウェア故障の可能性」も考慮する必要があります。
「くるくる」マークでフリーズ!操作不能時の緊急対処法
次に、操作中に「くるくる」マーク(ビービーカーソル)が消えず、画面が固まってしまったときの対処法です。焦らず、以下の手順を試してみてください。
1. まずは待つ。強制終了を試みる
軽度の不具合なら、数十秒待つだけで回復することがあります。それでもダメな場合、問題のアプリだけを強制終了させます。ホームボタンのない機種では、画面下端から上にスワイプして途中で止め、アプリスイッチャーを表示させ、問題のアプリのカードを上にスワイプして終了させます。
2. ネットワークを切り替えてみる
ウェブサイトの読み込み中や動画のストリーミング再生中に「くるくる」が止まらない場合、通信環境に問題がある可能性が高いです。Wi-Fiとモバイルデータを切り替えたり、機内モードをオン/オフしたりして、状況が変わるか確認してみてください。
3. ストレージの空き容量をチェックする
iphoneのストレージがほぼ満杯になっていると、システムの動作が極端に遅くなり、「くるくる」状態が頻発することがあります。「設定」→「一般」→「iphoneストレージ」で空き容量を確認し、少なくとも数GBの空きは確保するように心がけましょう。写真や動画の整理、使わないアプリの削除が効果的です。
4. アプリを再インストールする
特定のアプリだけで頻繁に問題が起きる場合、アプリのデータ自体に不具合が生じている可能性があります。アプリを長押しして削除し、App Storeから再度インストールしてみてください。削除するとゲームのセーブデータなども消える可能性があるので、バックアップやクラウド保存がされているか事前に確認することをお忘れなく。
5. 最終手段:強制再起動を実行する
画面が完全に反応しなくなったら、強制再起動が最も有効な解決策です。通常の再起動とは手順が異なるので、お使いの機種に合わせて試してください。
- iPhone 8以降、iPhone SE(第2世代以降):音量を上げるボタン→音量を下げるボタン→サイドボタンの順に、素早く押して放します。最後のサイドボタンだけは、Appleロゴが表示されるまで長押しし続けてください。
- iPhone 7/7 Plus:サイドボタンと音量下げボタンを同時に、Appleロゴが表示されるまで長押しします。
- iPhone 6s以前、iPhone SE(第1世代):ホームボタンとサイドボタン(またはトップボタン)を同時に、Appleロゴが表示されるまで長押しします。
強制再起動でも問題が解消せず、特に以下のような状況に当てはまる場合は、ハードウェア(物理的な故障)を疑う必要があります。
それでもダメなら?ハードウェア故障の可能性と次の行動
ソフトウェアや設定の調整を全て試しても状況が改善せず、以下の項目に当てはまる場合は、iphone本体の内部センサーや部品に問題がある可能性が高まります。
ハードウェア故障が疑われる具体的なサイン
- 過去にiphoneを床などに落とした、水没させた経験がある
- 全てのアプリ、全ての画面で回転しない(電卓アプリなど確実に横向き対応の標準アプリでもダメ)
- 「測距儀」アプリ内の「水準器」機能がまったく反応しない(センサーを直接使う機能)
- 強制再起動を繰り返しても、すぐに同じ「くるくる」フリーズが再発する
修理に出す前の最終確認と心構え
ハードウェア故障が濃厚だと判断したら、次のステップを検討します。
- Apple正規サービスの利用:Apple Storeや正規サービスプロバイダーに診断してもらうのが最も確実です。ただし、保証期間外だと基板修理等で高額(数万円)になる可能性があるため、事前の見積もり確認が必須です。修理時にはデータが消去される可能性が非常に高いので、必ずiCloudやPCへのバックアップを済ませておきましょう。
- 信頼できる独立系修理店の選択:正規サービスより安価に、かつデータを残したまま修理を試みてくれる店舗もあります。その代わり、非正規部品が使われるリスクや、修理後にAppleの保証が受けられなくなる可能性を理解する必要があります。口コミや保証内容(例:修理後90日保証など)をしっかりチェックして店選びをしましょう。
- 修理か買い替えかの判断:古い機種で修理費が高額になりそうな場合、思い切って買い替えを検討するのも現実的な選択肢です。故障したiphone下取りに出せる場合もあるので、総合的に判断してください。
まとめ:iPhoneの「くるくる」問題は、まずは慌てず確実な対処を
今回は、iPhoneの「くるくる」に関するふたつの代表的な問題と、その段階的な解決方法について詳しく解説してきました。
画面の回転問題は、ほとんどが「画面回転ロック」「アプリの仕様」「ケースの干渉」といったシンプルな原因で、自分で簡単に解決できます。まずはコントロールセンターのアイコンをチェックし、ケースを外して試してみるのが第一歩です。
一方、操作不能になる「くるくる」フリーズ問題は、アプリの強制終了やストレージの整理、そして最終的には強制再起動が有効です。症状に合わせて、一つひとつの方法を試していくことで、ほとんどの場合は復旧できるはずです。
これらの対処法を試しても改善せず、ハードウェア故障のサインが複数当てはまるようであれば、無理をせずに専門家の診断を仰ぎましょう。日頃からバックアップを取る習慣があれば、万が一の修理や買い替えの時も安心です。
iPhoneの「くるくる」が止まらないトラブルも、原因を見極めて適切に対処すれば、必ず解決の道が見えてきます。 この記事が、あなたの愛用するiphoneをスムーズに使うためのお役に立てれば幸いです。
