スマホライフが長くなるほど、あちこちに増えていく「お気に入り」。Safariのブックマーク、大切な写真、よく連絡する人…。いつの間にかごちゃごちゃになって、「あのサイト、もう使ってないのに削除したい」「写真の整理をしたい」と思ったことはありませんか?
実は、iPhoneの「お気に入り」は一つではなく、使うアプリによって意味も管理方法も全く違います。多くの人が「削除の仕方がわからない」と感じるのは、このためかもしれません。
この記事では、iPhone「お気に入り」削除について、Safari、写真、連絡先など、場所ごとに具体的な手順を解説します。よくある「削除したはずなのに消えない」という悩みの原因とその解決策もお伝えするので、スマートにiPhoneを整理整頓していきましょう。
あなたの「お気に入り」はどこにある? 3つの主な場所
まず大前提。iPhoneには「お気に入り」という単一の機能はありません。主に次の3つの場所で、それぞれ異なる目的で使われています。
- Safariのブックマーク「お気に入り」
ウェブサイトを素早く開くためのブックマークフォルダです。Safariを開いたとき、アドレスバーのすぐ下に表示されるのがこれです。 - 写真アプリの「お気に入り」アルバム
写真にハートマーク(♡)をつけると自動的に集められるスマートアルバムです。アルバムタブの中にあります。 - 連絡先アプリの「よく使う連絡先」
電話アプリの連絡先タブの上部に表示される、よくかける相手のリストです。「お気に入り」と呼ばれることもあります。
「削除したい」と思ったら、まずどこのお気に入りの話なのかを確認することが、最初の一歩です。
ケース1: Safariブックマークの「お気に入り」を整理・削除する方法
ブラウジング中に「後で見よう」と追加したはいいけど、いつの間にかカオス状態になっているSafariのお気に入り。整理してみましょう。
個別に削除する手順(iOS 17以前とiOS 18以降で少し異なります)
最新のiOS 18ではSafariのインターフェースが少し変わりました。お使いのバージョンに合わせて確認してください。
- iOS 18の場合:
- Safariアプリを開きます。
- 画面右下の「…」(縦三点リーダー)マークをタップ。
- メニューから「ブックマーク」を選択。
- 「お気に入り」フォルダを開きます。
- 画面右上の「…」をタップし、「ブックマークを選択」を選びます。
- 削除したいサイトにチェックを入れ、下部のゴミ箱アイコンをタップして削除します。
- iOS 17以前の場合:
- Safariアプリを開きます。
- 画面下部のブックマークアイコン(本の形)をタップ。
- フォルダ一覧から「お気に入り」を開きます。
- 画面右上の「編集」をタップ。
- 削除したいサイトの左側に現れる赤い丸(-マーク)をタップし、「削除」を確認します。
複数まとめて削除したいときは?
残念ながら、Safariアプリ内だけでは「お気に入りフォルダを丸ごと全削除」する公式の機能はありません。しかし、複数選択してまとめて消すことは可能です。
上記の「ブックマークを選択」または「編集」モードに入った状態で、消したい項目を複数選び、まとめてゴミ箱アイコンや削除ボタンを押せばOKです。少しずつ整理していきましょう。
ここがポイント! Safariお気に入り削除の注意点
- 同期に注意: iCloudのSafari同期がオンになっていると、iphoneで削除したブックマークは、あなたのiPadやMacなど他のAppleデバイスからも同期されて消えます。逆に、他のデバイスで削除していないブックマークが再び現れることもあるので、全ての端末で整理するのが確実です。
- ホーム画面のブックマークは別物: サイトを「ホーム画面に追加」したアイコンは、ブックマークとは別扱いです。削除するには、ホーム画面上でそのアイコンを長押しし、「ホーム画面から削除」を選びます。
ケース2: 写真アプリの「お気に入り」から写真を外す方法
写真に付けたハートマークを解除したい、アルバムをすっきりさせたい時の操作です。
基本的な手順:ハートマークを解除する
写真アプリの「お気に入り」アルバムは、ハートマークをつけた写真が自動的に集まる“表示場所”に過ぎません。ここから写真を消すとは、つまりハートマークを外すことです。
- 「写真」アプリを開き、「アルバム」タブを選択。
- 「ユーティリティ」セクションにある「お気に入り」アルバムを開きます。
- 外したい写真を1枚タップして表示させます。
- 画面下部のツールバーにある、塗りつぶされたハートアイコンをタップします。アイコンの色が薄くなれば、解除完了です。
- この写真は「お気に入り」アルバムから消え、「ライブラリ」や他のアルバムにはそのまま残ります。
複数枚まとめて外したいときは、アルバム内で「選択」をタップし、写真を選んでから下部の「…」メニューから「お気に入りから削除」を選択できます。
大きな勘違い:お気に入りから外しても、ストレージは空きません
これは非常に重要です。ハートマークを外すことは、「お気に入り」というタグを外すだけで、写真そのものを消去する行為ではありません。
iPhoneのストレージ(容量)を空けたくてこの操作をする人は多いですが、残念ながら効果はゼロです。ストレージを空けるには、写真を選択して「削除」を選び、「最近削除した項目」アルバムからも完全に消去する必要があります。
ケース3: 連絡先やマップなどの「お気に入り」を削除
その他のアプリで使われる「お気に入り」機能も確認しておきましょう。
- 連絡先の「よく使う連絡先」を削除:
- 「電話」アプリを開き、「連絡先」タブを選びます。
- 上部の「よく使う連絡先」セクションを開きます。
- 右上の「編集」をタップ。
- 削除したい連絡先の左側に現れる赤いマイナスアイコンをタップし、「削除」を確認します。
これは「よく使うリスト」からの削除なので、連絡先そのものがアドレス帳から消えるわけではありません。
- マップの「お気に入り」場所を削除:
- 「マップ」アプリを開きます。
- 下部の「マイガイド」をタップ。
- 「お気に入り」を開くと、登録した場所のリストがあります。
- 削除したい場所を左にスワイプすると、「削除」ボタンが現れます。
トラブルシューティング:それでもうまくいかないときの対処法
「手順通りやったのに、お気に入りが消えない・また出てくる」そんな時は以下の原因が考えられます。
1. iCloud同期が原因で「復活」する場合
これが一番多いパターンです。例えば、古いiPhoneで削除し忘れたブックマークが、iCloudを通じて今のiphoneに再度ダウンロードされてしまうことがあります。
確認と対処法:
「設定」→ 上部の自分の名前 → 「iCloud」と進み、「iCloudに保存されているデータ」の一覧で「Safari」のスイッチがオンになっているか確認します。すべてのデバイスで整理を済ませた後、一度このスイッチをオフにし(「iCloudから削除」を選択)、再びオンにすると、同期データがクリーンアップされる場合があります。
2. 空の「お気に入り」フォルダが消せない場合
Safariで内容を全部削除したのに、空の「お気に入り」フォルダ自体がブックマークリストに残ることがあります。編集モードにしてもマイナス記号(-)が表示されず、削除できない状態です。
対処法:
この場合、Safariのデータをリセットしてみましょう。「設定」アプリ → 「Safari」 → 一番下までスクロールして「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。これでブックマーク自体は消えませんが、キャッシュがクリアされ、表示の問題が解決することがあります。
スマートな整理のコツとまとめ
iPhoneの「お気に入り」削除は、一筋縄ではいきませんが、仕組みさえ分かれば対応できます。最後に、整理をラクにするコツをまとめます。
- 定期的な見直しを習慣に: 年末や季節の変わり目など、定期的にブックマークや写真のお気に入りを見直す時間を作ると、あとがラクです。
- 「フォルダ分け」を活用: Safariでは「お気に入り」フォルダ内に「仕事」「趣味」などのサブフォルダを作成して分類すると、管理しやすくなります。
- 目的をハッキリさせる: 単にリストが煩わしいから消したいのか、それとも根本的にストレージを空けたいのか。目的によって(写真の場合)ハートマークを外すのか、写真自体を削除するのか、手段が変わります。
いかがでしたか? iPhoneの「お気に入り」は便利ですが、使わないものはこまめに整理して、快適なデジタルライフを送りたいものです。
最初にお伝えしたように、「お気に入り」は一つじゃありません。Safari、写真、連絡先…。自分が今、どこの整理をしたいのかを確認することが、iPhone「お気に入り」削除を成功させる第一歩です。この記事が、あなたのiPhoneライフを少しでもすっきりと整えるお手伝いになれば幸いです。
